See-Dコンテスト、最終プレゼン

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See-Dについて (資料1)はこの1年間にわたって活動をしてきました。

ご案内のように、今回は「東チモール」が課題でした。今回はその1年の最終発表会(twitterもあります)です。学生チーム、社会人チームなどのコンテスト、なかなか苦労したのが見て取れます。前回に続いてGRIPSで、日曜日に開催しました。

知恵を絞り、苦労を味わいながらの成果の発表。多くのコメントをもらい、実際に成功するのはなかなか時間もかかり、難しいこと思いますが、いい経験になっていると思います。

この体験を通して、一人ひとりが、これからグローバル世界という意識を持ちながら育ってくれると期待します。 

福沢諭吉記念文明塾; 若者達との楽しい対話

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Change-the-World の青木信之さん撮影)

福沢諭吉は近代日本が輩出した、私の尊敬する人物の一人です。

私のこのサイトでも「福沢諭吉」でサーチするといくつか出てきます。それらをいくつかまとめたものに私の書評、「混迷の未来を見通した福沢諭吉の大局観」 もあります。

この慶応義塾を設立した福沢先生の名前の「福沢文明塾」、「リーダーシップ」にお招きを受けました。田村次朗 さんの司会です。

参加者の半分ほどが学生さん、後は若手の社会人ですが、全体の半分ほどが女性だったのはうれしい驚きでした。

セッションビデオ」を見ることも出来ます。

「3.11」に始まる現在の危機、この認識と背景、そして「世界観を持ったリーダー」、といった枠組みでお話をしました。途中で参加者がグループで議論、私への質問、という組み立てでした。

若者達との活発な対話は本当に楽しい時間です。

 

TEDxTokyo 2011

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2009年に始まったTEDxTokyo資料1)。今年で3年目を迎えました。

この親組織に当たるTEDについてもいくつか報告資料1)しています。

でも、今年は「3.11」の後なので、急遽、テーマを変更。素晴らしい集まりになりました。

参加していただいた皆さんも、とても楽しんでいただけたし、また、これからの日本への期待が、少しずつにでも出てきたのではないかと思います。

プログラムもウェブ(このサイトで’TEDxTokyo2011’ でサーチしてみるとか、、)で見ることが出来ます。皆さんのお好みはそれぞれだと思いますが、個人的な好みもありますが、私が特に楽しめたのは、例えば;

Black A Yo Yo
Dr Ueno
Gunter Pauli
Kathy Matsui
などなど。

皆さんも、一人ひとり楽しんでください。

企画、実行を預かるTodd and Patrick、この開催には100人を超える素晴らしいvolunteersの活躍がありました。

ありがとうみんな。

 

 

 

 

日本の将来へ向けて、それはこの一手から

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「3.11」は、その衝撃の大きさ、またFukushimaの国際社会での重要性からも、世界の注目を一身に集めました。

でもそれは、世界ではせいぜいはじめの1-2週間。日本の強さと弱さをすっかり世界に見せてしまったことは、このポストでも何回か (資料1)、また新聞など資料1)でも指摘しているところです。

海外のニュースはFukushimaをはじめほとんどマイナーです。世界のニュースをフォローすれば政府が何を言っても「言い訳」としか取られていないのは、明白です。

では、どうしたらこの国家全体の信頼を回復できるだろうか、ここが大事です。国内メデイアなどで見るところでは、この点での日本の「リーダー」の意見、発言がほとんど見られません。

国家の信頼がこの危機的状況では、過去の事例に学ぶのもいいでしょう。ですが、要は「リーダーたる人」たちの識見と決断、何をするべきか、なのです。ヘンなプライドなどはどうでもいいことなのです。

その基本はどれだけ国民のことを考えているのか、この一点に尽きるのです。政府にしても、企業にしても同じことです。

それは、Fukushima原発については、政府とは完全に「独立」した「国際的」タスクフォースを、政府、あるいは議会が発足させることです。それをしない限り、日本の信頼は回復へ向くことは始まらない、と断言できます。

これに関しては、Obama大統領に対する3月25日付けのNatural Resources Defense Councilなどの文書でも見てとれます。

「風評被害」にしても、このステップからでないと、なかなか信用回復は始まらないでしょう。英国の1886年に始まったBSEと政府の信用失墜の回復に20年以上もかかっていることからも、学ぶべきことは多いのです。「独立」した、「外」(国際的信頼のある)の特別委員会です。そして、すばやい情報の全面公開です、これがかなり遅れてしまっています。

最近、上のような趣旨をこの図とともに、民主党の議員さんが開いてくださった会議で(メデイアに公開の会)でお話しました。同様の考えは、かなりの国会議員も意識しておられます。

世界が注目しているのです、日本は’Fukushima’ を「事故の教訓を世界の共通財産に」する気がないのか、と。

 

WEFのRisk Response Network: 世界が注目する日本の対応

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World Economic Forum (ダボス会議) は、ますます相互依存を深めつつ、一方で多くのリスクの広がりが進む世界での「危険」について議論し、その対応を構築しようと「Risk Response Network (RRN)」 資料1)の会合を続けています。

私も参加しているのですが、なんと今回の「3.11」の大震災と原発事故は、そのような大事件が、まさに日本で起こったのです。

4月にNew Yorkで会合があり、5月18日には、特別に今回の大災害の日本の対応にフォーカスしたWorkshopが、東京で開催されました。

多くの方の参加、まだ枝野官房長官の挨拶等がありました。会議の要約 、また関連資料資料1)、などいろいろと見ることが出来ます。RRNのCOOであるKevin Steinbergのサマリー も見ることが出来ます。

この3日間に、この公開の会合に加えて、いろいろな主要人物との面談、議論の場がもたれました。

日本の対応は世界注目の的です。

 

原発事故の教訓を世界の共通財産に

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今回の大災害、三陸の被災地の方達のご苦労はまだまだ続きます。時間はかかりますが、できるだけ最低限でも早い日常生活の回復へ向けた政策が進むことを期待します。

それに加えて、今回の原発は大変な事故です。世界が注目しています。10年などよりはるかに長く、大きな課題を突きつけています。原発を増やす方向へ世界が動いていたわけですから、世界からの注目はいっそうのものがあります。

最近、公明党の斉藤鉄夫幹事長代理 との対談 が出ましたので紹介します。今するべき「もっとも大事なこと」も提示してあります。

タイトルは「危機を乗り越え、世界に貢献する日本へ」、サブタイトルは「原発事故の教訓を世界の共通財産に」というものです。

中見出しは;
1. 日本の本当の姿
2. 危機に弱いリーダー
3. 震災復興の青写真
4. 世界の中の日本

今するべき「もっとも大事なこと」も最後に提示してあります。

私の意見は、基本的にこのサイトでも繰り返し出ていますので、ご理解いただけると思いますが、いくつかの例をご紹介しますと;
http://bit.ly/isIrsA 
https://kiyoshikurokawa.com/wp-content/uploads/typepad/201103301040.pdfhttp://bit.ly/jtSIpw 、http://bit.ly/g2YwVU 、http://bit.ly/jKPZo1http://bit.ly/lFdQH5 

日本が世界の一大リスク因子になっていること、その理由、というメッセージも加えてあります。

 

St Gallen Symposium

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St Gallenの街の風景写真はここ

Washington DCから、London Heathrow経由でZurichへ、そこから車で約50分、11日の午後4時頃に、美しいSt Gallenの街 に到着。5月のスイスはきれいだし、天気も素晴らしいです(最も夜は雨、12日も曇りと雨)。しばらく街を散歩、マーケットではちょうどアスパラガスが季節です。夕方から、レセプションへ。

St Gallen Symposium 2007 、2008年 に参加,今年は3回目です。St Gallen大学の学生さんたちによって運営され、今年で41年目を迎えます。

世界のビジネスや各界のリーダーをお招きして、若者達との交流を図ろうという意欲的な企画です。去年から参加の学生さんたちが学部生から大学院生ともう少し上の30歳程度までの若者になり、特に「Future Leaders」という若者たちも参加します。

このところ日本の学生の参加も少しずつ増えて、うれしいことです。参加は英語のエッセイ で選ばれます。外国からの日本への留学生も、「日本枠」でかなり参加します、いいことですね。

ホストはSt Gallenの学部生たちで、皆きちんとした身なりで、礼儀正しく、対応もキビキビしていて、とても感じのいい雰囲気です。

このような企画をするなかで、学生さんたちが多くの世界のリーダーに出会い、また同世代のリーダーになっていく人たちとの交流の機会を持つことは、視野を広げ、違いを知り、自分の目標に気が付くなどなど、本当に素晴らしいことです。

今回のテーマは「Just Power」 (資料1)。

私は出番は1日目のWork Session2; What values for a world out of joint?  大枠を20分ほど話して、後は対話形式にしたので、大いにもりあがって、皆さんと楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2つほどインタヴューを受け、またデイナーの後も若い人たちと夜遅く (午前1時ごろ、、)まで話が弾み、楽しい時間を過ごすことが出来ました。私の活動は、出来るだけ若い人中心に、と心がけています。

いろいろ素晴らしいパネルなどたくさんありましたが、12日午前の「On-on-one: Ribal Al-Assad」 、13日最初の2つParag Khanna の「Mega-Diplomacy」と、パネル「War and Peace at Edgy Times」 がとても学ぶことが多かったように思いました。

Khannaさん (資料1)とは奥さんとも、東京で去年インタヴューを受けましたが、2人とも「ジャーナリスト」というか研究者で、なかなかすごいカップルです。今年の初めに「How to Run the World: Charting a Course to the Next Renaissance」   という本を出し、これが評判になっているのです。勿論、私もすぐに買いました。つい1ヶ月ほど前にも彼とメールでやり取りしていたので、St Gallenで会うとは思っていなかったので、お互いにびっくりしました。

その次のパネルは、パネリストの皆さんが少々しゃべりすぎで、司会が困っているところもいいのですが、特に平和交渉で実績あるGaltungsさんが素晴らしかったです。こういう方が何人も出てくる国Norwayは、すごいと思います。私もGlobal HealthのGodalさんほか何人かの方を存じていますが、Brundtrandさんなどはじめ、多くの国際的に難しいことに長い間の貢献を続け、「国際的な場のリーダー」になっている方が、人口を考えても多いように思えます。いうなれば、緒方貞子さんのような方が50-100人ほどおられても、いいのではないか、ということです。Nobel平和賞の授与機構のある故(ゆえ)なのか、またこのような活動をする伝統があるからなのか、、。

ところで、このような会議でのこれらの方々の話の内容、その表現、特にウイットのある受け答えなど、皆とても上手ですし、質疑のやり取りなど、とても参考になります。自分が出来るかどうかは別として、若いときにこういう現場に居合わせることは、自分の目標を考え、同じ年代でも素晴らしい仲間のいることを感じ取るのにも、とても素晴らしいことです。いくつも機会はあるのですから、機会を捉えて、ドンドン広い世界に、外の世界に出ることをお勧めします。

St Gallen Sumposiumサイトをいろいろ探り、めぐり、ビデオ、写真などを、楽しんでください。

私は、心残りでしたが、第2日目の午前でサヨナラして、帰国の途に着きました。

 

Washington DCで: 30時間の充実した訪問

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Golden Week明け早々の5月9日(月)、Washington DCへ向かいました。同じ日付けの午後2時近くに到着、早速Hotelへ。着替えなどちょっと一休みして、Carnegie Institution of Scienceへ、以前からの友人でもあるDr Richard Meserveさん(資料1)との面会です。米国の原子力政策の重要人物の1人ですし、福島原発関係のことなどです。先日も参議院の藤田議員が訪問したばかりです。

40分ほどで、次はCSISへ向かいました。ここでは先日も報告した私達HGPI との共同作業資料1)(ビデオはここ)の進捗の打ち合わせ、そして先日4月20日に発表されたCSISによる「‘3.11’以後の日本再興プラン」 の協力などの打ち合わせです。

1時間ほどで、National Academies of Sciencesへ。Drs Michael Clegg (Foreign Secretary)、John Boright (Executive Director, International Affairs)、 Kevin Crowley (Senior Board Director, Nuclear and Radiation Studies Board), Richard Bissell (Executive Director, Policy and Global Affairs Division)という 原子力、国際関係の専門家、担当者を入れての議論が中心です。Michael CleggもJohn Borightも、この10年ほど、科学者の行動がグローバル時代へ政策提言も含めて動き出した、私が日本学術会議副会長、会長時代からの付き合いが長く、お互いに時々連絡などしているので、今回の訪問の要件をよく理解してくれており、とてもいい議論が出来ました。このような個人的な、相互の信頼関係を築いていることが、いざという時にとても大事なことなのです。

いろいろ難しい課題はありますが、今回の福島原発の問題は、世界での大関心事であるだけでなく、危機管理とその対応、放射線の健康、環境、農業や工業製品への影響、さらに海洋への放出対策など含めて、日本の対応全体が世界中に観察されているのです。「予測できない」事が起こったときこそ、その対応は国の信用の根幹なのです。

このような状況には、国際的な専門家による諮問会議の設置は、国家の信用に欠かせない時代であり、きわめて大事な政治のプロセスなのです。

1980年代に始まった英国のBSE問題でも、結局はEUの科学委員会への諮問とその結果を待つまで、結局のところ英国の信用回復には20年近くの年月を必要としたのです。

グローバル時代、国際的にも相互信頼がますます重要になる中で、今回の原発の対応とそのプロセスの透明性、客観性が極めて大事な時代になっているのに、どうも日本の政府も大企業も、そしてメデイアも、科学者たちも、そのような認識に著しく欠けています。だから、世界から見て信頼される、スピード感のある対応とその決断が出来ない、国内から見た、場当たり的な政策しかでてこない、としか思えないのです。それが世界中で認識され、あっという間に、国家の信頼と、産業などへの風評が広がっている大きな原因のひとつなのです。

翌日は朝7時からWashington DC の藤崎駐米大使と朝食、その後は高齢社会Think Tank10数人の専門家グループの議論に1日参加。さらに昼食は、ちょうどJohannesburgからDulles空港に到着したばかりのProject Hopeを引っ張るPresidentのDr John Howe、 さらに先週まで日本で一緒だった、Drs Darrel Porr and Frederic Gerber (Dr GerberもJohannesburgから直行) を迎えて、藤崎大使のお招きで、短い時間でしたが、楽しい会話のひと時を持つことが出来ました。

再び会議へ戻り、私の話題提供、会議終了直前の夕方5時にDulles空港へ、London経由、Zurich、そこからSt Gallenへ向けて出発しました。

たった30時間ほどのDC滞在でしたが、とても忙しく、しかし、きわめて充実した時間をすごすことが出来ました。藤崎大使ほかに日本大使館ほかの方達に、大変お世話になりました。

この旅が、今の日本の状況に対して役に立てることになるといいのですが、、。

 

日本のエリートたちのひ弱さ、「リーダーの作り方」

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「3.11」の大災害以来、息を飲んで世界が日本を見つめていました。私は結構きついことを、日本のこのblogで発信 (資料1) しています。しかし、これらのコメントは、従来から私が指摘していたことで、いまさらのことですが、今回の福島原発の対応で、世界に知れ渡ってしまった、日本の弱みでもあるのです。

原発以外には、このところ世界のニュースにはあまりでなくなりましたが、、。

科学者の対応もかなり信用を落としました。日本語でしゃべっていても、皆さん世界中に知れ渡っているのです。いろいろ事情はあるのでしょうが、特に原発についての発言では大変に頼りないものだった、というのが評価でしょうね。いろいろ事情があるのはわかるのですが、、。

5月9日の日経朝刊に私のコメントが出ています。読んでみて、ちょっと考えていただけるとうれしいです。何人もの方からメールなどをいただきました。

ちょっと以前にも私の発言が引用されている記事が、やはり日経に掲載されていましたので、これも紹介します。

Golden Weekが終わり、Washington DC、そしてSt Gallenへ

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私といえば、8日の日曜日にも何人かの方たちの会合を重ね、まったく休みのない「Golden Week」となってしまいました。

9日の月曜日は朝から成田へ向かい、到着するなり、Washington DCの午後はいろいろな方との面会と、夜はレセプション。いやいや、忙しいというか、もう少し時間が欲しいです。しかし、これも特に今のような日本にとっては、とても大事な役割かと思って、言ってみれば、「グローバルフリーター」みたいなことをしているのです。

Washington DCの2日目、10日には「Ageing and Health」のシンクタンク活動の「Brain-storming」、私も30分ほどのプレゼン。終了早々に空港へ向かい、London経由でZurichへ。St Gallen Sympoium資料1)へ向かいます。

天気がよさそうなのが、唯一の楽しみ、といった感じでしょうか。やたらと詰まった日程です。