Chatham Houseで: G8からG20へ、健康と開発の課題

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写真提供:NHK Asian Voice日本医療政策機構

ロンドンのChatham House といえば王立国際問題研究所 The Royal Institute of International Affairs といわれる世界でも有数な国際問題関係のThink Tankであり、デイベートの場であり、しばしば「Chatham House Rule」  といわれる原則でもよく知られています。

このChatham Houseと米国ワシントンDCのThink Tank、国際戦略研究所 CSIS (Center for Strategic and International Studies) (資料1) 、 と、私たちの日本医療政策機構  Health Policy Institute Japan が、この1年ほどかけて準備してきたのが、今回6月30日にChatham Houseで開催された会議です。この会議は、その数日前にCanadaで開催されたG8 Summitのタイミングを受けてのもので、「Global Health: What’s next for the G20? Investing in health and development」 がテーマです。

Agendaパネル参加者後援 などすばらしいと思います。全体で200人ほどの方がお見えになりました。日本からは政府代表として尾身 茂 前WHO西太平洋事務局長が出席、日本大使館からも岡公使ほか、またJETROからも来てくださいました。NHKも取材にきてくれました。ありがとうございました。

このように、政府ではなく、独立したThink Tankなどが主催し、グローバルなアジェンダ設定する会議を組織し、議論をまとめていくのは、これからの世界ではとても大事なプロセスですし、また参加することはとてもいい経験になります。私も1日の議論を聞きながら、最後のまとめの役割でした。この会議の成果をどのような形にするか、次に何をするか、これもつめています。

このようなことは言うのは簡単ですが、ここまでくるのもとても大変です。このような企画を私たちがいろいろ工夫しながら進めていることは、このサイトでも何回かメッセージ (資料1)を書きましたし、また報告などを出しているところです。一番大事なことは、グローバル世界では、そのような「世界の仲間たち」の中での「個人」としての信用の構築がもっとも大事なことなのです。

従来の日本ではこのような役割は関係省庁、つまりは政府、役所のことであり、あるい産業界では大企業などのことであろうか、と多くの国民もそのように思い込んでいたところに日本の基本的問題のひとつがあると考えています。いってみれば、まだまだ「市民社会」Civil Societyになっていない、ということです。

「お上に」頼らない、独立した個人の活動と信頼が、特に「グローバル」な「フラット」な世界では、いかに大事なのか、しっかりと認識し、活動できる人材を一人でも多く育てたいものです。

 

Harvard大学関係へのCommentaryなど

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今年のことですが1月5月 (資
料1)
の2度ほどHarvard大学関係の活動に参加しました。

1月の会議は何か出版されたわけではありませんが、5月の会議 の報告はChatham House Rule で参加者内部の文書として作成されました。参加者の一人の栗原さんが「黒川教授の話で笑ってしまった、、」(p.3 の左カラム) と書いていますが、私にとっては「うれしい名誉」なことです。

この部分の短い記述がありますのでここで以下に紹介します。

Session 2: Biotech Models for Development
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‘Panelist Kiyoshi Kurokawa, National Graduate Institute for Policy Studies, Japan, addressed the issue of biotechnology by first delineating some key issues related to its development ? globalization, food and water, environment, and biodiversity ? and then discussing some of the challenges facing countries interested in advancing biotech. Citing Ghana and Botswana as examples, Kurokawa argued that developing countries have little need for the newest and most scientifically intricate technologies, like genetic recombination. Rather, they need simple technologies that can be used to improve the quality of life for local people.

Kurokawa advocated the deployment of existing technology to address the most severe of world crises, like food and water shortage. Such use of technology could also result in bottom-up growth and benefit social entrepreneurs. Again emphasizing the local, Kurokawa further argued that biotech enterprises should also consider how “indigenous knowledge” might propel new developments in biotechnology. Local remedies, like the use of bark to treat malaria in China or of aspirin, have the potential to help biotechnology better address the “big needs” of the world today.’
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‘In the discussion that followed, Kurokawa re-emphasized his position that while frontier science contributes important discoveries, these discoveries should be shared and there should be a collective effort to apply new advancements to the betterment of the human condition.’

もうひとつは、Harvard Asia Center の発行する「Harvard Asia Quarterly」  に依頼された原稿で友人のWilliam Saitoさん と書いた以下のタイトルとサマリーのCommentaryです。

Global Climate Change:
The Interconnection with Medical Technology and Health Care

Medicine, along with culture and technology, can both cause and resolve the problem of climate change. Medicine has helped reduce infant mortality and increase longevity, thus contributing to overpopulation which results in excessive pollution and resource consumption. But it can also help solve these problems by providing better forms of contraception and education.

原稿の全体は約7,000 wordsとちょっと長いですが、時間のあるときにでも読んでいただければ幸甚です。

ソウルでアジア太平洋腎臓学会

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先日も、久しぶりに国際腎臓学会の活動 にちょっとだけでしたが参加したことをお伝えしました。

6月1日夜、Dohaから帰国。翌日は慶応大学の矢上キャンパスで、去年に続いてSONY寄附講座の所 眞理雄教授のイノベーションシリーズ の講師をしました。翌日3日、いくつかの用事を済ませてソウルへ向かい、COEX で開催されたアジア太平洋腎臓学会 (資料1)に参加し、まずOpening Plenaryの司会を会長のHo Yung LEE教授と務めました。

久しぶりに多くのアジア太平洋諸国の方々や、欧米の参加者ともお会いでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。私は国際腎臓学会の理事、理事長時代にはせっせと世界中へ出かけていましたので、当時お会いした若い人たちが、大きく成長してそれぞれの国、世界の場でもリーダーになっている方たちも多く、久しぶりにお会いできてとても嬉しい時間をすごせました。私事ですが、前回、2年前ですがありがたいことにこの学会に新しく設置された「Priscilla Kincaid-Smith Award」 の第1回を受賞しました。彼女はAustraliaを代表する医学者であり、特に世界的に腎臓学の発展に大きく貢献され、国際腎臓学会でもアジア太平洋では始めて理事長(しかも女性としても)になられた方です。私も多くの機会に昵懇にさせていただいていました。

会長招宴はWalkerhill Hilton  の別館(韓国テレビで人気だった「Hotelier」 の舞台のひとつAston House の庭(ウェブ上でも写真が楽しめます)で、ここは南北首脳会談のために建設されたとか。多くの友人と歓談の時を持つことができました。

学会は途中で失礼して、7日にIncheon飛行場 からNew YorkのJFKへ、14時間のフライトでした。

日英米韓国、ガン臨床治験会議 ?その報告

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5月29日付けで日英米韓国のガン臨床治験会議を開催したことを報告しました。

その報告が「医療政策機構」のホームページ に出ています。

どのセッションも充実していましたが、日本側からすると注目したいのは、韓国の臨床治験のこの数年での急速な国際化と急成長です。プレナリーセッション の3番目 (最初が厚生労働省の宮田さん、ついでPMDAの近藤理事長) の韓国のソウル大学のYung-Je Bang教授のスライド (特に後半に出てくる図、#7以下です)で見て取ることができます。特にガンの治験は治験の主力になっています。

これらの急速な変化は、政府、大学、医療界、企業等々の関係者の協力と思い切った集中と選択、さらに国際化(国際システムの導入)などの決断と実行力に負うところが大きいように思います。

日本もどんどん国際的な治験に、早期のフェーズから同時進行の形で積極的に参加するのが一番早そうです。これを推進するのには患者さんと家族の理解と協力と圧力が大事でしょう。

いわゆる「Drug Lag」は審査機構ばかりでなく、企業の決断と臨床治験でのスピードも大事な要因です。

日英米韓国、ガン臨床治験会議

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すがすがしい天気の5月25日、英国大使館で日英米韓の4カ国でガンの臨床治験についての会議を開催しました。開会には主催者を代表して英国大使Warrenさん、米国大使Roosさん(大使館サイトの「News from the Embassy」、5月27日付)、韓国は大使館から黄 淳澤(Hwang, Soon-Taik)公使がご挨拶、そして私が医療政策機構を代表し、最後に日本対がん協会ほほえみ大使のAgnes Chanさん。

臨床治験についてはこの20年、日欧米の3極協議(ICH: International Conference on Harnomization) が続けられていたところですが、いつも日本の遅れが指摘され、いろいろ対応がとられ、ごく最近までも国内では「Drug Lag」などが指摘されていたところです。

最近では、台頭するアジアなどと急成長する市場を背景に世界の様相も急激に変化しています。米国の当局FDAはかなり前から中国、インドなどの当局に人材を送り込み、指導、人材育成などを通して、これらの成長市場の臨床治験、新薬許認可システムを共通化する試みなどを始めています。ヴィジョンを持った戦略的思考と行動というべきでしょう。欧州もどんどん進出していますし、「アジアの核」となるべく活動の展開にいとまがありません。

今回の発表でも、韓国の急変は目覚しいです。英米韓国からそれぞれの専門家が、日本からも医薬品医療機器総合機構PMDA 、厚生労働省が参加しました。わが国の政府も「ライフイノベーション」という成長戦略を掲げていますが、どんな戦略的政策が描けるでしょうか。

この会議のプログラム、参加者、資料、報告などは「医療政策機構」サイトに近日中に掲載されますので、そのときにまた改めて報告します。

トロントの4日、米国内科学会、トロント大学など

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4月21日、トロント入り。去年の5月、10月以来の訪問です。米国内科学会年次総会に参加です。私は日本支部長 (資料1)なのですが、この何年かは日程が立て込んでいて欠席続きで、上野副支部長が出席されていて本当にありがたいことです。久しぶりの出席でしたが多くの旧友、新しいリーダーたちにもお会いする機会になりました。このような機会はとてもうれしいものです。

日本支部は南北アメリカ大陸の外では唯一の支部ですが、私たちの活動は本部をはじめとしで皆さんによく知られています。今年も2年続けてですが、表彰されました。 特に女性医師の活動に焦点を当てた委員会プロフェショナリズム委員会 の活躍、そして研修医、学生会員を増やしながら臨床教育活動を引っ張る若手医師たちのおかげです。

新しい7人のフェロー(FACP)、次期日本支部長の小林さんがマスターへ(MACP)、日本内科学会理事長の寺本さんが名誉フェローなど、その式典を含めて、皆さんと楽しいひと時を共有できました。偶然なのですが、日本の医局制度を「脱藩」してこちらで活躍する日本の若手医師にもお会いすることができました。亀田病院の研修医のポスターが発表に選ばれ、参加してくれています。これらの活動も今回の表彰を受けています。指導に当たった小原さんたちも参加、本当にうれしいことです。

プログラムでは臨床の課題である診療、教育、研修などを中心としたものが多く、皆さんとても熱心です。開会式では国境なき医師団 (資料1)で活躍するDr James Orbinskiさんの特別講演「Equity and Global Health」がとてもすばらしく、皆さんの感動を誘いました。

いろいろな委員会、レセプション、プログラムなどの合間に、Toronto大学へ出かけてDr David Naylor学長と1年ぶりの歓談 (金曜日5時、最後のアポだったので2人でちょっと1杯しながら話が弾みました)、Munk School of Global Affairs とGRIPSとの共同プロジェクトの打ち合わせ、MARSでDr Peter SingerとGlobal Health新プロジェクトの進行状況(私も参加していますので、、、5月23日に公式の記者発表の予定)、Gairdner財団のDr John Dirks (資料1)などとお会いしました。

前回ポストした朝日新聞「Globe」の「カナダ特集」 のことも話題にしました。この朝日新聞のすばらしい特集が英語にならないのは本当にもったいないことです。

トロントは4日とも雲ひとつない快晴、この素敵な街ですごしました。CN Tower に昇ってきました。上からの写真もお見せします。

新しい息吹きと遭遇のいろいろ

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4月になって、いろいろ新しい社会への動きを感じる機会がありました。

若いとき、南アフリカのアパルトヘイトからの道のりにもかかわった感動的な経験から、紛争、対立の対話の推進などの活動を進めるReos PartnersKahenaさんとLeanne Grilloさんを迎えて、いわゆる広い意味での「社会変革イノベーション」についてのお話を聞く機会です。このウェブサイトから伺い知れるように、多様な、多くの利害関係者の中での難しい状況の経験を通した、何かとても大事な基本的なスタンスをお聞きすることができました。

お招きを受け集まったのは10数人ほど。半分は女性ですが、「単線路線」の方はおられませんでした。残りの男性たちも「単線路線」よりは、海外も含めて多彩なキャリアで活動してきた方たちで、社会をよくしたいと、いろいろ活動しておられる方たちです。少数派の「単線路線」のかたでも、実際に組織とは離れて社会活動もされている方たちです。 SoL (Society for Organizational Learning)の日本支部として活躍している方たちの主催です。

いろいろ理由を言いながら変われない日本の中で、社会を変えよう、世界を変えようという広い裾野が広がりつつあるのが、個人個人の行動として感じ取れるとても気持ちのいい会合でした。このような方たちとお会いできるのは、素敵なことです。

米国内科学会日本支部年次総会(資料)でも女性医師の問題、「プロフェッショナリズム」を中心に取りあげる活動、症例提示スキルアップなど、若い人たちの活発な参加が目立ついい会に成長してきていると感じます。今回もDr Gremillionさんをはじめとして米国医師、米国研修帰りの医師たちの参加もあって、若い人たちの盛り上がりを感じました。2次会、3次会にも参加しましたが、学生さん、研修医のみなさんも含めて、若い人たちが大いに盛り上がりました。ありがとう。

久しぶりに国際腎臓学会主催の集まり「Nexus」に少しの時間ですが出席でき、世界の旧友、新しい人たちとの時間をすごせました。

これからの人たちが、若いときから広い世界とつながることを大事にしながら、日本社会で、また世界でのキャリアをつんでいく選択も意識できる、その能力を高めていくことができると、これからの日本にとっても素敵なことでしょう。

いろいろな場を通じて、これからフラットな世界での、そして新しい世界の価値を見出そうとしている日本を担っていく人たちとお会いし、若者たちが育っているのを感じ取れることはすばらしいことです。

 

ガーナから-3

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10日は、まずAccra郊外にあるAchimota病院 (写真)へ。ここは英国植民地時代1927年設立、Ghanaの超名門Achimota学校の広い敷地内にあります。この学校の校章にあるように高い理想と、この時代に英国人もアフリカ人も一緒、男女共学という革新的な思想でできていて、多くの人材を輩出しています。病院もこの学校付属の診療所だったそうです。独立後の3人のガーナ大統領を含めて多くのアフリカのリーダーを育てています。どの時代でも大きく将来を見据えた人材育成こそがいつの時代でも、最も重要であることを思い起こさせます。

ところで、やはり英国ですね。この敷地内にGolf Courseを作ります。名門Achimota Golf Clubです。英米の名門校にもよく見られます。

院長先生をはじめ(医師は4人とか)、多くの看護師さんが活躍。Computerは診療所全体で1つとか。手術などは市内の大きな病院に移送するとか。毎日、妊婦さんが200人ほど受診するとか。訪問したときに1人赤ちゃんが生まれました。Dr Greenwood, Wereさんもご一緒しましたが、Wereさんは大もてです。Africaのヒロインですから。

そこから日本が設立した「Noguchi Memorial Institute for Medical Research」(このサイトのトップに私たちの訪問の写真が出ています)。これは近郊のLegonにある広大なUniversity of Ghana (資料) のなかにあります。東京大学、医科歯科大学から先生がHIV/AIDS、H1N1などの研究にも参加しています。頼もしい限りです。研究所の見学、討論などとても活発で、楽しかったです。

昼食時に空を見上げると、なんと頭の真上にある太陽の周りを丸く囲んだ「虹 Circle Rainbow;
暈(かさ)Halo」(写真)が出ていました。

ここに別れを告げて、次は82年前に野口英世が研究していた研究室へ。皇太子殿下も訪問されたばかりです。University of Ghanaキャンパスとは別にAccra市内にある大学病院敷地の一部にあります。1993年にここをご訪問された高円宮殿下、妃殿下のご記帳があります。今から80年前は、ここはどんなところだったでしょうね。でも、野口博士からNew York Cityの野口夫人への電報も展示されています。これが現在でも「鎖国の日本」の例として私が指摘している「Western Union」 です。もちろん今回の旅でもGhana、Botswanaでも町の中で「Western Union」を見かけます。日本ほか世界の4カ国にだけにこのサービスがないのです。実に異常です。

夕方に片上大使にお招きを受け、大使館で夕食をいただきました。大使館の庭も広くとても素敵でした。この日はそれほど暑くなく、快適でした。食後酒にはご当地の名物「Takai」。Tia Mariaのような味、おいしいので、つい飲み過ぎそう。

ところで、Ghanaはココア生産で有名、主要産業です。最近Off Shoreに石油も見つかりました、日本で有名なチョコレート「Ghana」ですが、ご当地のチョコレートはこの暑さでも溶けないということです。私たちの味覚には合わないそうですが。

夜に飛行場へ、London経由で故国の途に。2晩が機内泊で2月23日に出発した18日の旅を終えます。

ガーナ、アクラから-2: 野口英世アフリカ賞シンポジウム

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3月9日は、1日「Hideyo Noguchi Afriza Prize Symposium」です。会場もこのHotel内の会議場です。

今回の訪問は、このサイトでも何回か報告しましたが、2年前に始まった日本政府の主催する唯一の賞、「野口英世アフリカ賞 資料1)シンポジウム」委員長としてきたのです。皇太子殿下もご臨席です。Sub-Saharaへは初めてのことですが、うれしいことです。第1回の受賞者のDrs Greenwoodさん、Wereさんも参加。

私の開会の挨拶、Ghanaの副大統領John Mahamaさん、そして皇太子殿下のお言葉です。その後、Drs Greenwood、Wereさんの講演と続きます。ここで、皇太子殿下と副大統領はご退席。

午後は活発なパネル、最後にWereさんの主催するUZIMA財団の若者たちが作った「野口英世ものがたり」の「紙芝居」で2人の若者がせりふをつけ、最後にこの2人が詩を朗読する、という感動的な終わり方でした。この最後のセッションをぜひ撮影してUZIMAのホームページに掲載してくれるようWereさんにお願いしました。できたときには「リンク」しましょう。

夕方に皇太子殿下が再度お見えになり、まず演者、パネリスト等に謁見、その後、皆さん参加のレセプションでした。パネリスト日本財団の笹川会長のblog、3月9日分も見てください。

皇太子殿下には、本当にハードスケジュールで大変です。これからの旅先のお疲れが少ないことを願っています。

今回の訪問についてGhanaでも、日本でもいくつかテレビ、新聞、On-lineなどで報道されています。ほかにもあるでしょうが、以下にいくつか紹介します。

Ghana news coverage;
http://www.graphicghana.com/news/page.php?news=6722
http://www.graphicghana.com/news/page.php?news=6705
http://mobile.ghanaweb.com/wap/article.php?ID=176510
http://mobile.ghanaweb.com/wap/article.php?ID=178171
http://www.afriquejet.com/news/africa-news/japanese-crown-prince-urges-int%27l-effort-against-infectious-diseases-2010031045535.html                                          http://www.breitbart.com/article.php?id=D9EB5MCG0&show_article=1

日本:
<Japan Times Online>
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100311a7.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+japantimes+%28The+Japan+Times%3A+All+Stories%29
<皇室ニュース> http://worldtimes.co.jp/today/photonews/100310/100310-1.html
<日刊スポーツ>
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100310-604410.html
<山陰中央新聞>
http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=1030617011
<47 News> http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901000989.html 

ガーナ、アクラから-1

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3月7 日、パリからロンドン経由で夜10時にGhanaの首都Accraに到着。ここは赤道直下、「緯度4゜33’00’’ North、経度0゜12’00’’ West」で、とても「0、0」に近いところです。機内から出たとたん、とても「蒸し暑い」 。海岸沿いの「La Palm Royal Beach Hotel」。宿泊も会場もここです。

今回の訪問は、このサイトでも何回か報告しましたが、2年前に始まった日本政府の主催する唯一の賞、「野口英世アフリカ賞 シンポジウム」委員長としてきたのです。皇太子殿下もご臨席です。Sub-Saharaへは初めてのことですが、うれしいことです。第1回の受賞者のDrs Greenwoodさん、Wereさんも参加。

世界を精力的に駆け回っている日本財団の笹川会長、さらに東京大学の北 潔 教授、久しぶりです。頼もしいですね。

8日は打ち合わせと、今年のCanadaでのG8 Summitでの「Global Health」へのAgendaつくりも視野に入れてNIH Fogerty Program、日本(外務省、厚生労働省、JICA等)、、東京医科歯科大学の太田伸生教授ほか野口研究所にきている日本の研究者、アフリカの関係者などとの議論。

今年1月のダボス会議でHarper首相がG8 Summitで「母子の健康」を打ち上げているのです。日本がホストした2000年の沖縄九州でのGlobal Fund設立提案以来、2008年の洞爺湖サミットでのフォローなど、「Global Health」での日本の貢献はとても大きいのです。特に今年のSummitがG8としては最後かもしれませんし、「MGDs」の進捗状況を考えると、G8 Summitがなくなると「Global Health」はどうなるか、懸念がありますし、、、。

夕方は2人の受賞者、Africa、Ghanaなどの参加者、日本は内閣府、外務省、厚生労働省、JICA関係者とのレセプション。とにかく蒸し暑い。汗がでる。