2009年度科学ジャーナリスト賞

5月14日、科学ジャーナリスト賞の授賞式が東京で行われました。私も審査員の一人として、受賞者の磯部泰弘さん、吉尾杏子さんを紹介する機会がありました。

皆さんそれぞれ力作で、特に楽しかったのが受賞者の言葉でした。ちょっと短かったでけど。作品からは想像もつかないような、受賞者たちのその作品へのいきさつ、思い、そして作者の人柄がうかがえて、楽しい時間でした。

多くの候補作品から選ぶのはとても難しく、またつらいものがあります。大賞の「ダーウィン『種の起源』を読む」は北村雄一さんの作品で、まだ40歳ちょっと。イラストレイターでサイエンスライターだとか。

進化について考え始めたとき、じゃあ「種の起源」でもと読んでみたが、読んでみると理解しにくい。そこで今度は、ダーウィンの書いた英語で読んでみた。しかし、それも難解だ。そこから疑問が次々と出てきて、解説シリーズが始まり、シリーズ3回が終わったところで本にしないかと依頼があったそうです。死ぬような思いで、猛進したそうです。

特に今年がダーウィンの生誕200周年ということで書いたわけではないようです。でも、この仕事量の多さに比べて、収入はせいぜい年に200万円になるかどうか。そんな切実な話でした。本気で真剣に取り組んだのでしょう。こういう方は大変貴重ですね。

皆さんも是非読んでみてください。

この本の英語版を出そう!Jared Diamondを目指そう!これが私の提案です。出版社の方、お願いしますよ。

好機を捉える、大変革のとき。しかし、リーダーはどこに?

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日本の状況はすこぶるよろしくありません。もちろん世界中がよろしくない状況です。変革を起こし、政治、産業、経済、教育等々、将来の展望を皆が模索しているところです。

私の国家ビジョンについては、今年の始めから繰り返し発信していますが、4月25日発売の週刊ダイヤモンドにも「クリーンエネルギー技術を、中国・インドに売り込め!」というインタビュー記事が掲載されました。相変わらず、変われない理由、できない理由を言う人たちばかり。政治家も、産業界でも、リーダーたるものしっかりして欲しいものです。

民主党の党首が鳩山さんになりました。政治はどう動くでしょうか?

日本では公的資金の“投売り的”な補正予算の話ばかりで、もっぱらこれが政局がらみになっています。既得権グループへの“ばら撒き”の様相、または省庁の“つかみ取り”の様相です。将来への展望、ビジョンが示されず、せっかくの大転換のチャンスを捉えていないのです。誰かさんたちの無責任な大笑いが聞こえてきます。

科学技術政策も同じです。降って沸いたような3,000億円の大型補正予算ですが、これを何にどう使うのか?皆さんも良く見ておいてください。オバマ大統領の科学政策とはずいぶん違います。

若者に投資しない国に将来はありません。グローバル時代へ向かう若者たちには、広い世界を見せ、体験させることが大事なのです。若者たちこそが将来の財産なのですから。

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「豚インフルエンザ」のニュースが飛び交う中、5月2日の午後に再びToronto大学のMassey Collegeに向かいました。ちょうど昨日のMunk Centerの向かいにあります。Gairdner賞の責任者で、旧友のJohn Dirksさんを5年ぶりに尋ねました。Washington DCから、AAAS の会議に参加していた有本氏も合流。Collegeの古めかしく格調高い雰囲気の小ぶりな図書室で1時間ほど過ごしました。

すでにご報告したように、今年はこのGairdner賞の50周年にあたり、山中さんと森さんの2人の日本人が受賞 しましたので、表敬訪問です。今年の10月に行われる授賞式や記念行事などについても話を聞きしました(参考 12 )。

ついでProf. Jun Nogamiとの面談。Nano-Materialsの第1人者で、2月にCanadaのNanotech研究推進視察団として来日さられた折に、東京のCanadian Embassyでもお会いしました。

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写真1: Massey CollegeでDirksさん、有本さんと

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写真2: Nogamiさん、角南さんと

その後、Peter Singerさん(参考 1 )とお会いし、来年Canadaがホスト国となるG8サミットのアジェンダ等について、共通の話題で議論を行いました。

夜はIto Peng教授と彼女の友人、有本さん、そして角南さんと、レストラン“Sotto Sotto”で楽しいデイナー。最後はもちろん“Ice Wine”で。日本が一番のお客様だとか。

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写真1: トロント大学Naylor学長と

5月1日、Washington DCからTorontoにやってきました。5年ぶりになります。今回はUniversity of TorontoMunk Center for International Studiesへの訪問が主目的です。

まずは、Le Royal Meridien King Edward Hotel にチェックインし、一息ついて出かけます。

最初の訪問では、DirectorのJanice Steinさん、Vice-President for University Relations のJudith Wolfsonさん、L.J. Edmondsさん、そしてGRIPSの角南さんと、今年の「Japan-Canada修好80周年」計画の打ち合わせ。特に広い意味でのイノベーションに焦点を絞ろうと双方で提案をしました。しかし、向こうの3人は、女性で皆それぞれがPhD、弁護士、政府関係など、多彩なキャリアを持っており、たいしたものです。

ところで、75周年のときは日本学術会議と「Gender Issue」をテーマで会議を開催し、そこから「日本-カナダ女性研究者交流プログラム」 が始まっています。

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写真2: Munk CenterでSteinさん、角南さんと

ちょうど講堂ではMunk Center Asia Institute主催の「Asian Foodprints」が開催されており、ちょっとのぞきました。今回が第1回目ということで、食から知る文化、今年は「China、Hong Kong」がテーマで、とても面白そうでした。

その後、学長との面談。5年前に訪問した時は、現在のUC Berkeleyの学長に就任する直前だったBirgenenauさんと学長室で昼食をとりました。就任間もないDr. David Naylorさん(写真1)ですが、私と同じ医師であり、医学部長だった方です。まだ若いですがなかなかのキャリアがあり、共通の話題も多く話が弾みました。

その晩は、Munk Center Asia Institute主催の「食から知る文化」のdinner。お客様も大勢で、所長のJohn WongIto Peng教授をはじめ、Stein, Wolfson, Edmondsさんも参加、全体がすばらしい企画でした。来年は日本をテーマにするということです。会場では在トロントの山下総領事在トロント国際交流基金 鈴木所長ご夫妻にもお会いしました。

7月には天皇皇后両陛下がカナダをご訪問されます。これも皆さんの話題になっていました。うれしいことです。

ワシントン、その3: 世界銀行から

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2008年1月に世界銀行で講演(参考 12 )をし、また直後の2月には東京でGlobal Health Summitが開催されましたが、これらから双方向で大きな信頼関係を築くことができました。今回のWashington DC訪問にあわせて、30日の朝から4時間にわたって、科学技術政策と特にアフリカの開発について議論する機会がありました

日本では、昨年のTICAD4 (参考 12 )やG8 Summit 関連会議などを通して、アフリカ支援の強化と、さらに「科学技術外交」(この数年主張し続けていることです。参考 12 )を展開しようという政策が、日米その他各国のアカデミーでも策定されるようになり、それぞれが協力体制を作りつつあります。

大きく動く世界の中で、グローバルな課題に対して世界銀行の科学技術政策はどのような役割が果たせるのだろうか?これは大きな課題です。ちょうど、日本の科学技術の視察団がアフリカを訪問し、その報告会が東京で開催されたばかりでしたので、こちらとしても日本の政策の宣伝にもなるいい機会でした。国際投資銀行(JBIC)国際協力機構(JICA)など、日本からの参加もあり、活発な議論が行われました。なかなか好評でした。

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写真1: 世界銀行で、大使館の上田書記官と

以下、世界銀行での朝食会とパネル「Science, Technology and Innovation Capacity Building Partnership Meeting」の様子です。

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写真2: 朝食会

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写真3: Dr. Nina Fedoroff (参考 1)と Dr. Peter McPherson

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写真4: 世界銀行のDr. Alfred Watkins (参考 1)とUNAIDのDr. Andrew Reynolds

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写真5: 左から、Drs Victor Hwang (T2 Venture Capital)Christian DelvoiePhillip Griffiths

世界の日本に対する期待も大きいですし、日本が世界に貢献できることも大きいはずなのですが、何か内向きの国内事情が寂しいです。この「100年に一度」といわれる危機的な世界の状況に対して、なかなか変われない日本を大改革するという覚悟を示すような、明確な国家ビジョンを政治のリーダー達が示すことが大事です。

それでなければ、いくら国際交渉やトップ外交をしたところで、冷徹な世界では本気で相手にはされないのです(船橋主幹による、註)。世界第2の経済大国といっても、どの程度、日本の国家の意思とその政策が世界に発信され、世界からどの程度信じられているでしょうか。世界は“Japan Missing”と感じているのです。

註: 日本語は「脱力状態の日本外交」(朝日新聞 4月27日 朝刊3ページ)

オバマ大統領のスピーチと科学技術政策

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Washington DCにやって来ました。東京を出発する前夜の27日、オバマ大統領がNational Academyの総会で、科学技術に関する政策についてスピーチがあり、インターネットのライブで聞きました。National Academyでスピーチを行った大統領は4人目で、しかも20年ぶりだということです。National AcademyのWebサイトでこのスピーチを見ることができます。力強い、将来を見据えた素晴らしい構成と内容です。

科学技術研究開発(R/D)への投資をGDPの3%を目指すという目標を掲げ、さらに将来へ向けて一番大事なこととして、特に数学と科学教育の予算増を挙げ、その内容について踏み込んで明確にコミットメントを示しました。これらの政策は従来からNational Academy等の独立したシンクタンクから提言されている政策、つまり客観性を保証した、しかも根拠を明確にした上で予算化しているということです。このプロセスは大事です。

現在の経済危機ではこうした「将来への明確なメッセージ」、つまり将来への明確な展望とコミットメントが大事なのです。

日本の大型補正予算でも、新しい予算でもいいですが、この経済危機的状況では、まず(1)さしあたりの出血への手当としての支出、(2)この2~3年の雇用と社会保障、そして医療等の社会インフラへの手当て、そして(3)将来の社会像を見せる新しい産業と成長への投資、つまり新しい産業の「芽」としての基礎研究と、人材の育成に多く予算をつぎ込むなどが必要です(今の教育制度へいくらつぎ込んでもグローバル時代の人材育成へとはあまり効果はないでしょう。OECDの中でも日本の教員予算はあまりにも少ないです)。
各省庁から出てくる政策ばかりでは変わらないでしょう。官邸で行われる有識者の総理への提言をみてください。どの程度上の(1)~(3)の視点に立った提案がされているのか、皆さんで調べてください。私の提案もこの中の「低炭素、環境」で見ることができます。

政治家のリーダーシップと社会へのメッセージは多くの人々に力を与えるパワーがあるのですけどね・・・。

Gairdner賞、山中、森のお二人の受賞と素晴らしい先達たち

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顕著な学術研究に対する顕彰があります。医学生命科学分野でもいろいろな賞がありますが、この分野で最も権威があるものとしてはGairdner(ガーデナー)賞、Lasker(ラスカー)賞、そしてNobel賞というところかと思います。

Nobel賞は20世紀が始まったばかりの1901年から行われていて、広く知られています。いつも10月の初めに行われるNobel賞の発表はニュースをにぎわします。受賞者リストは19世紀末から20世紀の100年の科学の変遷と大進歩を表しているといってもいいでしょう。去年は自然科学分野で南部、小林、益川、下村さんの4人の日本人(「日本人」の定義についてはそれぞれで考えてください)が受賞して大いに話題になり、私たちに自信を与えてくれました。

Lasker賞というのは1945年から始まりました。臨床医学賞と基礎医学賞が主要な賞で、基礎医学では1982年の花房秀三郎、87年の利根川 進、89年の西塚泰美、98年の増井禎夫さんたちが受賞しています。臨床医学では2008年に遠藤 章さんが受賞しました。この方たちのうち、受賞対象が日本での成果が主だったのは西塚、遠藤先生のお二方だけです。

Gairdner賞は1959年からで、今年がちょうど50年目になります。今年は山中伸弥さんと森 和俊さんが受賞され、京都大学から2人の受賞者が出たことになります。山中さんは国内外でよく知られている「iPS」で、森さんの仕事は地味ですが素晴らしいものです。

4月10日の朝日新聞の記事にもあるように、今までのGairdner受賞者にはLasker賞を受賞した利根川、増井、西塚さんのほかに、石坂公成、照子ご夫妻と小川誠二さんがいます。受賞対象が日本での研究が主だったのは、西塚先生と今回のお二人です。

Lasker、Gairdner賞ともに、受賞者のうちからNobel賞の受賞者がどれだけ出るか、意識しているようでもあり、また、同じ分野でも3つの賞の受賞者が微妙に違った人選があるところもどんな議論がされたのか、推論してみるのもいいでしょう。特に2001年のNobel医学生理学賞になぜ増井さんが入っていないのか、Natureなどでちょっとした議論がありました。

Nobel医学生理学賞はまだ利根川さんだけしか受賞していませんが、これから出てくるだろうと楽しみにしています。

小川誠二先生は、人間の脳機能研究に広く使われている「fMRA」の原理を発見したかたで、125周年を迎えるScience誌(7月1日号)で、歴史上、科学の進歩に貢献した人たち約125人の中に入っている唯一の日本人なのです。

日本国のビジョン、私の考え

今年の元旦のブログから「国家ビジョン」について繰り返し発信しています(参考: 1234 )。

この背景には、去年12月に2回、そして今年1月に1回、同じ趣旨で講演する機会のあったこと、オバマ新政権の布陣からの必然、そして、今後の世界の変化を踏まえて予測(「想像」とは違います)されること、その中での日本のあり方を考えた上でのことです。

これらの3つの講演は、どれも1時間弱の時間でしたが、それぞれの会場で約800人、1,000人、600人と、しかも殆ど重複はなく、社会的に重要な地位にいる方々が多かったので、3度とも大体同じ内容の話にしました。

ありがたいことに、この講演の一つがほぼ全文、(社)産業環境管理協会の「環境管理」2月号に掲載されることになりましたので、ここにもPDFで紹介します。

「何をバカな」、「無理だよ」、あるいは「できない理由」がすぐに頭の中に浮かんでしまうのでしょうか。

朝日新聞の村山論説委員が書かれた、「窓」という記事も参考にしてください。

 “グローバル時代、日本の課題は?”
 2008年12月11日に開催された「エコプロダクツ2008 記念シンポジウム」での基調講演

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今回から“IdeasLab with ・・・”という企画があり、何とか時間を調整してYale大学主催のセッションに参加しました。4人の先生が5分ほどで要点を整理して問題を提起し(power pointも使える形式、だからビジュアルも大事)、その後、テーマ別に議論が始まり、いくつか結論を出そうという企画です。素敵なスタイルでした。ダボス会議は毎回いろいろ工夫をしています。Yale大学のセッションは経済関係の先生が2人、友人のDaniel Estyさん(Obama政権移行チームの一員、環境が専門)もいらっしゃって、特にRobert Shillerさんの住宅バブル崩壊の歴史など、とても面白い話が聞けました。最後にRichard Levin総長が最近のYale大学の科学に関する話題について話をされ、面白かったです。一番印象的なPerformanceでしたね。さすがです。

Dsc00547_presentation_1 写真2: 右から問題提起のプレゼンするYale大学のEZ Ponce de Leon教授、Facilitator役のOxford大学のRichard Pascale教授、YaleのRobert Shiller教授とDaniel Esty教授。

Dsc00548_in_front_of_the_screen 写真3: Shiller教授の問題提起

その後の議論では私は主にLevinさんのグループに参加して、いろいろと話が弾みました。制度的に他流試合を連続させ、個人力を発掘させる英米の大学や英米の研究キャリアの強さ、という話と、ここがアジア(特に日本)の弱さだ、という議論なりました。いつも主張していることですが、ここは皆さんの意見がすぐに一致しました。特にこれからの繁華とグローバル競争時代には、若者の力と可能性を如何に伸ばすか、これが大学の使命というところが結論の一つでした。

Dsc00549_screen_with_photos 写真4~5: Levin総長のプレゼン

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30日の夜はUBS主催のディナーに招待され、英国保守党の党首Cameron氏 のスピーチがありました。英国の政治家の演説は上手いものです。

夕食の後は、10時半からCambridge大学の会へ向かいました。こじんまりした会でしたが、Allison Richard学長(Vice-Chancellor。Cambridge大学のトップがこのようなちょっと変わったタイトルである理由は以前お話しました。)が、今年はCambridge大学の創立800年ということもあって素敵な挨拶がありました。また、東大の小宮山総長、MITのSusan Hockfield 学長(President)にもお会いし、夜遅くまで歓談しました。

このRichardさんとHockfieldさんたちついては、私が何度も強調しているグローバル時代の画期的変化(参考 12)なのですが、このお二人は、ともに前職がYale大学学長(Provost)であり、それぞれCambridge、MITからトップにスカウトされたのです。HockfieldさんはYale大学でRichardさんの後任であり、これらの人事は先に紹介したLevin総長の人事(Provostは総長人事であると、何年か前にLevinさんから直接聞きました)なのです。Levinさんの慧眼のすごさです。

大学、企業、政治など等、どの組織であれ、トップはかくありたいものです。結局は、どう人を育てるか、これに尽きるのです。

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快晴が続きます。

会議のセッションや報道などは、Webサイトでいろいろと見ることができます。時間のあるときに見てください。

日本の産業界からの若い人たちが、少しずつ目立ち始めました。発言も存在も積極的でうれしいことです。でも、日本の産業界といえば、海外からは“経団連”ということになるでしょうから、積極的にもう少し多数参加していただけると、日本の存在も目立つし、活気が出ると思います。

今回の全体の雰囲気は、「金融メルトダウン」、「更なる経済低迷」ということで、いつもとは雰囲気が違います。ほかの産業であれば、不良品を出せば罰せられるのに、金融ではなぜそんなことさえ無いのか?というのも結構話題になりましたね。「貪欲」「品格の欠如」というところでしょうか。個人のレベルでは結構そのような話が出ました。また、ガザ問題Webcastで見れます)では、トルコの首相がパネルでの自分への時間の割り振り、発言のタイミングなど、IsraelのPerez大統領に比べて不公平だとして、パネル終了前に立ち上がり、帰国してしまいました。私は現場を見ていませんが、もちろんこれも話題にもなり、トルコでは熱狂的に帰国を歓迎されたという報道も含めて話題になっています。Webcastでご覧になってどう感じますか。

Dsc00533_4people写真2~4: 朝食会(ご存知の方もいると思います)

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30日の朝7時半から、“日本からの発信があまりに少ない”、“だから世界からよく見えない”、と心配してくれる友人たちの会合・・・という名目の朝食に招かれました(写真2~4)。うれしいことですね。日本からの参加の皆さんにも同じような話は内々にはあったと思います。

多くのセッションで日経新聞主幹の岡部さんJETRO理事長の林さん(写真4)など多くの方たちと話しをする機会があり、話が弾みました。皆さん忙しい方たちなので、あまり日本では会えないのです。

Dsc00537_2_japanese 写真5: 日経新聞主幹の岡部さん(右)とJETROの林さん。

私はといえば、2日目、3日目にパネルがあり、新しい知己を得ながら楽しみました。ダボス会議のWebサイトで(29日30日最終日)見ることができると思います。

メディアでは、朝日新聞主筆の船橋さん、日経新聞主幹の岡部さん、NHKの藤沢さんたちが参加していました。Reuterの脇さん(ロンドン在の女性)もこのところ毎年のように参加し、活躍しています。