若い人たちとの交流 「長崎大学」

先日、長崎大学へ行った話は報告しましたが、講演のほかに学生さんたちの企画による「白熱クロストーク」1)が企画されていました。学生さんたちだけとの対話。楽しいですね。これも長崎大学の広報誌に掲載されました。

いろいろと参加者の反応を送って頂きましたが、やはり反応は良いですね。まずは「白熱クロストーク」の学生さんから。

・「先日は長崎大学リレー講座の前の、学生との白熱したクロストークをありがとうございました。クロストークの時司会を務めさせていただきました。

本当はリレー講座後すぐにご連絡をすべきだったのですが、遅くなってしまいました。お恥ずかしいのですが、やはり先生にこの気持ちを伝えたくてご連絡しました。

今回、先生とのクロストークで司会を行うにあたり事前に勉強会を主催し、先生のブログや記事を読みあさった中で先生の考えに感激を覚えていた私ですが、クロストークで先生のお考えを生で聞かせて頂き、その意味を深めたことでさらに感銘を受けて、あれからまた成長を少しでもできるように頑張っている毎日です。

先生のお話を聞いて自分のやっていることは間違ってないと思えたこと、世界のフィールドに立てるような人間になりたいと思ったことなど今回先生と共有できた素敵な時間は大きな学びであり宝物です。

私事ですが、先生とお会いする前から韓国、スイス・オランダ、ニカラグアへ研修に行く予定を立てており、家族に猛反対されていたのですが、家族を説得して何日かづつではありますが来年韓国、ニカラグアへの研修。再来年にはスイス・オランダの研修に行けるようになりました。

これからたくさんのことを学んで自分ってこんな人間なんだよ!っと胸をはって日本でも世界でも沢山の人と関わっていけるよう頑張りたいと思っています。まだまだですがその分のびしろもあるはず…。と雑草根性でおります。
そして、今回の学生とのクロストーク、本当にありがとうございました。」

・「先日の長崎大学リレー講座での講演と、それに先立つ学生セッションでのお話、とても感銘を受けました。
自分が何者かを言えるようになる、それが一貫性を持つということ。そしてその一貫性をもった哲学をベースにひとつひとつの決断をしていくこと。

そして海外に行く事で、日本だけでは上手く見つけられていない「これだ」と思えるものへの気づきを得る―それによってもっと自分の可能性が増える。

そういった先生のお話を聴いて、来年4月からの1ヶ月のドイツ短期留学の選考に向けて準備を始めています。選考に合格したら、海外に滞在する事で気づける新たな自分の可能性を見つけたいと思います。今後ともよろしくお願いします。」

以下は講演会からです。

【アンケート結果】

回収数:280件(回収率70%) 高校生 19件(4.8%)、30歳以下(高校生含む) 85件(30.4%)

【アンケートの主な声】

・よくわからない言葉があったが、日本や若者や女性がこれからどうすべきかがわかるような気がした(17歳)。

・原発事故を通して、どんなことが明らかになったのか、今、私たちは何をすべきかがわかりました。まだ若い私たちが、日本だけにとどめるのではなく、世界に公開していくことが重要なのだなと思いました(18歳)。

・現在の日本が抱える問題点とどう改善すべきかを知ることができました(18歳)。

・自分の知識がないのでわからないことが多かったが、世界において私たち若い世代が頑張らないといけないと思いました(17歳)。

・まだ成人ではないが、今後、何を考えるべきかがわかりました(17歳)。

・内容の深い講演でしたが、とてもわかりやすい解説を添えてくださったので、共感できる場面が多々ありました。素晴らしい講演、ありがとうございました(17歳)。

以上は高校生です。

・日本の世界からの見方について勘違いしていた。もっとグローバル化しないといけないと思いました(20歳)。

・最後に私たちにもできることを提示してくださって、できることがあると気づけたことがよかったです(20歳、熊本大学)。

・これまでのゲストとは違う切り口で、とても新鮮でした(22歳)。

・私、世界に出ます(21歳)。

・日本について違う視点から見るきっかけができたと思う(23歳)。

・若者、女性に対するメッセージに心を打たれた。これまで「日本のために」という気持ちをあまり持つことができなかったが、一人ひとりの意識を変えていかなければと思った(21歳)。

以上は大学生の意見です。

・「昨日は大変印象深い講義ありがとうございました。

役所の性格や取扱方法についてのお話は私の思考の中に新たな切り口を作っていただいたように思います。また、Twitterの投稿、フォロワーの話題は非常に興味深くFacebookの利用をはじめた私にとってもやりがいのある宿題をいただきました。

昨日の講義について1点質問があります。黒川様は原発事故調査委員会の話題の中で9つの結論と、7つの提言を紹介されていました。

結論と提言ともに奇数になっていますがこれらは偶然導き出された数なのでしょうか。
それとも、7や9、奇数に何か意図があるのでしょうか。意図があるとすれば、伝える対象によって数はどのように変化するのでしょうか。」
 
・「生徒に何かを伝え、導く仕事に活かせるヒントがあるように感じご連絡いたしました。今夜は期待通りの熱い講演でした。足を運んだ甲斐がありました。

私の専門は経営学・経営組織論ですので、官僚制の逆機能のところはとくによくわかりました。
以下、自身のフェイスブックでのつぶやき投稿です。

黒川清・石倉洋子(2006)『世界級キャリアのつくり方』東洋経済新報社。

これしか読んでなかったけど、黒川先生の講演を聴いた。今夜は日本語でしゃべっておられたけど、どこかの講演会場では英語でもおやりになるんだろうな。

PPTが英語混じりだったし。ふだん何を食べておられるんだろう・・・

ドーピングでもしないと90分フルであの勢いのままトークを続けるのは無理だわ。」

 

皆さん、特に若い人たちに気持ちを伝えられたのはうれしいです。