特に最近はよくこの言葉「プロフェッショリズム」が使われますね。なぜでしょう。どの職業でも同じようなことがいえるのでしょうが、医師については特に歴史的にもこの言葉が使われます。
アメリカ内科学会の日本支部 (資料1) についてはこのサイトでも何回か報告していますが、ここでは特にこの「プロフェッショリズム」 についての活動、啓発に特に熱心です。ここで中心的役割を果たしてきた宮崎 仁、尾藤誠司、 大生定義さんたちが中心になって「白衣のポケットの中―医師のプロフェッショリズム」 と.いう本を出版しました。この意識を共有し、活動を広め、行動を共有しようという決意ともいえます。現場の医師の悩みも読み取れますし、主体的な行動は特にうれしいことです。
私も喜んで書評を書かせてもらいました。グロ-バル時代のプロは、「外」にも開かれた他流試合を繰り返しながら成長し、生まれてくるのです。決して独りよがりのプロではいけません。医師同士ばかりでなく、広く国内外の皆さんにも見られているのですから。これがネット時代、フラットな世界の怖いところなのです。