先日のソウルからSingaoreにやってきました。
Fusionopolisの開所式に参加するためです。Singaore内外から多くの科学者が参加して、A*STAR所長のLimさんの挨拶に始まり、Singapore首相のLee Hsien Loongの力強いメッセージがあり、すばらしいハイテク映像のデモや研究者グループが参加する音楽、そしてレセプションも行なわれました。レセプション会場ではLee首相に紹介されて挨拶をしました。活気があって、世界中から研究者、若者を惹きつける場所とするために、力を注いでいます。この建物の設計は黒川紀章さんです。
翌日はA*STARの理事会に参加。その翌日はA*STARで活躍している元京都大学ウイルス研究所所長の伊藤教授(参考 1 )と理研の現地事務所を預かる柿原さんと夕食をして、飛行場へ。
皆さん、とにかく日本の研究者、特に若手がこのような場所に武者修行、他流試合に来ないのをさびしく思っています。理研も研究所なのですから、できない理由などいわずにもっと多くの研究者をここへ送りこむといったことをすべきではないですか。そういったことができないのであれば、はっきりいってお金の無駄です。「若者は荒野を目指す」。「かわいい子には旅をさせよ」。昔からの言葉には普遍性、含蓄がありますね。
しっかりしてくださいね、皆さん。