Shigeru Ban氏とその作品“Nomadic Museum”、そして銀座に“NG Hayek Center”

私の友人に坂茂さんという国際的にも著名な若手建築家がいます。去年のNewsweek誌で、世界で最もよく知られている日本人100人(昔の人も含めてです)にも選ばれている方です(100人の中にはもう一人、若手で私も仲良くしている伊藤譲一さんも選ばれています)。「9.11」の跡地、「Grand Zero」国際コンペでも最終の二部門に選ばれておりました。日本でもいくつか建築されたものがありますが、神戸大震災のときの紙の家、HanoverのExpoでの同じく紙で作った日本館などでも有名です。どの作品も本当に素晴らしいです。

  坂茂さんの作品はこちら

“Nomadic Museum”は去年のTimes誌でも紹介され、New York City、Santa Monicaと巡回し、ようやく東京・お台場で披露されました。これも坂さんが設計したもので、156個のコンテイナーを使った実にユニークで、素晴らしい展示場です。Gregory Colbertによる「Ashes and Snow」というタイトルの写真と映像が展示されており、その不思議さに感動します。自然と人間の根源を突き詰めて表現しているような美しさです。こちらの展示は、6月24日までですので、是非一度足を運んでみて下さい。

ところで、彼に以前からお誘いいただいていたSwatchの“HG Hayek Center”という面白い作品のオープニングが夜、銀座中央通り7丁目でありました。彼から話だけは聞いていましたが、本当に面白く、奇抜さは感じられない、なかなか洗練されているユニークなイベントでした。きらびやかな雰囲気はさすがです。ここも一度、訪ねてみてはいかがでしょうか。お台場では坂さんに会えませんでしたが、ここでようやく会うことができました。

でも、腕時計で高いものでは“2,000万円”とか“7,000万円”もするものもありました。バブリーなのでしょうか。私達には、かなり場違いかもしれません。

先日OPENした東京Mid-townのオープニングの時も、ゴージャスというか、こんなんでいいのだろうかと感じました。ここにあるクリニックはJohns-Hopkins大学と提携しています。このことは、私の本「大学病院革命」でも紹介していますので、本も読んでみてください。