去る8月18日(木)にフォーシーズンズホテルにて、私たちが主宰しているNPO日本医療政策機構と東海大学の共催による「細胞再生医療シンポジウム-臨床応用への道筋」を開催し ました。今回のシンポジウムは、日本医療政策機構としては「少子化と女性の健康」、「女性の雇用と健康政策」、「患者が求めるがん政策:わが国で整備すべき患者向け情報は何か」に次ぐ第4弾となります。
日本の再生医療の専門家(大学・企業)と米国のベンチャー企業、政府関係者、報道関係者をシンポジストとしてお招きして体性幹細胞をめぐる特有の制度整備の問題を討議し、4部に分けてシンポジウムを進行しました。
第1部 再生医療を取り巻く日本の制度について、日米比較を交えて問題提起
第2部 実務に携わる専門家によるディスカッションを通じて問題点の洗い出し
第3部 制度を構築する視点からの議論
第4部 会場全体でのディスカッション
議論が進行するにつれて論点が浮かび上がり、異なる立場の間での活発な意見交換 が行われました。最後に元科学技術担当大臣の尾身幸次氏より、日本の科学技術政策全般を 俯瞰した問題提起がなされ、シンポジウムは終了。このシンポジウムでの討論を元に、日本医療政策機構が近いうちに政策提言をまとめます。