Table for Twoの年末Charity

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 Table for Two (TFT) を知っていますか? 

日本発の世界への素敵なアイデイア。「途上国、貧困地帯の飢餓」と「先進国の肥満」をつなげる。世界でもドンドン広がってきている、世界での知名度も上がってきている。

私も立ち上げの時から応援団 の一人として参加。

25日夜、青山でCharity Party。私も久しぶりに参加、TFTを引っ張る小暮さんにも、久しぶりに会いたいしね、、。

小暮さん、元気そう、でもご苦労も多い。そして元気な若者ばかりで、私など場違いな感じ。プレゼンも、グループ形式クイズも(私はルワンダ組に)、余興も、次々と参加者を飽きさせない工夫がいっぱい。

最後は「We are the World」 (資料1)で。プロが歌い、皆でうたう。

やはりこの歌の力はすごいものだ。

 

 

Qatar Foundation Annual Research Forum

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Tunisでパネルを終えて夕方にホテルを出発。Dubai経由で、朝の6時半にQatarのDohaに到着。今年6月に来たばかり資料1)のSheratonにチェックイン。2022年のWorld Cup開催が決まったばかりです。

ここには2日間にわたって開催されるQatar Foundation Annual Research Forum にお招きを頂いたいたのです。Qatar財団 (資料1) は、教育に実に熱心なQatarの目玉の一つで王妃が先頭に立ってご活動です。Cornell、Carnegie Mellon、Texas A&Mなどの大学が広いキャンパスに研究所を出しており、なかなか活発に活動をはじめています。

今回のForumはこのQatar財団の活動のお披露目とでも言うのでしょうか、第1回ということです。この1年でかなり人も集まっています。何しろ国が若い。一方で教育でもQatar大学などが中心になって人材育成にとても熱心、というところです。しかし、何しろ、ガスと石油をあわせると、この小さな島が世界有数のエネルギー産出国ということで、急速に豊かになっていますが、将来は「人材」しかないということで、熱心なのですね。しかし豊かになると、若者の意欲はどんなものでしょうか。男性は海外へ留学する人も多いでしょう、でも女性の意欲は特に高いようです。

また、文化、芸術をとても大事にしています。先日も紹介したイスラム美術館などもその良い例です。

Forumは朝9時から開始。王妃のスピーチでプログラムが始まり、休み時間はポスターなど(特に学生さんのポスターを中心に尋ねました)を回りました。また、研究発表の審査もあり、私はElias Zerhouni(前NIH所長)、 Peter Agre (水チャネル発見でNobel化学賞)、 Monsef Saloui(GSKのRDのトップ)と一緒にBiomedical Scienceを担当  しました。EliasとMoncefとはお互いに良く知っているのですが、Agreさんの研究も、講演も何度か聞きましたが、一緒に何かするのは初めてでした。若い活気を感じる1日でした。特に若い女性の活躍が目に付きます。

夜は土屋組(12月1日から社名はTsuchiya Corporationとして新事業の展開を図っています、、)の土屋さんと社員数人と在Qatarの門司大使を公邸に尋ね(以前Abu Dhabi大使館でお会いしたアラビア語が上手な西田くんにもお会いしました、、)、そのあとは最近まで9年間にわたって駐日Qatar大使のReyad Ali Al-Ansariさん のところで夕食にお招きいただきました。いろいろな人脈が広がるのは楽しいものです。Al-Ansariさんの息子さんは米国へ留学、帰国して石油関係の仕事。でもお嬢さんの留学には反対のようでした。

翌日は午後に科学政策などのいくつものセッションもあるので、昼にちょっとQatar財団本部に王妃の官房長官を訪問。このような研究所との交流にも、もっと日本の研究者や若い人たちも参加して欲しいと思います。若者の交流を広げたいのです。

夕方のレセプションでは受賞者の表彰、私たちの部門ではこのあたりに見られる難聴について、その原因遺伝子を明らかにし、それが毛細胞hair cells機能不全であることの研究で、とてもいい研究でした。Q/Aにもテキパキと返事があります。彼女の上司の病院の事務長の立場の方(これも女性です)がとても喜んでいましたーーこの方がまたとても優秀な人で、ずいぶんいろいろお話をしました。食事では同じテーブルにMIT、UCLAの教授たち、当地のTexas A&MのDeanの方などと一緒で、これも共通の話題が多く楽しかったです。私は、途中で退席、22:50時発でAbu Dhabiへ、40分のフライトです。

若い人たちの意欲とエネルギーに接すると、いつも応援したくなります。日本との交流も期待しています。

Tunisへ、日・アラブ経済会議

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11,12日にTunisで開催される第2回、日・アラブ経済会議に出席することになり、10日の夜に成田からDubaiへ、さらにTunisへ。昼過ぎに到着しました。

飛行場から外へ出ると涼しい風が吹き、気持ちのいいところです。Dubaiで前UAE大使の波多野さんたちと一緒になりましたので、Tunis到着後はそのままCarthage(カルタゴ)の遺跡へ向かいました。三井物産で長く中東を担当しておられる大橋さんに解説をいただきながら(また、いろいろよく知っておられるのです、最近ご当地に1週間おられたとか、、)案内していただき、とてもいい見学が出来ました。

ここで、大畠経済産業大臣の一行とお会いしました。

ご当地のいくつかの名所を尋ね、最後はSidi Bou Said参考1)の町をたずねました。とても美しい、古い町なみで、白い家々の壁に美しいブルーの窓や扉です。世界で一番古いというカフェでお茶を頂き、ゆったりとして時間を過ごしました。ここは歴史的にも、まさに地中海文化圏です。時間がゆったりと流れています。あくせく急いで、仕事しごとの人生、GDPの競争の生活などというだけなのは確かに変ですね。長い文化の歴史が感じられます。

会場も宿泊もほど遠くもないRamada Hotel で、レセプションに参加。日本のご一行は300人ほどでしょうか。トヨタの奥田さんが団長で、財界のお歴々にお会いしご挨拶など。今回は前原外務大臣もこられます。レセプションは日本の企業関係のかたがたが多かったですね。

翌日の会議は、これは会場が満杯。日本側の前原、大畠両大臣の挨拶に始まり、アラブ諸国側も多くの大臣などの重要人物が多いので、時間の進行が大変です。事務方はさぞ大変な思いをしたでしょう。いろいろな共同事業の調印などが発表されました。何年かの後には、いくつも成果を出してくれると期待しましょう。

私は人材育成や科学技術のパネルでいろいろ日本とアラブ諸国のこと、STS Forumの紹介も含めて手短かに説明、出来るだけ日本の活動をアッピールするように勤めました。少し遅れた昼食のあと、荷物をまとめて、飛行場へ。Dubai経由で Dohaに向かい、12日の早朝に到着。

なんだか、とてもあわただしい旅です。

慶応SFCのクラス、Roos大使をお迎えする

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私の慶応SFCのコースについては、そのつどOn-lineでビデオ報告などをしながら、お知らせしています。皆さんも楽しんでくれていると思います。

12月8日のクラスは、Roos米国大使をお迎え (IMPACT Japan  posting of 2010/12/08)しました。さすがに大使ですから私の100名ほどのクラスだけでは申し訳ないので、慶応SFCとしては、出来るだけ多くの学生も参加できるように、θ館の講堂で開催するように計らってくれました。清家塾長、村井さん、国領さん、阿川さん、徳田さんというSFCの研究科長も来てくださいました。NHKも取材に来てくれました。

Roos大使の経歴はStanford大学、同じくLaw Schoolで学び、大使就任前はSilicon Valleyの特許関係の弁護士事務所の経営という方ですから、entrepreneurshipに大きな関心を持っておられます。そこで今回はこれをテーマとして私との対話の形でセッションを進めました。講堂ですので、私のクラスの学生さんからあらかじめ「したい質問」を1つ聞いた上で、20人ほどは大使と一緒の壇上に上がってもらいました。

セッションの最中にも聴講する学生さんたちからのtwitter が、うしろの大きなscreenに映されるように工夫もしました。

Roos大使のお人柄がよく現れた、とても素敵なセッションになったと思います。私との対話のあとは、このクラスの私のPartner (2人ともしょっちゅう海外にいっているので、、)、William Saitoが学生さんと大使の質疑応答を進行させました。はじめの質問は「特別のお客さま」 (IMPACT Japan Posting of 2010.11.22)の、Ecotwaza 大塚玲奈さんをお招きしていましたので、その方にしてもらいました。このクラスのサイトでもこのセッションは見れるだろうと思います。

講演の後、大使はInnovation Labを訪ね、大いに興味を持っていただけました。2,3年の間に、ここからいくつかのSilicon Valleyへ直接つながる成果が出るといいですね。

Roos大使のセッションの一部は2日後の12月10日の夜10時から50分のNHK-BSの一部としてOn Airされました。私はといえば、10日の夜にTunisへ向けて出発したので、これを見ることが出来ませんでしたが、、、とても残念。

参加した学生さんたちにとっては、忘れられない、とても素敵で、刺激的な1日になったと思います。

 

Global Agenda Council、Dubaiから

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11月27日からWorld Economic ForumのGlobal Agenda Council  (資料1)でDubaiに出かけていました。大半の方達は別のCouncilのメンバーでしたが、竹中平蔵さん、田中明彦さん、石倉洋子さん 資料1)などなど、20名ほどの方が日本から参加しました。述べ4日間で丸3日間の予定ですが、今回のプログラム構成は、各Councilに分かれた議論が中心で、プログラムの進め方がいつもと違って、かなり細かく決まっていることと、最終的には世界にいろいろ存在する、起こりうるGlobal Risk Responseに対応する「Network」構想の提案も視野に入れているので、結構タイトなスケジュール。

私はといえば「Japan Council」のChairという役を振り当てられていたので目いっぱいスケジュールが詰まっていて、Chairは一日早く到着して全体構想のbriefingなどがあり、全体の自由時間もなく、全体の動き、システムの動かし方、Briefing sessionなどなど、また他の大事なCouncilへ出かけるとか、結構大変でした。

特に北朝鮮の問題などもあるタイミングでしたので、気の使いようもあって、とても疲れた感じがしました。

でもこれがなかなか大事な経験の機会をくれたことになりました。特に中国、韓国Councilとの意見交換は、政治的課題、経済の行方、中国の経済成長などなど、大変に良い意見交差が出来たと思います。中国Council ChairはHe Yafei 在Geneva国連大使資料1)ですし、韓国Council Chairは旧知のYonsei大学のMoon Chung-In政治学教授  資料1)。このCouncilばかりでなく、この2人のChairからも実に示唆に富む、しかも一部の本音も聞けてともてよかったです。

2日目の夜のレセプションは世界で一番高いという「Burj Khalifa Tower」のテラスで。高い建築物を見上げ、周りをみまわし、多くの方に会い、なかなかのものでした。 

3日目にはBBC World News Debate、70分程度の討論をNik Gowingさんの見事な司会で、素晴らしい出来だったと思います。この番組を皆さんもどこかで見る機会があると思います。つい7月までAustraliaの首相だった、今の新政権では外務大臣のKevin Ruddとのやり取り、またHe中国大使、Malini Mehraさん、International Crisis GroupのLouise Arbour、Climate Change CapitalのJames Cameronさんなど、なかなかのものでした。特にRuddさんの即興での20秒のテレビカメラを通した「呼びかけ」は素晴らしかったです。この辺は、優れた政治家に必要な素養の1つです。

この3日間で学んだことの1つが、いかにヴィジュアルに問題を描きながら議論を進めていくことの大事さです。Design CouncilではHarvard University Design SchoolのToshiko Mori教授の素晴らしい仕事の片鱗にも触れることが出来ました。そして、いろいろCouncilの問題解決プロセスに「Design」「Innovation」のCouncilメンバーがいろいろサポートをしてくれたということで、なかなか見事な出来でした。

これからは来年へ向けて、宿題、課題がたくさんできました。

学ぶことの多い、4日でした。無事に、12月2日夜に成田に到着しました。

 

 

「内向き、鎖国マインド」の日本人はいつから?

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最近、日本人の内向き志向、鎖国マインドについて、多くのコメントがなぜか急速にメデイアで取り上げられています。

なにか変ですね、何かのサインなのでしょうか?そんなことは、私を含めて一部の人たちは以前から言っていたことです、「知の鎖国」(資料1)とかの言葉でね。この国の多くの「立派な立場」の人たちが、まじめに考えて、しかも気がついていなかったのか、一部では気がついていても認めたくなかったのでしょうか。

最近、日経朝刊の11月28日号で取り上げたそうですが、Dubaiに来ているので、直接は読んでいないのですが、「ニッポンこの20年;長期停滞から何を学ぶ」という特集の第3部の「薄れた存在感」(1)という1ページの特集記事です。「消えるグローバル人材: 語らぬトップ、内向く若者」という記事が出たそうです(論説副委員長の脇 祐三さん記事)。ほかに囲み記事で行天豊雄さん、山本 正さん、ダボス会議を運営するLee Howellさんのインタヴュー記事が出ています。日経On-lineでも読むことが出来るようですが、これは無料では読めないのです。(ちょっと一言、日経On-line版、先日「On-line」版が賞を取ったようですが、どこが新鮮なのでしょうかね?賞をとれた理由を知りたいものです)

まあ、当然といえば当然ですが。ちょうど11月27日付けで、同様の趣旨のことと私の提案をポストしたばかりでしたが、、。

なにかさびしいというか、情けないというか、今頃になって「なぜ?」、という感じです。

 

WHO事務局長Margaret Chanさんと会見

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Margaret Chanさん(資料1)が神戸WHO Centerでの会議に来日、そのあと東京にもこられました。久しぶりにお会いする機会をもてました。

私たちの医療政策機構で「Global Health」を担当している4人のスタッフと一緒に30分ほど、活発な意見交換が出来ました。彼女とはいろいろ会う機会資料1)がありましたが、今回は久しぶりのことでした。WHOのAssistant Director の一人の中谷さんも、厚生省の方と陪席してくれました。

Global Health、Chatham Houseでの会議、慢性疾患増加の問題、健康の社会的因子、来年1月のDavos会議のことなど、いくつかの課題について話が弾みました。

Global Healthにかかわる若いスタッフには、WHOを引っ張る女性Topとの会見に同席することはとてもいい刺激になったと思います。

若い人たちに、世界のリーダーを身近に接する機会を作ってあげることは、とても大事なことです。若者へのいい刺激になり、また若者たちが自分たちの目標をより高く持てるようになるでしょう。

「なぜ一番でなくてはいけないのか?」ではなくて、高い目標を感じ取れるからこそ、自分の仕事への励みになるのです。

これが若者たちへのAspirationになるのです。

GEW2010@GRIPS、 全部ブロークン英語

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去年も報告資料1) したGEW (Global Entrepreneurship Week)  。今年は11月15-20日です。世界100カ国 で同時開催の週間イベントです。わが国でもいろいろな企画が開催されています。

GRIPSでは日本経済新聞と「Design Thinking」  というテーマを取り上げました(資料1)。このサイトでも紹介 している TEDxTokyoD-Lab Japan See-DSoketKopernik などを中心に活躍している「進取の気性にあふれる」(=entrepreneurship) 若者たちがGRIPSにあつまり、16日夜に実践的Workshopを開催。7時から3時間を越えて盛り上がりました。

お客さんにはTully’s Coffeeを日本で立ち上げた 松田公太さん(今は参議院議員)、空想生活Elephant Designの西山浩平さん、Magnus Jonssonさんなど、若い起業家の情熱あふれる「ロールモデル」をお迎えしました。

今週の各種関連企画はImpactJapan  などが中心に企画しています。

これらの活動は「出る杭」「進取の気性にあふれる」(entrepreneurs)若者たちの活動を、日本の国内はいうまでもないことですが、世界へとつなぎ、広げようという、24時間、365日の継続的な試みなのです。ウェブは人をつなげるツールですが、一人ひとりが共通の価値を目指して実際の時間やスペースを共有することはとても大事な実体験なのです。実体験とその繰り返し、そしてウェブ活用のインパクトは足し算ではなく、掛け算的に広がる可能性を秘めているのです。

みなさんも、応援をお願いします。若者たちの将来への道を開いていくことが国の将来の根幹を形成していくのです。

ところで、この日の使用言語は全部「broken English」、通訳なし。皆さんやるやる、そうです、やれば出来るではないですか。皆さん素晴らしかったですよ、本当に。

最後に、セルビアからの参加者でIT entrepreneur、 Sinisa Rudanさんの言葉をご紹介します: “We are taught to take business rationally, to focus on profit. However, I suggest that if you feel a particular project is good for you ? even a non-commercial one ? take it, because it will advance your skills or expand your network, possibly bringing you other, more-profitable projects. Choose projects you love. Do your business from the heart, and business comes to you!” (GEW website http://www.unleashingideas.org/より)

 

「ほんがえし」プロジェクト、みんなで「Learning For All」を応援しよう

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先日も紹介資料1) した「Learning For All」。 松田くん はじめ皆さん毎日がんばっています。

この活動は、長期的には日本の若者を通して、将来の日本を変える好循環を形成していく大きな動きのひとつになるでしょう。米国の「Teach For America」の22年の歴史を見ればその成果は本当にすばらしいものです。

しかし、活動資金集めは本当に大変です。頑張りだけではなかなかうまく行くものでもありません。

そこでいろいろな知恵を絞るわけですがその1つが「ほんがえし」プロジェクトです。これは、皆さんの要らなくなった本に注目したものです。このサイトを見ればわかるように、どんなカテゴリーの本でもいいのです。本が5冊以上あれば、着払いで、しかもヤマト運輸が取りに来てくれるのです。あなたのすることは、それだけです。

こんな素敵なアイデイアで恵まれない子供たちに未来を届ける。

みんなの、ちょっとしたことが明るい将来を築いていくのです。

「Learning For All」へ、私の応援メッセージ;
「教えることでこそ自分が学ぶ。
若者による、恵まれない若者の教育。
これが若者を本当のリーダーへと育てる。」

誰でも参加できる、子供たちを育て、若者たちをリーダーに育てていく、未来への素敵な好循環を作り出す「Learning For All」。

 

慶応SFCクラス、所 眞理雄さんを迎える

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私の慶応SFCのクラス前回の10月29日は西山浩平さんをお迎えして、 とても楽しいユニークな「空想空間、Elephant Design」というビジネスの話をお聞きしました。

10月27日はSony Computer Science Laboratory の創設者であり社長、そして慶応大学の教授でもある所 眞理雄(Marioとつい言ってしまいますが、、)さんを お迎えしました。所さんは慶応義塾の矢上キャンパスでの大学院生のコースを持っていて、私も参加させていただきました。

トピックスは「Open Systems Science」というもので、所さんがこの何年か、これからの科学研究の課題を考えていた成果といえましょう。「オープンシステムサイエンス-原理解明の科学から問題解決の科学へ」というタイトルの著書を日本語 、英語で出版されています。

また 「天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所」という本も出ています。この研究所の特徴とユニークな人財の話です、とても面白い本で、ぜひ読んでください。現所長の北野宏明さんは、去年Nature誌のMentor Awardで受賞した2人のうちの1人、とてもユニークな、私も大好きな「Crazy Ones」です。

ちょうど、この講義の1月前にStanford大学で同じテーマのセミナーを(これは英語で)されているので、今回は日本語で話をすることになりました。

クラスのサイトで楽しんでください。近代科学の歴史の背景から、これからの科学のあり方について、とても示唆に富む話です。私もいくつか補足的なのコメントさせてもらいました。

これからの科学研究のあり方と、科学教育のあり方にも関係することです。