Yunusさんとお会いする

→English

Muhammad Yunus さんはBangladeshでMicrofinanceという方式で貧しい女性たちを自立させるプログラムを始め(Grameen銀行)、今やこのMicrofinance手法は世界中に広がっています。

2006年のNobel平和賞を受賞されましたが、その意義について、私も2008年のG8サミットの環境大臣の会議での基調講演の機会にも触れています。また、このサイトでもYunusさんのことを何回か紹介しています。資料1) 

皆さんもご存知かと思いますが、先日Yunusさんが来日され、UniQlo の柳井さんも協力することが発表されました。 その他のいろいろな活動もメデイアでごらんになった方も多いでしょう。九州大学立教大学資料1)などもYunusさんとの協力を始めています。

Yunusさんと皆さんで夕食の機会があり、いろいろお話を伺うことができました。お話は常に情熱的で明快。最近では米国の貧困問題へも協力をされていますし、貧困、教育、医療などなど、活動範囲はどんどん広がっています。「なぜ、女性なのか?」等についても実に明快な、説得力のある意見を伺うことができました。

私たちが後押しして始まった早稲田大学の学生さんたちの話にもなりました。これらのうち、2人が休学して、現地のGrameen銀行で、日本人発の新プロジェクトを始め、活躍しています。彼らは日本でもGrameen Change Maker Project (資料1)を立ち上げ、多くの日本の大学生、若者たちを巻き込んで活動しています。すばらしい、主体性ある、いかにも若者らしい活躍です。うれしくなります。

彼らのサイト資料1)も尋ねてください。熱いですよ。若い人たちは「熱く」なければいけません。

Yunusさんとその学生さんたちの話題のまさにその時に、Dhakaからその学生さん三好くん、税所くんからのメールが入り、すぐに返事を送りました。Yunusさんにも「CCしておきましたよ、、」と伝えました。これも世界が広くつながっている世界ならでは、のことです。

世界はどんどん狭くなっているのです。若い時にはどんどん飛び出してみることです。「休学のすすめ」 (資料1)です。視野を広げ、自分を見つめ、日本を外から見てみる、自分を発見するいい機会なのです。大学も、当事者に応援と励ましを、よろしくお願いします。これが世界の主要大学の動向でもあり、グローバル時代のリーダー育成に大事だ、との認識があるからなのです。

途上国への新しい展開を: 「See-D」コンテスト案内

→English

ここでも何度か紹介資料1)していますが、途上国などへの「適切な技術」提供による開発への、たくましい学生たちによるSee-Dコンテストキックオフ。

「途上国に向けたイノベーティブなアイデアを生み出すための一般公開シンポジウム」、という副題です。

7月31日土曜日です。学生さんも、技術者も、このような若者育成に興味のある企業も、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?申し込みは上のサイトからです。

よかったら「FaceBook」 にも参加しましょう。

Asian Innovation Forum 2010 開催のご案内

→English

去年ここでも報告しました元SONY会長の出井伸之さん(Quantum Leaps)の主催する「Asian Innovation Forum(AIF)」 が9月28、29日の両日、東京で開催されますので、ここでもご案内します。このサイトから申し込みできます。

このForumは4年前からですが、出井さんというすばらしいビジネスリーダーのお手伝いを、私もさせていただいています。

私としては、今年の会「AIF2010」が、去年よりさらにかなり過激な議論の場になることを期待しています。日本の状況はちっともよくなっているわけでもないですしね、むしろ悪くなっているようにも皆さん感じているのでは?

この会のTwitter もできていますのでフォローしてください。

当日、お会いできるのを楽しみにしています。

冨山和彦さんとの極めて挑戦的な対話

→English

私が若者によく推薦している図書のひとつに冨山和彦さん資料1) の「指一本の執念が勝負を決める」、「会社は頭から腐る」などがあります。まだ読んでいなければ、皆さんにもお勧めです。冨山さんは産業再生機構で、最近ではJAL再生の試みなどで活躍しました。

3年前に仲間を募って経営共創基盤を設立、その3周年の会(7月8日)にお招きいただきました。思い切った発言をしようと打ち合わせていました。

プログラムは冨山さんと一橋大学の伊藤邦雄教授の対談に始まり、ついで武田薬品工業長谷川社長 (資料1)の講演、その後に冨山さんと私の対談という構成でした。200人程の方が参加しておられました。ちょっと遅れたので、冨山さんと伊藤さんの対談は伺えませんでした。

長谷川社長はいつも正論を遠慮なく発言し、企業のトップらしくどんどん実践している実力経営者です。ダボス会議でも評価の高い経営者のお一人 です。いつもながらの思い切った、切れ味するどい日本の将来への危機感いっぱいのお話をさらに盛り上げようと、冨山さんも私も、2人はステージで立ったまま、かなり思い切った、挑戦的な発言のやり取りに終始しました。

例えば、私のほうはWorld Cupでは本田を好きに活躍させることが「鍵」だと早くから予測していたこと、会場参加者に女性は数人(1桁ですね)しかいないこととか、冨山さんの会社約100 人の80%の「キャリア」社員で大学新卒者は「ゼロ」(これが普通でいいのですけど、、)だとか、iPodに比べてiPadの部品では日本製が激減しているとか、日本人の固有の「強さ」と「弱さ」についての認識の弱さ、グローバル人脈(個人的な)ネットワークの少ないこと、「できない理由」などは聞きたくない、など具体的な事例や提案などをあげながらの対話でした。

こういう「場」は楽しいですね。レセプションも盛り上がっていましたが、さて一人ひとりが行動を起こせるか、これこそが鍵なのですが、、、。皆さんにそれぞれの立場でここから頑張ってほしいのです。

*IGPI三周年カンファレンス実施報告 はこちら

沖縄大学院大学の学長にJonathan Dorfan氏が就任

→English

ご存知かと思いますが、沖縄に研究大学院を、という構想が進んでいました。

この構想が始まってからほぼ10年、OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)独立法人としてSydney Brenner氏を理事長にこの数年頑張ってきましたが、内閣府担当に始まり、何もかにもが新しいグローバル時代への世界に開かれた研究機関という画期的な構想です。特にBrenner氏の広い視野と人脈は驚くほどです。

従来にない構想のためもあり、国内の研究者たちを含めて理解もなかなか進まず、いろいろ苦労しながら、ようやく大学院大学への道筋もつき、7月に初代学長としてStanford大学のJonathan Dorfan氏資料1)の就任が決まりました。とても画期的なことですし、日本でも世界に開かれた将来志向の研究大学院が実現することはとてもうれしいことです。実に画期的なことです。

従来の日本の大学では、口では言っていても、実行になるとできなかった資料1)ことなのですから。

私もDorfan学長を支えてこの新構想を何とか成功させたいと思います。日本の科学研究の信用が、このような些細に見えることからも、世界からはとても注目されているのです。世界でも日本もようやく変わるのか、という期待も出てきたと思います。

とにかく今になっても、「学の世界」でさえも鎖国資料1)なのですから。

 

「タフな東大生を育てる」: 東京大学の講義シリーズ

→English

東京大学の浜田総長は去年12月、「タフな東大生を育てる」 というメッセージを掲げました。

その一環として、今年の4月から主として教養学部時代の学生を対象にして「グローバル時代をどう生きるか―プロフェショナルが語る新しい可能性」新しい講義シリーズが始まりました。講師、タイトル、講義のあらましなどはウェブ で見ることができます。確かにすばらしい方たちをお招きしています。私もお招きいただき、感謝ですね。

今学期の最後は6月25日(月)の午後。私の担当でした。ちょうど、夜明けまでWorld Cup「日本vs Denmark」戦があり、しかも日本が「3-1」で勝ち、初めて決勝トーナメント進出を決めたとあって、寝不足であまり参加者が来ないのかな、とちょっと心配しましたが、杞憂だったようです。

皆さんの反応もよく、もっともっと自分を探す旅をすることの意義 「休学のすすめ」 (資料1)の話、Steve Jobsと彼のスピーチ を聞く、見ること、自分個人の、そして日本の「強さ」と「弱さ」その由来、などの話をしました。

質疑応答も、多くの素敵な質問も多くとても楽しめる時間をすごしました。みな、目が輝いています。一人ひとりに、これからのすばらしい将来をつかんで欲しいのです。

若い人たちには、「グローバル時代」へ向けてもっと広い世界を知ってもらい、自分のしたいこと、目指したいことを探す時間を持つようにしてほしいのです。大いに世界に人脈を作り、個人としての自分を探し、世界に活躍の場を広げる可能性を見つけてほしいのです。このサイトでも繰り返し勧めていることですが。

大学の先生たちも、企業の方たちも、学生さんにはいろいろな期間、形式、プログラムなどを使ってでも、学生自身の企画でもいいので「休学をしてでも海外へ出てみること」をぜひ勧めてほしいし、それぞれができる範囲ででも支援、応援してほしいものです。

何しろ、未来は若者にあるのですから。

熱い思いで世界の役に立つことをしたい学生さんたち、この夏、8月に出かけてみないか?

→English

このところ何回か紹介している「Global Change Maker Program」。早稲田の学生さんたちが中心になって自分たちで立ち上げ、いよいよ第1号プロジェクト、「E Education」がYunus教授の率いるGrameen銀行と始まります。

若者たち、学生さんたち、この夏の活動にぜひ参加してみませんか?

以下が案内です。振るって応募してください。去年参加した人たちにもお会いしましたが、皆さんもすっかり目覚めて、積極的な人たちになってきましたね。すばらしい計画です。

彼らのサイトは;
1.http://profile.ameba.jp/wakurevo/
2.http://astu0301.blog13.fc2.com/などなど

そしてこの「You Tube」 を見よう。

私のblogでは;
2010年6月6日 
2010年4月14日 
2009年 6月29日 
2008年12月19日 

今年も8月18-29日。以下のようなプログラムです。奮って応募しよう、世界を見よう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10年 後 、 世 界 を 動 か し て い る あ な た へ 。
+ Global Change Maker Program +
世界を変えるチカラを身につける、とびっきり熱い12日間。
詳細・お申し込みはこちら ⇒ ⇒ ⇒ http://www.gcm-p.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

世界最高峰社会的企業グラミングループ共催のもと、バングラデシュ農村で実施する実践型チェンジメイキング能力養成プログラム参加者募集のお知らせ です。

◆プログラム内容について◆
グラミングループの1社であるグラミンコミュニケーションズ内グローバルコミュニケーションズセンター(以下GCC)、そしてGlobal Change Makers Program(以下GCMP)事務局の共同運営によりこの夏提供される次世代チェンジメーカー創出プログラムです。GCCインターンシップ生としてバングラデシュの農村でのフィールドワーク調査実施後、そこから発見した問題のソリューションアイデアをグラミングループ、そしてバングラデシュへ提案します。

※このプログラムはグラミン銀行へのインターン、及びマイクロファイナンスに特化したプログラムではありません。

◆参加者のメリット、得られる力◆
ありのままの貧困を肌で感じ、本を読むだけでは見えてこない「世界的視野」を獲得できます。本プログラムは、単なる学びの場ではなく、リサーチから アイディアを得て提案する、というアウトプット重視型です。現地大学生通訳と共に調査チームを構成し、現地に入りこんだフィールドワークを行います。これ により、身体を耳にした本当の貧困の現場が見えてくるはずです。そして自分のアイディアを主体的に提案していくことにより、スタディツアーでは養えない 「フィールドワーク力」「問題解決力」が身につきます。参加者が収集した情報や村人の声、トライアル等の結果は「視える形」で残るとともに、次回のプログ ラムに引き継がれます。グラミングループの方々、そして私たち日本人学生とで共に世界を動かすソリューションモデルを創っていきましょう。

◆プログラム概要◆
○プログラム実施予定期間
2010年8月18日~8月29日(12日間)

○参加資格
・大学生以上(外国籍生も可)
※社会人の方、大学院生の応募も可能です。その場合、あくまでもプログラム主体は大学であるということを予めご承知おきください。
・日常会話レベル以上の英語力が望ましい。

○プログラムスケジュール(予定)
    7/31    事前説明会(東京都内)
    8/18    都内宿泊施設にて、帰国前研修  (※参加必須)
    8/19  出国(成田発)、バングラデシュ・ダッカ着
    8/20  グラミン銀行本部にてプログラムオリエンテーション
    8/21~8/25 5チームに分かれ、農村にてフィールドワーク調査
    8/26  プレゼンテーション準備
    8/27  ダッカにてバングラデシュで活動している日本人との懇親会
    8/28   プレゼンテーション、フリータイム 深夜:バングラデシュ発
    8/29   帰国(成田着)、解散

○参加予定費用
15万円程度(航空代、現地生活費込)
※航空券価格、現地レートが不確定のため暫定価格となっております。ご了承ください。確定次第、こちらのサイトにてお知らせ致します。

◆募集要項◆
○募集人数
大学学部生15名、社会人・院生5名
 
○参加者選抜方法
簡単なショートエッセイ,そして面接にて評価・選抜させていただきます。
 
〇募集締切
2010年6月30日

〇申込方法
応募要項・注意事項をHP(http://www.gcm-p.com/)にて確認の上、HP上のエントリーサイトよりお申し込みください。

バングラデシュで世界一アツイ夏を!世界をもっとワクワクさせたいワカモノ、大募集!
ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください

問い合わせ先
GCMP日本事務局 お茶の水女子大学2年
永岡由衣
info@gcm-p.com

ソウルでアジア太平洋腎臓学会

→English

先日も、久しぶりに国際腎臓学会の活動 にちょっとだけでしたが参加したことをお伝えしました。

6月1日夜、Dohaから帰国。翌日は慶応大学の矢上キャンパスで、去年に続いてSONY寄附講座の所 眞理雄教授のイノベーションシリーズ の講師をしました。翌日3日、いくつかの用事を済ませてソウルへ向かい、COEX で開催されたアジア太平洋腎臓学会 (資料1)に参加し、まずOpening Plenaryの司会を会長のHo Yung LEE教授と務めました。

久しぶりに多くのアジア太平洋諸国の方々や、欧米の参加者ともお会いでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。私は国際腎臓学会の理事、理事長時代にはせっせと世界中へ出かけていましたので、当時お会いした若い人たちが、大きく成長してそれぞれの国、世界の場でもリーダーになっている方たちも多く、久しぶりにお会いできてとても嬉しい時間をすごせました。私事ですが、前回、2年前ですがありがたいことにこの学会に新しく設置された「Priscilla Kincaid-Smith Award」 の第1回を受賞しました。彼女はAustraliaを代表する医学者であり、特に世界的に腎臓学の発展に大きく貢献され、国際腎臓学会でもアジア太平洋では始めて理事長(しかも女性としても)になられた方です。私も多くの機会に昵懇にさせていただいていました。

会長招宴はWalkerhill Hilton  の別館(韓国テレビで人気だった「Hotelier」 の舞台のひとつAston House の庭(ウェブ上でも写真が楽しめます)で、ここは南北首脳会談のために建設されたとか。多くの友人と歓談の時を持つことができました。

学会は途中で失礼して、7日にIncheon飛行場 からNew YorkのJFKへ、14時間のフライトでした。

目覚める若者たち、世界に出て自力で始めたプロジェクト

→English

写真:Yunus博士のゴーサインをいただいたときの税所くん, プログラムに参加する女子生徒達

以前から紹介している若者たち資料1)がいよいよ,本格的に活躍を始めました。

これは最近の朝日新聞 にも出ました。

大学を休学して自分たちで現地に向かい、国内でも活動をアッピールしながら、問題解決を模索し、企画し、活動しながら、とうとう「Grameen銀行」内では初めての日本人発ソーシャルビジネスを始めます。早稲田大学の税所くん (資料1) の「E Education Project」です。同じ仲間の早稲田大学の三好君  も今年は大学を休学してBangladeshへ、次のプロジェクトへ余念がありません。

この「E Education Project」の目標は;

1.未来のバングラデシュのリーダーを村から輩出する。
2.農村部の貧しい家庭に生まれたが、それでも学びたい生徒に「Eラーニング」で最高水準の教育を届け、国内最高峰ダッカ大学へ合格させる。

税所君の「ものがたり」は以下のようです。
1.20歳の最年少グラミンコーディネーター税所篤快は高校時代、学年順位最下位の落ちこぼれでした。

2.親を学校に呼び出され、担任の先生に「2浪して3流大学に行け!」といわれた日に予備校 東進ハイスクールに入学。

3.すべてDVDのデジタル授業で、3年間のシラバスを3ヶ月で学び、早稲田大学合格。

4.そんなことはすっかり忘れていたグラミンの日々で、ある日村の小学校で深刻な先生不足に出会う。

5.「4万人先生が足りないこの国で必要なのは、東進のモデルではないのか?」

6.「誰でも、どこでも、何回でも、最高の先生の授業を受けることができる教育モデル」

7.このビジョンをグラミン総裁ユヌス博士に話したところ「DO IT!DO IT!GO AHEAD!!」とゴーサイン!

7.グラミンと一橋大学イノベーション研究所(米倉誠一郎教授)合同による、ソーシャルビジネスを立ち上げる。

このプロジェクトの概要は:
ダッカの最高水準の先生の授業をデジタルコンテンツにし、グラミンのネットワークで村の子どもたちに届ける。

1.プログラム:
1.1.ダッカ大学受験コンテンツ:
バングラデシュ最高の先生たち3名(国語、英語、社会)の集中講義
1.2.リーダーシップコンテンツ:
ハーバード大学ハイエッツ先生の一番弟子のバングラ若手社会起業家EJ Ahmedによるリーダーシッププログラム
1.3.未来キャリア育成コンテンツ:
ダッカ大学現役学生による、毎週のスカイプ将来面談
ダッカ大学教授による未来のキャリア授業

2.期間と目標:
2.1.2010年6月より授業スタート
2.2.同年11月のダッカ大学受験までの5ヶ月

3.対象:
農村部エクラスプールの高校三年生20名(うち女性7名)

4.将来への構想:
4.1.2010年成功モデルをひとつつくる。
4.2.2011年より、全国600のグラミンネット支店でソーシャルビジネスとして順次拡大。
4.3.2015年には6000人の子どもたちに教育を届ける。
4.4.バングラデシュで成功の後には「教師不足で悩むアジア諸国」にモデルを拡大させる。

5.ものがたり:
5.1.農村部ではなにより子どもたちに希望が欠けています。
5.2.彼らの周りには、将来目指したいと思えるようなモデルがないのです。
そんな彼らに、将来「あんなかっこいい仕事をしたい」「こんな風な将来の歩み方もあるのか」と思わせるようなモデルを提示する。

税所君たちの思いは:
「未来への可能性を届ける」
これが一番の成し遂げたいこと。

いかがです。すばらしいと思いませんか?輝いています。皆さんも応援しましょう。
でもそれより、自分一人ひとりは何ができるか?
世界は広いのです、世界へ出てみよう、世界は皆さんをまっているのです。
だからこそ、「休学のすすめ」(資料1)、 なのです。

ところで、このプログラムの募集をかけたとところ、10名の枠に直ちに20数人の応募があり、なんとイスラムのこの国で7名の女子生徒(トップ写真)が集まってくれました、と。

これは快挙です!地元の人は「一種の革命だ」と。優秀な女子生徒を引きつれてきた地元の高校の先生は「この子たちはこの村のHidden Treasureだ。私たちではダッカ大学にすくいとってやれない。E educationですくってやってくれ。」といってくれました、と。この6月に授業開始です。

最後に三好くんの熱い思いと決意 を聞いてください。一人ひとりのこのような思いこそが日本を変え、世界を変えていくちから(力)となっていくのでしょう。

SONY Computer Science Laboratoryの天才、異才たち

天才、異才が飛び出すソニーの不思議な研究所」といわれる「SONY Computer Science Laboratory (CSL)」 の「Open House 2010」に出かけました。

桜田さん、暦本さんの抜群に面白い成果のプレゼン、この2人を迎えて北野さん、所さん司会のパネル、私も「なにかコメントは?」といわれたので、ごく最近のショッキングがことですが「Craig Venterが人工生命を実験的に作ったこと」について2人の成果も意味合いについての考えを伺いました。このVenterの成果は本当に「とんでもない」結果です。

次は、若手の面白い研究成果発表。「Process Design」を提案しているTomato (London)資料1)の長谷川さん、Comic Computingの飛田さん、「トイレ、萌え」など大和田さん、みなとても「変」「おたく風」ですが、何かすごいです。この後のパネルでは茂木健一郎さんがやたらと挑発するのですが、3人ともなかなかというか、意外にこの挑発に乗らないのですね。

最後に会場前列に来ていた山本寛斎さんが、「がんがん「奇」であることが大事なのだあ、、」と応援、そのとうりですね。

研究所長の北野さんは、日本の大学で活動したことがないのにNature誌の「Mentor Award」を、「The Crazy Ones」を主張して受賞したたほどの人ですから。

「変な人」「出る杭」でないと、新しい分野、概念、従来のドグマを変えるほどの成果を出すことはなかなかできないでしょうし、社会を変えるほどのエネルギーで、何かを追及しきれないのでしょう。歴史はいつもそうなのです。

これがイノベーションを生むアントレプレナー精神であり、GEW資料1)、TEDxTokyoD-Labなど活動の底流にある思想、価値観そのものだと思います。

この2日後に「Demonstration」が予定されているのですが、そちらは都合で出席できないのです。残念。

SONY CSLのOpen House 2010で、とても満足した半日をすごしました。