偏差値エリートを量産する日本に真の高等教育はない

『考えよ、問いかけよ 「出る杭人材」が日本を変える』の書評をご紹介いたします。

【書評】 偏差値エリートを量産する日本に真の高等教育はない
【評者】久保利 英明(日比谷パーク法律事務所代表、弁護士)
(Book必読本【わたしの1冊】 財界 2023年1月25日)

 

凋落に向かう日本の科学技術を憂える「出る杭を歓迎するアメリカ」との差

『考えよ、問いかけよ 「出る杭人材」が日本を変える』の書評をご紹介いたします。

【書評】凋落に向かう日本の科学技術を憂える「出る杭を歓迎するアメリカ」との差
【評者】山内 昌之(富士通フューチャースタディーズ・センター特別顧問)
(週刊ポスト2022年12月16日号)

 

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)の記事を紹介します

2.「普段の記憶力は抜群なのに「記憶にない」を連発する...東大名誉教授が断言する「日本型エリート」の残念な共通点」
(PRESIDENT Online 2022年11月6日)

1.「なぜ東大医学部の教え子は爆弾魔になったのか...「日本の偏差値エリート」が抱える根本的な欠陥」
(PRESIDENT Online 2022年11月5日)

 

「”誤診”はなくせるのか? 日本版ホスピタリストが挑む診療の質改善」

週刊医学界新聞に掲載された記事のご紹介。

 

座談会「”誤診”はなくせるのか? 日本版ホスピタリストが挑む診療の質改善」
加藤良太朗先生、徳田安春先生、綿貫聡先生(司会)

(「週刊医学界新聞」第3361号、2020年3月2日、医学書院)

 

お知らせ

先日、日本科学技術ジャーナリスト会議のインタビューを受け、その内容がウェブサイトに掲載されましたので、ご紹介します。
 

「規制の虜は克服されたか –黒川 清 国会事故調委員長に聞く–」(JASTJ原発事故再検証委員会 2018年6月26日)
 

インタビュー映像はこちら: https://jastj.jp/valid/valid_06/video_interview_kurokawa/
3つの原発事故調委員長のインタビューはこちら: https://jastj.jp/valid/valid_06/top/

 

「漱石、熊本、牛込、そしてわたし」、不思議な偶然

→English

先日7月8日のブログでもちょっと書きましたが、偶然のご縁で英国のロイヤルバレーの仲間たちが、災害の中の熊本を慰問されました。ブログでも書いたように、熊本でのちょっと明るいニュースがいくつかのメディアでも報道されました。

それから一週間ほどして、蒲島熊本県知事から電話があり、記者会見で「ロイヤルバレーの訪問は友人の黒川さんからの紹介で・・・」といった発言について、一人の記者の方から「その黒川さんとは、黒川漱石の関係者なのですか?」と聞かれたというのです。

「それは、私の曾祖父です。私もこの”もう一人の漱石”についてもっと知りたいと思っていたので、その質問をされた方を紹介してもらえないですか?」とお願いしました。

数日後に、お手紙と資料が届き、実は10月、12月に、熊本と東京で舞台劇「アイラブくまもと、漱石の四年三ヵ月」がある、ついてはプログラムに掲載するので、私に何か「短い文を書いてくれないか?」ということでした。プログラムに掲載されている私の一文はこちら

「漱石、熊本、牛込、わたし」と、不思議な偶然がいくつもあるものですね。

今年は夏目漱石の没100年ということで、NHKでは「夏目漱石の妻」というシリーズが放映されたばかりですし、「夏目漱石」に関する企画が他にもいろいろとあるようです。12月の東京公演はこちらに案内されています1)。この舞台でも、「二人の「漱石」の出会い」が描かれています。

もし、ご興味、お時間があったら、お出かけいただけるとうれしいです。

がんばれ!熊本。

トロント・スター、日本の認知症対策の取材

ちょうど一年前のことですが、トロント・スターのジェニファー・ヤンさんによる認知症の取材がありました。

その後も、ヤンさんとはトロントで何かの機会に再度お会いしたのですが、「あの取材の記事はどうなった?」と聞いたのですが、「まだなんです。」という答えでした。

最近、その記事に気が付いたのでご紹介します。二部構成です。日本と認知症について広範にわたって取材されていることがわかります。

一つは、“Japan: Dementia lessons from the world’s oldest country. Dementia rising globally but the first waves crashed over Japan, How is the world’s first super-aged country coping?” 。

もいう一つは、“How Japan is training an entire country to help with dementia: Japan can’t change dementia. So Japan is changing Japan”

朝日新聞の山本さん、患者さん団体の高見さん、長寿センターの鳥羽さんとか、いろんな方が取材を受けています。

両方とも英語ですが、ちょっと我慢して読んでいただければと思います。写真もいろいろですが、なかなかしゃれたタイトルです。

この一週間後に、トロント・スターではカナダの対応についての論説記事(Editorial)を出しています。

お知らせ

福島原子力事故から見えてしまった今までの日本社会、責任逃れする「責任ある立場」の大人たち、そして事故から学び、自分のこととして行動する若者たち。

河北新報の掲載記事を紹介します。

1:「<話そう原発>「なぜ」生徒ら問う」 国会事故調報告書を読んで(上)

2:「<話そう原発> 自主性を引き出す」 国会事故調報告書を読んで(下)

3:「<話そう原発> 民主主義が機能せず」

 

塩崎大臣との朝食会、アジアイノベーションフォーラム

2週間にわたる北米、カナダの講演の旅を終えて帰国、東京でも活動が待っています。

まずは塩崎厚生労働大臣をお迎えして、医療政策機構の朝食会です。塩崎大臣とは、当機構の小野崎理事がアドバイザーとしてお手伝いしていますし、G8の世界認知症委員会(World Demencia Council、WDC)などでもご協力をいただいているところです。新しいプロセスで出来てきた「日本の医療2035」の話など、いろいろの話題があり、会員の方たちからの活発な意見が出ました。私は最後のあいさつをするのですが、何しろ風邪で声が出ないので、一言だけにしました。

アジアイノベーションフォーラムは、元ソニーの出井伸之さんが2007年に福岡から始めた活動ですが、そのころからお手伝いしています。今年は虎ノ門ヒルズで開催。私は遅れて参加しましたが、ヤフーの安宅和人さんのビッグデータのプレゼンには間に合いました。彼の話の内容は最近の日本版「ハーバードビジネスレビュー」に出ています、一読をお勧めします。

私は最後のパネル(パート4)に参加しましたが、出井さん、富山和彦さんが、いつもながらの激しい意見を次々と出していました。私も激しい意見を言いましたが、後で、友人の英国人から以下のようなメールをもらました。うれしかったです。

‘Dear Kurokawa-san, This is just a quick note to say that I much enjoyed attending yesterday’s forum; it was interesting (and – if I may say so – encouraging) to have such a consistent message from you and others in support of ‘getting out there to see the world’, but also making the most of a huge available talent pool at hand already.’

世界はどんどん、しかも急速に変わっているのです。