秋のToronto再訪、Munk Schoolと共同Project打ち合わせ

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この2年、春秋2回1,2,3,4,5)にわたってTorontoを訪ねています。今回は、Singaporeを7日早朝に出発、成田、ChicagoのO’Hare空港で各2時間のTransitのあと、夜の7時にToronto着。Hotelのcheck-inで今回の目的のひとつ、私の勤務しているGRIPSの八田学長、福島副学長の一行とちょうど一緒になりました。一休みして、近所のItalian restaurant、Fieramoscaへ。ここがなかなかいいところでした。

翌日は、雲ひとつないさわやかな秋晴れ。朝からGRIPSの角南さんとMunk School of Global Affairs参考1)と大学院生、関係者約10数人が集まって共同Projectについての最終的打ち合わせ。Globalな貧困と開発への「Integrated Innovation」というか、調査と実践的政策を作成しようという計画です。従来からの計画ですので、最終的に大筋が決まったというところです。楽しみです。やる気のある研究者の参加も考えていますよ。

この会議を途中で抜けて私はNaylor学長室へ。ここでいくつかの大学と交流を進める計画で訪問している八田、福島さんと合流してこれからの交流なども含めていろいろ意見交換。Toronto大学でも更なる国際交流の推進に実に熱心です。日本では、最近の学生は外に出たがらない、留学したがらないなど、最近になって特に話題参考1)になっていますけど、程度が違いますね。日本の場合は若者ではなくて、周りの大人が出たがらないのです。だから、若者も外へ出ることへの意味も興味も少ないのでしょう。

昼食はツタの絡まる建物のfaculty club dining roomでいい時間をすごしました。緑に囲まれた広いキャンパス、学生たちも一見して実に多様性に富んでいます。しかもはつらつとして皆が楽しそう。ちょうどCanadaのThanksgiving(米国より1月早い)で学生などの数はそれほど多くはありませんでしたが、、、。後の時間はFour Seasons Hotelの裏のあたりの可愛い小道を散策、Japan Foundation事務所訪問、夜はみんなでご当地の中華料理へ。

翌日はGairdner Foundation 選考委員長 Dr John Dirksと朝食、Royal Ontario Museumへ「兵馬俑」を見に行き、ほかにも何人かの方達とお会いし、充実した2日のすばらしい秋晴れのTorontoでした。10日朝に出発、Seattleへ向かいます。TorontoはとてもCosmopolitanな街です。

広いキャンパスにいる学生は連休のために少ないのですが、それにしても日本の若者、いや日本の社会全体に元気がないね。若いとき、感受性も高く、自分の可能性の選択肢も限定されていないときに、もっともっと海外へ出てみると面白い。アジア青年の家に参加した人たちは、同じ世代の若者がどんなことを考え、行動しているのかを知る、どんな勉強をしているのかを知る。実に楽しそうに交流を続けている。世界の若者たちの友達にもなれるし、自分の得意なことや、やりたいことも感じるようになって来るでしょう、そこからネットワークが広がり、将来の活動の場の可能性も広がるでしょう。やはり高校生にも、大学生にも、どの程度の期間、どこへ、何をするか等、いろいろな形があるでしょうが「休学のすすめ」です。きっと目が開かれる思いがする、何かしたいと感じるようになるでしょう。

Singaporeから

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 Marina Bay Sands resortの写真はこちら

10月5日、STS  Forumの京都を早朝に出発、一度帰宅して、昼過ぎにGRIPSへ。先日ソウルでお会いした韓国のHan Seung-Soo元首相(写真)といろいろと歓談。すぐに、東京駅から成田空港へ、夜中すぎにSingaporeに到着。

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翌朝は、A*STARの理事会。活発な議論に終始して、昼食後に終了。とにかく積極的に活動しています。予算配分にも、より競争力をつけ、新しい機会を構築というメリハリ。また、イランの大学との提携を進め、優秀な学生の交流を深めようという計画です。また、別件ですが、Yale大学ともLiberal Artsの全寮制のコースが始まるようです。とにかくグローバル人材の育成に実に熱心です。「国家の根幹は人つくり」が常識ですが、どこかの国とはずいぶん違いますね。とにかく大人たちが「内向き」なのではこれからさらに進む「グローバル時代」へ、どうしようもないのですけどね。

夕方から、「Marina Bay Sands Hotel and Resort」へ。まず一番上へ上がってすばらしい景観、目の下には先日のF1レースのコース、先日訪れたMarina Barrage、海を越えたすぐ向こうはMalaysiaとIndonesiaが。57階の3つの建物から構成され、hotel、condo、大会議場、Casinoなどなど、建物の一番上には150mのプールが。息を呑むようなすばらしさです。エレベーターは上り下りもとても早いのにほとんど何も感じませんし、とても静かです。

でもスケールばかりでなく、値段も、Hotelも、Condoも(まだ空きがあるようです、、)、Casinoも(入場料だけで7,000円ほど)、なんでも高そう。そのあと、理事の皆さんたちと楽しく夕食をとりました。

機会があったらぜひここSands Hotel and Resortを訪ねてください。

Hotelに戻ってから、当地で10年弱ほど活躍している伊藤教授、最近に参加した山本教授、さらにUCLA理事を勤めるSteve Chuさんと2時間ほどご一緒。伊藤さんとは伊藤さんが京都大学時代からのお付き合いですが、定年退官後こちらに活躍の場を移し、今年のSingapore大統領科学賞(President’s Science Award)を受賞されました。おめでとう、伊藤さん。私たちの誇りです。

それにしても、いつまでも大学にへばりついているより、定年後でもこのような活躍の場を求める教授がもっと出てもよさそうなものですね。最近では、独立法人化とかで結構居残っている人が増えていますね。研究室のスペースも空かないし、若い人たちがかわいそう。それでいて、最近の若いものは外へ出たがらない、などという「大人」「教授」たちが多いのにも困ったものです。若者は先輩の言っていることと、やっていることが違うことをちゃんと感じ取っているのですよ。

翌日は朝5時15分に迎えの車で飛行場へ、これからTorontoへ向かいます。

大谷石地下採掘場跡、カナダと電話会議、そして三島へ

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9月24日(金)は午後から宇都宮で開催された日本腎臓学会東部会へ講演に行ってきました。もともと私の専門の分野ですので、会長の草野さんほか、多くの友人に会うことが出来ました。

レセプションは車で15分ほどのところにある大谷石(「おおやいし」と読みます) 地下採掘現場の大きな地下空間です。

なかなか素敵な雰囲気の場所です。ここを尋ねた方のblogにいくつもの写真がありました

地下空間はとても涼しく (年平均8℃程度とか)、レセプションではご当地自慢のギョーザのほかに、ビール、ワインもあり、また特別のフラメンコショーもあり楽しい時間をすごしました。

この地下空間の利用スケジュール  (資料1)を見ると、もっといろいろな活動に使われてもいいなと思いました。

宇都宮方面へ行くことがあれば、ぜひ訪れて見てはいかがでしょうか。

ホテルに帰って夜10時から2時間、TorontoをハブにしたGrand Challenge Canada の電話会議でした。

翌日25日(土)は、一旦帰宅して、静岡の三島へ。東海大学医学部に留学生を主とした遠隔医療研修プログラムを作った中島教授の主催する遠隔医療学会へ講演に行きました。中島さんには、私の関係している太平洋科学会議Pacific Science Associationで、沖縄Tahiti資料1)にも参加していただきました。ところで、この学会でも企業展示には面白いものがいろいろありましたが、初めから国内向けを考えているようでした。世界は広いし、需要も大きいのですけど、、。

久しぶりに、2日も続けて「学会」で話す機会をもつことができました。

 

日韓の交流、楽しい会合

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8月15日のLee大統領の演説は約20分、特に北との関係については「平和」「経済」「民族」共同体という3つの戦略的ステップの考えを表明しました。また「Green Growth」についても述べたということでした。講演全文の英語、日本語訳などがあるとうれしいのですが。

今回のソウル滞在中にはいろいろな方達とお会いすることができました。ソウル大学での講演では、以前からの腎臓学の仲間、新しい方達は当然ですが、2008年のL’Oreal賞受賞のNarry Kimさん (資料1) も来てくれました。

到着の13日の夜は、以前にもご紹介した朱先生 (資料1)を囲んで韓国の医学史を研究している石田純郎さん(いろいろオランダ、韓国の医学教育史などについて書いています)、Lee, Heung-Ki教授(ソウル大学で病院の歴史を研究)(写真は前回カラムのトップに)とも皆さんとの再会を祝して夕食。朱先生は89歳ですが、頭脳明晰で、本当にすばらしい方です。

15日夜は、夏休みでソウルに帰省している早稲田大学2年生の女子留学生を夕食にお招きしました。ご両親の仕事で5歳まで日本で生活したそうで、日本語もたいしたものです。お兄さんはCanadaの大学に行っているとか。しっかりした目標を持っていて、それで早稲田を選んだそうです。この7月に早稲田大学の女性同窓会 から奨学金を受けたそうです。すばらしいことですね。このような若者の双方向の交流がもっともっと増えるとうれしいです。

ソウル最後の16日。朝はホテルのExecutive Loungeで、時々電話で話をしている中田 力さん資料1)とばったり。一昨日ソウルに到着、今日帰京するとか、こんなこともあるのですね。これも旅の楽しさの一部です。久しぶりなので、しばらく話が弾みました。

昼食は韓国Han Seung-Sooさんと。韓国政府の歴代の大臣を務め、国際舞台でも良く知られ、国連総会議長(その就任式典の朝にNYCで9/11 が起こった、、)も勤められた大人物、元は経済学者、ソウル大学教授などでもありました。

国連総会議長としての1年の記録を著書「Beyond the Shadow of 9/11」 にしておられます。すばらしい記録で、外交、国連などに関係したい方には特にお勧めです。

日韓はお隣どうし、1,500年以上も前から歴史的にも経済、政治、文化などなど深いつながりがあります。世界がグローバルしていく中で、一番大事なパートナーです。「大きな枠組みで、大きく変化している世界の中のこの2つのお隣同士の国」という認識で、考えていくことが大事です。

これは、前回報告した私のソウル大学での講演の骨子でもありました。

ハノイ Hanoi、腎センター開設10周年

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冨山さんとの対話の翌日の9日朝、Hanoi へ出発。去年もご紹介したDr Tang やDr Annと立ち上げた腎臓センターの10周年記念の式典の参加です。この計画は20年ほど前から国際腎臓学会が途上国へのプログラムとその主要な活動をフォーカスし始めたこととも関係しています。

1990年に東京で国際腎臓学会が開催されました。そのころから国際腎臓学会の活動の中心に参加し、理事、また理事長(1997-99)として、私もこの途上国への活動COMGANには検討の段階から参加していましたし、私自身もアジアほか、世界のいろいろな国へ積極的に出かけました。COMGANなど多くの活動により、国際腎臓学会では、15年程前から途上国も含めて人材が世界中で結ばれています。先月、国際腎臓学会発足50周年の集まりもありました。私は都合で、これには参加できませんでしたが、、。

アジア太平洋腎臓学会資料1)などを通して、20年以上もアジアの方たちともお付き合いが広がっていたところで、Dr Tangたちと知り合いになり、HanoiやHo Chi Ming City (もとはSaigonですが)を訪れ、15年ほど前からでしょうか、腎センターの構想が始まったのです。当時の病院の有様は想像できないほど大変な有様でした。

この腎センターは運輸省の病院の1部に設置されています。Vietnam政府と日本の民間企業との、今で言えば「Public Private Partnership」です。日本企業は特に儲ける訳ではないですが、雇用の創出、現地の方たちのビジネスの成長などにおいて、きわめて成功しているといえるでしょう。5周年記念のときにも訪問しましたが、もう10年目です。多くの関係者が集まって大いに盛り上がりました。

HanoiではIntercontinental Hotel、湖畔に立っている素敵な雰囲気、皆さんにお勧めです。

11日はHo Chi Ming City を訪れましたが、ここはさすがにHanoiに比べるとかなり「発展」していて、まったく違ったエネルギーがあります。現地の方たちともCham Charmで夕食。Cham Charmも大いにお勧めです。

しかし、どちらの街もとにかくバイクが多い多い、1台に家族で乗っていたり、すごい元気さです。

帰国はHo Chi Ming Cityを11日深夜出発でしたので、日本の参議院選挙の結果の概略が出ました。しかし、World Cupの決勝戦を見ることができなかったのは残念、でもおめでとうSpain。

「タフな東大生を育てる」: 東京大学の講義シリーズ

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東京大学の浜田総長は去年12月、「タフな東大生を育てる」 というメッセージを掲げました。

その一環として、今年の4月から主として教養学部時代の学生を対象にして「グローバル時代をどう生きるか―プロフェショナルが語る新しい可能性」新しい講義シリーズが始まりました。講師、タイトル、講義のあらましなどはウェブ で見ることができます。確かにすばらしい方たちをお招きしています。私もお招きいただき、感謝ですね。

今学期の最後は6月25日(月)の午後。私の担当でした。ちょうど、夜明けまでWorld Cup「日本vs Denmark」戦があり、しかも日本が「3-1」で勝ち、初めて決勝トーナメント進出を決めたとあって、寝不足であまり参加者が来ないのかな、とちょっと心配しましたが、杞憂だったようです。

皆さんの反応もよく、もっともっと自分を探す旅をすることの意義 「休学のすすめ」 (資料1)の話、Steve Jobsと彼のスピーチ を聞く、見ること、自分個人の、そして日本の「強さ」と「弱さ」その由来、などの話をしました。

質疑応答も、多くの素敵な質問も多くとても楽しめる時間をすごしました。みな、目が輝いています。一人ひとりに、これからのすばらしい将来をつかんで欲しいのです。

若い人たちには、「グローバル時代」へ向けてもっと広い世界を知ってもらい、自分のしたいこと、目指したいことを探す時間を持つようにしてほしいのです。大いに世界に人脈を作り、個人としての自分を探し、世界に活躍の場を広げる可能性を見つけてほしいのです。このサイトでも繰り返し勧めていることですが。

大学の先生たちも、企業の方たちも、学生さんにはいろいろな期間、形式、プログラムなどを使ってでも、学生自身の企画でもいいので「休学をしてでも海外へ出てみること」をぜひ勧めてほしいし、それぞれができる範囲ででも支援、応援してほしいものです。

何しろ、未来は若者にあるのですから。

Michael Jacksonと私の家族; Encinoの生活

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Michael Jackson (MJ)  が急死して、ちょうど1年が過ぎました。本当に残念なことです。20世紀の60年代末に「Jackson Five」のリードヴォーカルでデビュー、最初のシングルが続けて(I Want You Back, ABC, The Love You Save, I’ll Be There) ヒットチャートの#1になりました。

80年代初めに「Billie Jean, Beat It, Thriller」など、歌と踊りとヴィジュアルをあわせた時代を先取りするような作品を次々とだして、Pop Musicを根本的に変えた、稀有な天才です。「King of Pop」といわれるのも当然です。今はよく見られる歌、踊り、ヴィジュアルを組み合わせた「時代の新しい芸術」にしたといえます。しかも、彼の作品は今でも燦然と輝いています。

彼が急死する前、予定されていた最後の公演シリーズ「This Is It」を世界中が楽しみにしていたと思います。そのリハーサルのClipから作った「This Is It」 を見ると本当に彼の才能と、人となり、そして本物のプロ興行のスゴサ、厳しさを感じ取れます。何度見ても飽きないすばらしい作品です。リハーサルのclipからの編集ですから、彼自身が本当に歌っているのではないのがちょっとさびしいですが、もし彼が死んでいなかったらどんな公演、そして作品になっていただろうか、想像するだけでもとても残念です。私も彼の大ファンです。いくつかのヴィデオも持っています。

彼の死後1年間ですが、「This Is It」などからも彼の人柄がそこかしこに垣間見え、彼の人気はますます上がっているとの話も聞きます。DVDなどの売り上げは3,000万枚を超え、1,000億円近い売り上げだとか。すごいことです。

実は1977年の夏、私はUCLA に戻り、Encino というUCLAの横のFreeway 405 を北へ車で15分ほどのところ、Santa Monica Mountains の峠を超えてMulholland Drive (映画でも有名な道路です 資料1 )からSan Fernando Valley へ降りていく途中の町に家を買い換えて移りました。16465 Refugio Road、どんづまりCul de Sacの家です。見晴らしも、環境も、近所の方々もよい方ばかりでした。

その後、まもなくでしょうか、なんとMichael Jackson (MJ)が近くに引っ越してきました。4641 Havenhurst Avenue です。当時すでに有名でしたが、彼のキャリアでは、次への一歩を模索していたころですね。その後、1988年にEncinoから200kmほど西のSanta Maria に近いところ、Neverland  に移りましたが、1年前、彼が亡くなったときには、ここには彼のご両親が住んでいることになっていました。

ところで、その頃のことですがMichael Jacksonと私たちは時に会うことがあったのです。私の一家がよく行く近くのスーパーマーケットGelson (Havenhurst Avenue とVenture Blvdの交差点にある高級スーパーです)で時々会うのです。彼は1人でショッピングしていて、そのときには言葉を交わすのですが、とてもシャイで、素敵な若者でした、MJが19歳のころです。

私が日本に帰国したのは1983の10月。MJはすでに大スター、1982年のAlbum「Thriller」  のリリースです。このalbumにはThrillerのほかに「Beat It、Billie Jean」などが入っているのです。すごいアルバムです。そして、あのころは「Thriller」のヴィデオがテレビで盛んに流れていました。

私が渡米した1969年に始まり、1983年のMJ、そしてその後のMJ。20世紀を21世紀につなぐ、最高のEntertainerでした。

ところで、Google Maps(地図、Street Viewなど)はすごいもので、MJの家から北にHavenhurst Avenueを100mほど行くとGelsonが見れます。南へ400mほどでLanai Roadへ、400mでHavenhurst Driveを東へ、300mでBallina Driveへ、300mでBallina Canyon Roadへ、どんどん山へあがっていくのです. 200mで右にRefugio Roadをはいると5軒目で突き当たり。右側が私たちの住んでいた家です。様子はStreet Viewでも、航空地図でも見れますが、家の様子は、ここ(リンク)を見てください。その頃ですが、今はなくなられた作家の城山三郎さんが尋ねてくださり、私のことを書いてくださった小文に、この家の様子にちょっと触れておられます。

Michael Jacksonの1周忌の機会にこのポストにしました。

 

熱い思いで世界の役に立つことをしたい学生さんたち、この夏、8月に出かけてみないか?

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このところ何回か紹介している「Global Change Maker Program」。早稲田の学生さんたちが中心になって自分たちで立ち上げ、いよいよ第1号プロジェクト、「E Education」がYunus教授の率いるGrameen銀行と始まります。

若者たち、学生さんたち、この夏の活動にぜひ参加してみませんか?

以下が案内です。振るって応募してください。去年参加した人たちにもお会いしましたが、皆さんもすっかり目覚めて、積極的な人たちになってきましたね。すばらしい計画です。

彼らのサイトは;
1.http://profile.ameba.jp/wakurevo/
2.http://astu0301.blog13.fc2.com/などなど

そしてこの「You Tube」 を見よう。

私のblogでは;
2010年6月6日 
2010年4月14日 
2009年 6月29日 
2008年12月19日 

今年も8月18-29日。以下のようなプログラムです。奮って応募しよう、世界を見よう。

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10年 後 、 世 界 を 動 か し て い る あ な た へ 。
+ Global Change Maker Program +
世界を変えるチカラを身につける、とびっきり熱い12日間。
詳細・お申し込みはこちら ⇒ ⇒ ⇒ http://www.gcm-p.com/
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世界最高峰社会的企業グラミングループ共催のもと、バングラデシュ農村で実施する実践型チェンジメイキング能力養成プログラム参加者募集のお知らせ です。

◆プログラム内容について◆
グラミングループの1社であるグラミンコミュニケーションズ内グローバルコミュニケーションズセンター(以下GCC)、そしてGlobal Change Makers Program(以下GCMP)事務局の共同運営によりこの夏提供される次世代チェンジメーカー創出プログラムです。GCCインターンシップ生としてバングラデシュの農村でのフィールドワーク調査実施後、そこから発見した問題のソリューションアイデアをグラミングループ、そしてバングラデシュへ提案します。

※このプログラムはグラミン銀行へのインターン、及びマイクロファイナンスに特化したプログラムではありません。

◆参加者のメリット、得られる力◆
ありのままの貧困を肌で感じ、本を読むだけでは見えてこない「世界的視野」を獲得できます。本プログラムは、単なる学びの場ではなく、リサーチから アイディアを得て提案する、というアウトプット重視型です。現地大学生通訳と共に調査チームを構成し、現地に入りこんだフィールドワークを行います。これ により、身体を耳にした本当の貧困の現場が見えてくるはずです。そして自分のアイディアを主体的に提案していくことにより、スタディツアーでは養えない 「フィールドワーク力」「問題解決力」が身につきます。参加者が収集した情報や村人の声、トライアル等の結果は「視える形」で残るとともに、次回のプログ ラムに引き継がれます。グラミングループの方々、そして私たち日本人学生とで共に世界を動かすソリューションモデルを創っていきましょう。

◆プログラム概要◆
○プログラム実施予定期間
2010年8月18日~8月29日(12日間)

○参加資格
・大学生以上(外国籍生も可)
※社会人の方、大学院生の応募も可能です。その場合、あくまでもプログラム主体は大学であるということを予めご承知おきください。
・日常会話レベル以上の英語力が望ましい。

○プログラムスケジュール(予定)
    7/31    事前説明会(東京都内)
    8/18    都内宿泊施設にて、帰国前研修  (※参加必須)
    8/19  出国(成田発)、バングラデシュ・ダッカ着
    8/20  グラミン銀行本部にてプログラムオリエンテーション
    8/21~8/25 5チームに分かれ、農村にてフィールドワーク調査
    8/26  プレゼンテーション準備
    8/27  ダッカにてバングラデシュで活動している日本人との懇親会
    8/28   プレゼンテーション、フリータイム 深夜:バングラデシュ発
    8/29   帰国(成田着)、解散

○参加予定費用
15万円程度(航空代、現地生活費込)
※航空券価格、現地レートが不確定のため暫定価格となっております。ご了承ください。確定次第、こちらのサイトにてお知らせ致します。

◆募集要項◆
○募集人数
大学学部生15名、社会人・院生5名
 
○参加者選抜方法
簡単なショートエッセイ,そして面接にて評価・選抜させていただきます。
 
〇募集締切
2010年6月30日

〇申込方法
応募要項・注意事項をHP(http://www.gcm-p.com/)にて確認の上、HP上のエントリーサイトよりお申し込みください。

バングラデシュで世界一アツイ夏を!世界をもっとワクワクさせたいワカモノ、大募集!
ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください

問い合わせ先
GCMP日本事務局 お茶の水女子大学2年
永岡由衣
info@gcm-p.com

New York City、すばらしい季節、すばらしい議論、若い医師たちとの再会

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ソウルから14時間、JFK空港に到着。空から見ていてもすばらしい天気でしたが、飛行機から降り立つとカラッとして、まさに一番いい季節の天気です。

ManhattanのMid-Town、Le Meridian へ。今回は以前にも紹介した東京大学のPresident Council資料1) の会議です。小宮山前総長のときに始まり、濱田総長もこれを継承して活動しています。前回は去年の11月、濱田新総長の下で東大の駒場キャンパスで開催 され、Bill Emmottさんの講演、Victor KK Fungさんのセミナーなどもありました。

ホテルチェックインして一休み、Central Park資料1)を小1時間ほど、新緑とそよ風の中を歩きながらMOMA  (月曜日で休館、残念)、Madison Avenueを楽しみながらすばらしい午後の時間をすごしました。

夕方はレセプションをかねて、現地の東京大学卒業生の会 (大学のアーカイヴ 2001年6月8日参照)があり、大勢の関係者が参集しました。何人かの懐かしい顔にもお会いし、新しい方たちにもお会いしました。

翌日の会議にはタイのProfessors Chulabhorn Mahido王女、Vartan Gregorian、Rita Colwell、Kari O Raivio、マイケル吉野Harvard大学名誉教授 などの学者たちや、AT KearneyのP Laudicinaさん、もとMcKinseyの横山ヤスさんなどの委員の参加がありました。

今回の特別ゲストはSwarthmore Collegeの学長Rebecca Choppさん(資料1)です。今回の会議では「Liberal Arts」教育を中心テーマでした。これについては、別に次のpostingに書きます。

夜は、NYCで臨床研修をしている、そしてそのOB/OGの若手日本の医師たちと夕食を楽しみ、いろいろな話題に大いに盛り上がりました。このような人たちが一人でも増えること、活躍の場を日本の外に広げていくことが、日本の将来と世界からの信頼にとって大事なことです。このような若者の活躍が若者たちへ広く知られ、彼らの目標の一つになっていくこと、これらが日本のグローバル人材の育成にとっても大事なことです。

Doha, Qatar -1: Museum of Islamic ArtとQatar Foundation

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カタールQatar航空で成田から関西空港経由で29日の早朝、Qatarの首都ドーハDoha に到着。World Economic Forum主催の「Global Redesign Summit」  への参加です。

ホテルでしばらく休んでから、Museum of Islamic Art (資料1)に出かけました。展示する作品には、この美術館のために買い付けたものも多いとかで、300億円ほどのコストがかかったとかです。

世界の大物建築家の1人として著名なIeoh Ming Pei氏の作品で、2008年開館。現在93歳ですから、依頼を受けたのは90歳近いころですから、すごいことです。イスラムの文化を知るためにいろいろ訪ねたそうです。

イスラム圏の、いろいろな時代の、多様な作品が展示されていて、飽きることがありません。イスラムのパターン はとても複雑ですが、幾何学的で、どのようにこのようなパターンを作っていくのかとても不思議に思います。とても繊細な加工などを見ると、人間の可能性のすごさに感動する一方で、人間のすることの可能性の恐ろしさも感じます。

翌日の午前、Qatar Foundation資料1)を訪問、約1時間を研究担当のVice Presidentと懇談、そのあと研究施設のうちのCornell大学の‘Qatar campus’ (資料1)を訪問しました。すばらしい施設 (2004年に開設)のなかで、かなりの数の若い研究者が世界から来てがんばっています。

以前からQatarがこの財団などを通して教育や研究に熱心であることを知っていたので、その現場を見てきたかったのです。まだまだ計画の半分もできていませんが、この訪問で、感覚的にもかなり収穫があったと感じます。

このキャンパスの全体設計は磯崎新さん(資料1)ということで、とてもうれしいことです。磯崎さんの設計になる建物もいくつかあり、このCornell Qatar campus (講堂が円形になっているートップ写真シリーズにも出てくる)もそのひとつです。