2011年(1)、2012年の8月に開催した、私もImpactJapanも、初めから応援している「H-LAB」。
これはHarvard大学と日本のいくつかの大学の学部生が中心になって開催する、1週間ちょっとの「高校生たちを対象とする夏の合宿」です。
「リベラルアーツ」の大事さを高校生に感じ取ってほしいということなのです。これが英米流の大学教育の基本なのだ、ということも。
ところで、2011年に参加した高校2・3年生、2012年に参加した高校3年生たちは、この春ごろから進学先が順次決まり始め、みなさんが進学する大学がほぼ決まったようです。
その結果を見ると、この「夏の合宿」は若者たちに予想した以上のインパクトがあったようです。
参加した高校生の選択肢をまとめるてみると以下のようです。
男子高校生22人中11人が海外の大学へ!!
女子高校生32人中12人が海外の大学へ!!
海外の大学といっても米国を選んだ人が19名、英国2名、Canada1名、Australiaが1名。 皆さんがすぐに気にするようなHarvard、Yale、Imperialなどの合格者もいます。海外で複数受かって、選択に困っていた人も何人かいます。
東大に受かっている人も何人かいますが、東大(に学籍を置いているかもしれませんが)ではなく留学を選択した人も3名いるのです。
頭で考えている教育ではない実体験、しかも自分たちのちょっと年上の大学生との合宿は「Peer Mentoring」でもあり、高校生が自分のモチベーションを見つける、そこにこそインパクトがあるのでしょう。
このような海外への選択肢へ挑戦する高校生はこれからも広がっていくでしょう。楽しみです。