アブダビ訪問の2日目は経済開発局(Department of Economic Development)です。Alsowaidi長官以下が参加され、私たちの一行との産官学の協力についてとても歓迎してくださいました。とくに、前日私が体験したUAE大学Al Ain校での「Sakura Club」の偶然はとても喜んでくださいました。さらにこの会談が東大先端研の発案でできたことなので、研究開発の協力についていくつもの話題に議論が進みました。このようないわば「トラック2的」な会合はとても大事な国家のお付き合いの基本要素と思います。
アブダビ側からは「アブダビ2030」というプレゼンがあり、日本サイドからは昭和医科大学の工藤教授(消化器外科)も参加して大腸ポリープの内視鏡による切除のビデオを使った説明や、参加したいくつかの企業のプレゼン、また東大先端研の紹介などがありました。
私はほかの用事で1時間ほど中座しましたが、この訪問は現地の新聞に掲載されました。もっとも、私の肩書が間違っていたのが、ちょっと残念。
皆さんご存知のように、Abu Dhabiでは原子力発電所の建設中であり、日本との交流を一層深めたいのです、そして今回の事故からも学びたいのです。
無事に予定が終わって、今度はZayed大学へ向かいました。これも驚くほど素晴らしい施設で、最先端の設備です。ここにも「日本ファンクラブ」のようなものがあるようでした。
夜は加茂大使のご厚意で、3年ぶりのことでしたが大使公邸へ伺い、夕食をいただきました。
翌日は今回の訪問の最後の日。私はといえば、私も理事を務めているKhalifa大学のLaursen学長を訪問、そのあと昼食を皆さんとゆっくりしながら それぞれが帰国の途に就きます。夜はアブダビに2年契約できている新聞記者のインタビュー、この記事も掲載されていました。
彼女はHarvard大学卒業で、インタビューのあとご当地にいるHarvard関係者のPark Hyatt Hotelでのディナーに招かれ、参加しました。なかなか素敵なホテルです。いろいろな人が仕事できています。そのあと夜11時にホテルをチェックアウト、飛行場へ向かいました。
これからLondon経由でLos Angeles へ、全行程24時間ほどの旅です。