いつも本質を突いた発言と行動をしている冨山和彦さん。
すでに出版されている「指一本の執念が勝負を決める」、「会社は頭から腐る」 (資料1)など、一見すると過激に感じとられるかもしれませんが、いずれもことの本質を鋭くえぐる、ホンモノの意見です。
去年は「カイシャ維新―変革期の資本主義の教科書」 という資本主義と企業組織のあり方の「核心」「本質」をついた本を出版しました。腑に落ちることがたくさんあります。勿論、「核心」「本質」ですから、何も企業組織のあり方だけではなく、社会全般にわたる鋭い考察が展開されています。ですから、「企業人」ばかりでなく、「官・学」の世界、社会の組織運営にかかわる、責任ある立場の方達にはぜひとも読んで欲しい一冊」です。
「ビジネスの人たちはMustだが、役所も、政治も、どこの人でも読むべし。お勧め。ごたごた言わないで読む。本質だから」とtwitterで発信したところ、すぐに読んでくれて、ご自身のblog に書いてくれた方もいたのです。うれしいですね、本当に。ありがとう。
ところで、先日、「挫折」 についてもちょっと触れました。そして、冨山さんのこの本「挫折力」が出ることも紹介しました。
読んでみると、さすがですね。いつもと同じ、軽快な、しかし厳しい調子で、特に若いときの「挫折体験」の大事さ、そこから実体験を通して学び取る大事なこと、これを50か条に(正確には52か条ですが、、)を教えています。「反骨精神」です。
この「挫折」実体験から学ぶこと、それを乗り越えてきた体験、これは本当に大事なことです。マニュアルには書いてないことです。よく考えてみると、古今東西の格言などに共通してある言葉なのでしょうね。
若い人たちにはぜひ読んでもらいたいし、年配の方達にも、自分の来た道を感じ、考えながら、若者たちへなにができるだろうか、なにか支援できないか、いろいろ考えるきっかけになることも多いと思います。
新卒で就職できないと「だめな人」的発想はどう考えてもおかしいですね。これは日本特有の社会制度なのですから。
未来の可能性を感じる社会へ、若者たちの応援お願いします。