5月3日、カナダ政府は「Global Challenge Canada」(資料1)という5年間にわたる新しいプログラムを発表しました。
これはゲイツ財団が実践している「Grand Challenge Explorations」(資料1)とも協力しながら、しかし、(主に)カナダの研究者たちが、プロジェクトに参加する途上国の貧困、健康、公衆衛生、医療などの向上に貢献しようというものです。
これは5年という時限ですが、新しい形の科学技術外交を途上国との「Win-Win」関係を構築しようというアプローチです。この成果を見ながら、さらに国際舞台での存在を高めたいという意図があります。
私も支援していますが、日本でも世界銀行との協力関係 のさらなる推進の可能性、最近での日本のアフリカ支援の再確認 、またJICA-JSTのプログラム協力などが進められることになって、うれしいことです。
多くの国の2国間協力、世界銀行のような多国間機構などと歩調を合わせて、最貧国、途上国の多様なニーズに合わせ、MDGなどへ向けて、多面的な展開をしていくことは、人間の安全保障、またMDG推進へ向けても、とてもいいことです。
さらに、多くの支援国の間の協力、情報交換などは特に大事になっていくでしょう。
まだまだ、日本が世界課題に貢献できることはたくさんあるのです。
私たち一人ひとりに何ができるか、これを考えるのはとても大事なことです。大事なことは、「日本から見る世界、そして世界からみる日本」の視点です。