7月13日に軽井沢で行なわれた、軽井沢トップ・マネジメント・セミナーのパネルに参加しました。パネルのメンバーは江崎玲於奈先生と私、さらに司会をかねてSophia Bankを藤沢久美さんと切り盛りしている、多摩大学大学院教授の田坂広志さんの3人で、テーマは「イノベーションと人間力」です。要旨の報告書は近いうちに上記サイトに掲載されるでしょう。
江崎先生はどなたもご存知だと思いますが、田坂さんはというと、たくさんの著書もあり、ご自身のサイトやブログなんかもされていて、とても発信量の多い方です。「イノベーション25会議」でもご意見を伺おうと、ヒアリングに来ていただきました。藤沢久美さんとSophia Bankという活動を通して、社会起業家の活動を支援していらっしゃいます。素晴らしいですね。「イノベーション25」の中間報告でも、これからの「社会起業家」の重要性を指摘しています。先日、日経でもシリーズが出ていましたね。
同じ日に行なわれた特別講演は、久し振りにお会いする、去年神戸大学から政治学の防衛大学校校長に就任された五百旗頭真(いおきべまこと)先生でした。Wikipediaにも出ている著名人です。日本学術会議でも、私が会長のときに会員として国際会議とかいろいろとお世話になりました。本当に面白いお話を聞かせてくれました。毎月、学長の講義もされるそうです。素晴らしいですね。特に日本が100年前の日露戦争で勝利した後のアジア戦略は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の、かん陀多(かんただ)と云う男と同じだ、との比喩が印象に残りました。