トロント・スター、日本の認知症対策の取材

ちょうど一年前のことですが、トロント・スターのジェニファー・ヤンさんによる認知症の取材がありました。

その後も、ヤンさんとはトロントで何かの機会に再度お会いしたのですが、「あの取材の記事はどうなった?」と聞いたのですが、「まだなんです。」という答えでした。

最近、その記事に気が付いたのでご紹介します。二部構成です。日本と認知症について広範にわたって取材されていることがわかります。

一つは、“Japan: Dementia lessons from the world’s oldest country. Dementia rising globally but the first waves crashed over Japan, How is the world’s first super-aged country coping?” 。

もいう一つは、“How Japan is training an entire country to help with dementia: Japan can’t change dementia. So Japan is changing Japan”

朝日新聞の山本さん、患者さん団体の高見さん、長寿センターの鳥羽さんとか、いろんな方が取材を受けています。

両方とも英語ですが、ちょっと我慢して読んでいただければと思います。写真もいろいろですが、なかなかしゃれたタイトルです。

この一週間後に、トロント・スターではカナダの対応についての論説記事(Editorial)を出しています。


トロントへ再び

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今年になって、トロントはすでに3回目です。今回は2013年の英国G8サミットで合意されたWorld Dementia Councilを継承した新たなに組織の会合です。

このWDCの前の数日にわたって、世界認知症学会がトロントで開催されていたので、この日程になったのです。

到着後ホテルにチェックインしてから、ご当地のToronto Blue JaysとSan Diego PadresのMLBゲームがあるので観戦に行きました。ほぼ満員の球場で、外野のかなり上の、急峻な場所の席しかありませんでした。私は7回の表で球場を後にしましたが、翌日の新聞を見ると、なんと12回までの延長戦、しかも12回表の2点差を”劇的な経過”で3点を取って勝ったサヨナラゲーム。みなさん大興奮だったと想像できます。

このゲーム経過などについては以下の記事とビデオをご覧ください。

さて、新しいWDCの会合ですが、いくつかのアジェンダについての小委員会の提案発表、それらのまとめ、そして次へのプロセスなど1)について議論しました。

今までは「英国政府の委員会」という立場でした。しかし今回からは独立している立場になったのですが、それをどのように広く関係各所に認識してもらうのか、という戦略的視点が不足しているように思いました。その点についてはいくつかコメントしました。これは考える以上に大変な課題であり、これからの活動に大事な基本的認識と思います。

高齢化社会先進国の日本はどのようにこの世界的課題である「認知症」に対応していくのでしょうか。5月の伊勢志摩でのG7サミット宣言の「2. 2. 5」で「認知症」も取り上げられています。9月の神戸でのG7厚生大臣サミットでも、この確認が必要です。何しろ認知症は「確実に予測される津波」なのですから。

Gairdner財団のJohn DirksGrand Challenge Canadaを率いるPeter Singer他の方たちにもお会いし、また中山総領事とは公邸で歓談の時間をいただきました。

特に今回は、2009年から始まったGairdner賞に創設されたGlobal Health賞(ノーベル賞の大村先生も2014年に受賞しています)に、今年で引退するDirks氏の名前が付けられることになった、個人的なお祝いの意味もあったのです。→English


お知らせ

9月12日(月)16:20から、女子美術大学のアート・デザイン表現学科の特別公開講座にて講義を行うことになりました。

今回は杉並区の公開授業となっていますので、先着50名まで一般の方も参加することができます。

詳細はこちら:
http://www.joshibi.net/ad/koukai/uchuart/

 


お知らせ

書籍「規制の虜」が「TOPPOINT」という新刊書を紹介する雑誌に取り上げていただいたことは以前にご紹介しましたが、『2016年上半期 読者が選ぶベストブック』のベストテンにランクインしました。

この10冊のうち、翻訳本が6冊、複数の著者からなる書籍が1冊で、単著は3冊です。その1冊として『規制の虜』が選ばれました。

『2016年上半期 読者が選ぶベストブック』(『TOPPOINT』2016年8月号 pp43-44)

 
関連記事:
http://kiyoshikurokawa.com/jp/2016/07/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-28.html

 


お知らせ

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9月9日(金)、東京国際フォーラムにて開催される自然エネルギー財団設立5周年記念シンポジウム「世界中の電力網に自然エネルギーをつなぐ-「脱炭素の時代」へ急転換する世界のビジネス-」で、講演とディスカッションに参加します。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.renewable-ei.org/activities/events_20160909.php

スケジュール → http://kiyoshikurokawa.com/schedule/2016/07/508.html