先日ご紹介した出口さんが主催するDNDでは、このブログとリンクして、「学術の風」なんてしゃれたタイトルで私の意見を掲載してくれていますが、他にも“イノベーション”についてこの方面の少し「出る杭」的な方たちの意見がたくさん出ています。大体、私の考えていることと同じようにとらえていられる方が多いようです。ぜひ訪ねて、いくつかを読んでみてください。
橋本さんの第2回、第3回とか、原山さんの第13回、第17回、森下さんの第10回、少し前のものですが石黒さんの第9回「ヒトを活かす」の中で野中先生のいわれていること、などなど、みな核心を突いています。これに共通するものが、“なにがイノベーションの本質か”を示しているように思いますね。
基本に流れる共通の認識に、一番の究極として「シリコンバレー」があるともいえますが、これについても、出口さんが書いているDNDメルマガの11月8日号「~That’s the way to go~『文庫のための長いあとがき』の余韻」で紹介されている「シリコンバレー精神」(ちくま文庫)を読んでみるとちょっと感覚的に感じがわかるかもしれません。しかし、実際にはそこに身をおいて、著者の梅田さんのように日本とのしがらみも切って(長期の出張ではなく)生活しないとわからないだろうな、と思います。橋本さんの第3回に出てくる「塚本さん」も同じですね。
出口さんはここで、“梅田さんの、この感動的ですらある「文庫のための長いあとがき」”は、私からの紹介であったことに触れ、「「シリコンバレー精神」の真髄に、イノベーション25戦略会議にいくつかの秘策が潜んでいるように感じるのですが、さて皆さんは、どう感じられたでしょうか。」、と鋭く指摘していますね。
さて、自分自身で、そのような位置に自分をおいてみる気概はあるでしょうか?