私が時々お話する、若い時に啓発されて大きな足跡を残した人の中に、戦後の東京大学総長を勤めた南原繁、矢内原忠雄両先生がいらっしゃいます。今の若い人達はあまり知らないかもしれませんが、戦前、戦後という混乱期の「学」のトップとして、多くの「おもねらない」正論を社会へ向けて発していた立派な方達です。
偉大な「学」を代表したこの立派なお二方について、そして、そのような「リーダー」の「エートス」に触れられるエッセイを紹介します。
こちらも私が尊敬する元国立医療センター総長の鴨下重彦先生が書かれたもので、このエッセイは、明治時代のクラーク先生の薫陶を受けた、今「武士道」が再び人気の新渡戸稲造先生と内村鑑三先生(クラーク先生の教えを受けたのは14~15歳の頃だそうです)、その精神を受け継いだ矢内原先生、南原先生のお話です。是非、読んでください。
クラーク先生の精神は脈々と引き続がれているのだと思います。これが教育なのです。