小泉総理へ、G8サミットへ向けた提言の提出

7月にSt. Petersburgで開催されるG8サミットに向けたG8学術会議の意見書を、14日の午後、小泉総理に手交しました。同時にMoscowで世界に向けたプレスリリースをしています。リリースの内容は日本学術会議のホームページで見ることができます。科学者達がこのような国際的な政治の場所に意見書を出すということは、とても大事なことだ考えています。

来年はドイツ、再来年は日本がG8のホストです。G8学術会議の意見書のまとめ方で、日本学術会議の手腕、そして日本政府の見識が問われることになります。世界の動きとはそういうものなのです。よく眼を開いて、世界の動きを見てくださいね。

2006年6月

万有製薬株式会社/ニューロタン適応拡大記念シンポジウム
日程: 2006年6月16日(金)
会場: 赤坂プリンスホテル
演題: 「日本初の国際共同治験による適応拡大の意義」

日本学術会議 中部地区会議講演会
日程: 2006年6月23日(金)
会場: 福井大学
演題: 「科学者コミュニティと社会」

世界級キャリアのつくり方: 20代30代からの国際派プロフェッショナルのすすめ

石倉洋子さんと共著で、東洋経済新報社より「世界級キャリアのつくり方: 20代30代からの国際派プロフェッショナルのすすめ」を出版しました。

石倉さんは大学卒業後にフリーター、その後アメリカで経営戦略を学ばれ、私自身も、10年余をアメリカで独立した「個人」として他流試合にもまれながらキャリアを積んできました。日本の今後を背負う若い世代に「世界に通じるプロ」になってほしいという私たちの思いを、ダボス会議などの国際舞台で出会った世界級のプロフェッショナルな方々の話や、ささやかでも貴重な経験からの「カンドコロ」を語りつつ、具体的なアイディア、明日から使えるヒントとして示してみたものです。

最近では、書店、テレビ番組など、いろいろな場面で「プロ」「プロフェッショナル」という言葉を目、耳にするようになりました。どのような仕事をし、どこの組織に属するとしても、国境や業界の境界があいまいになり、世界全体が共通ルールで競う「フラットな世界」が登場しつつある今の時代、「プロフェッショナル」意識や倫理観、日本人としての誇りを持ち、同時に世界で一流の人々と自然体で「試合」をしていける人材の育成が課題だと思います。このサイト上でも種々発言していますが、この思いを伝える一助になればというのがこの本の背景です。

本書をベースに、セミナーの企画、ウェブなどを利用しての若者への働きかけという試みもスタートしています。是非一度、手にとって読んでみてください。

Sekaikyuu世界級キャリアのつくり方
-20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ

黒川 清,石倉 洋子 著、 単行本 255p. (2006/05)
東洋経済新報社
ISBN: 4-492-55559-5
価格: 1,575円 (税込み)

JST電子アーカイブ事業

アメリカやイギリスなどでは既にスタートしていますが、日本でも情報技術の進歩に伴って、今まで図書館や学会事務局の倉庫の奥底に眠っていた過去の学会誌を創刊号から電子化し、J-STAGEを使って誰でも検索でき、すぐに手に入れるようにできるという事業(電子アーカイブ事業)がJST(科学技術振興機構)でスタートしました。

私はどの学会誌を掲載したらよいのかを選定する委員会(電子アーカイブ対象誌選定委員会)に参加したのですが、これは当時の研究者たちが如何にして問題を解決していったか、どういうことが問題だったのか、その歴史的背景を知り、文献を見ることによって、当時の状況を垣間見たり、想像を膨らませることができ、また科学や研究、発明への隠れた情熱を思い出させ、より一層強くすることができると思います。

いつでも、誰でも簡単に昔の文献を読むことができ、昔の人に思いを馳せることができたら、今問題になっている「理科離れ、科学離れ」なんてなくなるように思いませんか?

第12回ユネスコ国際生命倫理委員会での講演が紹介されました。

第12回ユネスコ国際生命倫理委員会で行なった講演が、JMS JAPAN MEDICAL SOCIETY 3月号に紹介されました。

 「生命倫理の今日的問題と生命倫理の国際性―生命倫理のアジア的パラダイム」

出典: JMS JAPAN MEDICAL SOCIETY 3月号