NBRとのインタヴュー

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「3.11」東北大災害の地震・津波災害、さらにフクシマ事故への日本の対応についての私の意見がNBRに掲載されました。「Moving Forward: Relief Efforts, Health System Reforms, and Japan’s Role in Global Aid」というタイトルです

この中でも、日本の信用低下と風評被害を止めるためにも「独立した、国際的なタスクフォース」の設立を述べています。政治が、早急にアクションを起こすべきです。そして「失敗から学ぶ」、世界とその「教訓を共有しよう」という姿勢こそが大事なのです。

皆さまはこのインターヴューから、何を、どのように感じ取られたでしょうか?

何人か、私の友人のインタビュー (資料1)も掲載されています。素晴らしいことです。日本からの少なくとも英語での対外発信があまりにも少ない、だから何が起こっているのかがわからない、不安だ、というのが一般的な世界の反応ですから。

新しい色々な発信ツールがあります。twitterも半分で良いので英語で出してみましょう。

 

グローバル時代の人材育成の必要条件: 「外」へ出る実体験の大事さ

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私がこのサイトでも、またいろいろなところで繰り返し主張していることに「若者を外へ出そう」という命題があります。世界の「フラット」化が進む中で、実体験を通して「外から見た日本」を直感的に感じ取れる人を多く持つことはとても大事なことです。

つまり、「日本から見る、感じるグローバル世界」ではなく、「グローバル世界から見る、感じる日本」を直感的に感じ取る力のある人たちです。

若いときの友人のネットワーク、人脈はとても大事な財産であり、若いときの海外体験で得られる人のつながりは、これからの時代ではグローバルな価値を持つ財産になります。そのような人材をどれだけ持っているのか、これは国力の基本です。

それには、若いときに「独立した個人」の資格で、海外生活を体験することが大事なのです。企業とか組織からの出向や留学での海外生活体験は、特に従来の日本社会では、終身雇用が常識と感じていたわけですから、長期の海外体験であっても、多くの場合、所詮は「日本の組織の中」からの日本を見ていたのです。

反論する方も多いかもしれませんが、ご自分の体験からも、「もし」日本の組織から離れて「個人」として留学をしたり、仕事に行くとしたらと想像しただけで、かなり違う感覚を覚えるでしょうし、生活の計画にしても、もっと違った覚悟で臨むに違いありません。

大学卒業、就職、同じ組織の中で基本的に年功序列の単線路線、これが日本の多くの人にとっての常識だったのです。

だからこそ、私や多くの同じような体験をして来た方たち、例えば石倉洋子さん 資料1)ですが、まだ高校生、大学生のうちに、留学でも良いし、休学でもいいので、海外の生活を体験することをすすめているのです。日本社会は「ギャップイヤー」などと言っていても掛け声ばかりで、社会一般には、大学などを卒業して2-3年たった人たちを普通に採用するほどの対応、変革はしていないのです。

最近、教育系の方たちに広く読まれる「IDE」に「医療系人材育成の革新- 社会制度と人材のイノベーション」、また化学系の大学や企業人に広く読まれる「化学と工業」に「若者は外で出せ: 国際交流がなぜ大事か」という寄稿文を書きました。

私の意見に皆が賛成するわけではないでしょうが、まず「出来ない理由」を言うような人は、日本の将来を担う若い人たちにとって迷惑な話です。これらの実体験は、若者の選択なのであり、それをサポートすることこそが大人たちのすべきことと思います。

しかし、このサイトでも再三指摘資料1,, )していますが、「3.11」によって従来型の日本社会の構造的弱点が、一気に浮き彫り にされたのです。

一人でも多くのグローバル世界「志向」をもつ人材の育成こそが、基本的には日本の将来への唯一の道だと思います。

野中郁次郎先生との対話へのお誘い

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University of California (UC) はCalifornia州の10箇所にキャンパスを持つ米国西海岸、いや米国でも屈指の名門大学です。特にこの中でもBerkeley校とLos Angeles校は日本の同窓生も一番多いキャンパスです。

UCLA日本同窓会とUCバークレー日本同窓会・共同幹事による「震災後の日本のイノベーションはどうあるべきか」という「野中郁次郎先生とわたしの対談」に参加しませんか? 7月1日、6:30pmから「東京21c Club」です。

UC同窓会員である必要はありません。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています、
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● 第4回 「Berkeley知の広場」   
震災後の日本のイノベーションはどうあるべきか
対談:
UCバークレー日本同窓会長  野中郁次郎
UCLA日本同窓会長       黒川 清
■ 日時: 2011年7月1日(金曜日) 6:30PM~9:30PM
■ 場所:東京21c Club (新丸ビル10F)
      http://www.tokyo21c-club.com/open/info/access.html
■ 参加費: UCB・UCLA会員 3,000円 (食事付き・飲み物なし)        
UCB・UCLA会員以外 4,000円 (食事付き・飲み物なし)        
セミナー後、野中先生・黒川先生も参加の懇親会有り        
(飲み物は、キャッシュ・オン・デリバリー)
■ スピーチは原則日本語。英語でのパワー・ポイント表示(英語での質問ももちろん可)
■ RSVP(お申し込み締め切り):6月28日までに下記登録フォームにご登録ださい。
http://tinyurl.com/ucevent0701  

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企画の趣旨は以下です。
● 第4回「Berkeley知の広場」をUCLAとBerkeley同窓会の共催でおこないます。
● 私たちは現在、片やUCLAのProfessor of Medicineの経歴の黒川清先生、他方バークレーの Fuji-Xerox Professor of Knowledgeの野中郁次郎に同窓会の会長をお願いしていますが、お二人はともに世界的にも名の知られたイノベーション論の大家です。
● 一方が国家予算を使った科学技術の政策策定に深く関与すれば、他方はR&Dの大宗を握る企業のイノベーションに鋭い目を向けて暗黙知・形式知のスパイラルからなるSECI理論で広く知られています。
● イノベーションなくして震災後の日本の再建はありません。そこで同窓会の事務局は、そうしたお二人に大震災後の日本のイノベーションのあり方について語っていただこうと「Berkeley知の広場」の拡大版を企画しました。
● お二人はすでに現場力の凄さと、リーダーのあり方に問題があることをメディアでも指摘しています。知識社会におけるリーダーシップのあり方では、野中さんのフロネシスというキーワード、黒川さんの「出る杭」は、福島原発の事故をもってより妥当するように見えます。
● お二人には射程を短くした議論もして頂く予定です。会の進め方としては、最初に野中・黒川さんにそれぞれ30分程度、問題提起的なお話をいただき、それぞれがコメントし、さらに参加の皆さんと議論を深めていく形を採りたいと思います(ですが、議論好きの黒川先生ですから、いきなり議論へと展開するかもしれません)。
● 使用言語は日本語です(ですが、参加者の介入によっては英語のモードに変わることもあるかも知れません、、)。
● このセミナーの後には立食ですが食事の用意をし、出席者の懇談ができる時間を設けています。ただし飲み物の代金は含まれていないので、キャッシュアンドキャリーでお願いします。
● セミナーの純益は全額東日本大震災の被災者の義援金に当てられます。

 

新しいフロンテイアを拓く「異端児」たち

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17日の朝早く、Kuala Lumpur(KL)から成田空港着。

16、17日はOkinawa Institute of Science and Technology (OIST) 新しい大学院大学への最終段階に入り、理事会が開催されました。KLからTeleconferenceの接続具合が悪くて、ほとんど参加できませんでした。17日午前の最後のセッションに、東京からちょっとだけ参加できましたが、ここでも接続の具合があまりよくなくて、残念でした。

これは新しい時代を先取りする世界の研究機構になれる可能性が大きい、日本にとって「異端」でしょうけど、これからの日本にはとても大事な計画です。なんとしても、支援しなくてはいけません。

午後はKavli財団CEOのDr Robert W Conn、東京大学IPMU(本当の意味でのグローバルな研究所です、、)所長の村山 斉(ヒトシ)さん他との懇談です。村山さんは本当の意味での数少ないグローバルな研究者資料1)です。この機構を数年間で、とてもユニークで、世界に広く知られる素晴らしいものに育て上げました。これは世界でかなり認められていることです。村山さんにはTEDxTokyo2010でも話をしてもらいました

Kelviさんも、Connさんも「異端児」なのです。ちょうど10日前にWhite HouseでObama大統領 と会っていたばかりです。

Connさんは私のblogなどを読んでいて、UCLAでもちょっと重複していた、ということでたちまち意気投合して話が盛り上がりました。世界の主要大学の研究所を支援する、また宇宙、ナノ科学、脳研究を支援するKelvi財団のミッションなど、いろいろお話をうかがうことが出来ました。ぜひ、日本との関係構築の役に立てるといいな、と考えています。

その後、先日ご紹介したMIT Mediaラボ所長に就任した伊藤ジョイさんと、村山さんもある意味では「似たもの同士」ですのでご紹介し、しばらく楽しい懇談の時間をすごしました。

Media Labにも日本からの院生などをもっともっと行かせたいです。

村山さんも伊藤さんも、日本では「異端児」です。このような「異端児」をもっともっと増やすことこそが日本の活性化に必須の課題です。

 

Kuala Lumpur -Pacific Science Congress

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 8年前に推挙されて太平洋科学連合Pacific Science Association (PSA)のPresidentを勤め、2007年に沖縄で本会議 Pacific Science Congress (資料1) を、そして2009年にはTahitiで中間会議資料1)を開催させていただきました。これらについてはこのサイトでもご紹介したところです。

日本学術会議にも委員会があり、また国際科学連合(ICSU)にも所属しています。また創立98年目という、歴史ある学会なのです。

今年は、6月14-17日にわたってKuala Lumpur (KL)で本会議が開催され、私も役員(Immediate Past President) ですし、またKeynote講演者の1人にも推薦していただきました。13日からKLへ来ました。

さすがにKeynote Lectureは素晴らしいものが多くて、楽しめます。また、いくつかのセッションも多彩な発表もあり、多くの友人にも会うことが出来て、14-16日という素敵な3日を過ごすことが出来ました。

さすがに活気のある成長している国のエネルギー、また教育、科学技術イノベーション政策にも熱心です。政府の応援もあって多くの地元の研究者の参加もあってとても良い会議でした。

私のKeynoteは「Age of Uncertainty: Have We Become Wiser?」というタイトルで、出来るだけ刺激的に物語を進めました。勿論、今回の東日本津波への支援、またフクシマについて皆さんの懸念についてもはじめにコメントしました。

講演については、皆さん、とても面白かったといっていただき、いくつもの質問が出ました。翌日にはテレビで25分ほど、ライブのインタビューを受けました。長崎大学のGregさんがblogで、私のKeynoteで「会場のテンションが上がりました。」と書いて下さり、うれしいです。

日本学術会議のHatai Medal塚本教授資料1)が太平洋のウナギの生まれる場所と移動についての研究で受賞されました。奥様もご一緒でした。おめでとうございます。

Guam大学のDr Underwood学長 (左下の写真)は1993-2003下院議員を勤めた方です。広い太平洋の諸島群についての教育や医療問題など、また、米国との独特な関係など、なかなか面白い視点で議論しました。私にぜひGuamに、とお誘いを受けました。1年以内に行ってみたいと思います。多くの友人、また新しい友人や、若い研究者にお会いするのは学会の楽しさです。

With underwood Group photo 

 また、先日ご紹介したMalaysia首相直属のGlobal Science and Innovation Advisory Council (GSIAC) について、首相のChief Science AdvisorのZakri博士とそのスタッフとの1時間ほどの会議も設けていただけました。なかなかのメンバー であり、私もその一人であること、楽しみです。

次回の中間会議は2年後にUniversity of South Pacific (Fiji) で開催の予定です。皆さんも参加を計画してみませんか?

 

G1サミット: 私のパネルの記録

今年の2月ですが、G1サミット に参加し「科学技術政策」、「社会保障と経済成長の両立」2つのパネルで司会をしました。

これらのパネルの記録が出ましたので、紹介します。

「科学技術政策」 
「強い社会保障と経済成長の両立は可能か?」 

いかがでしょうか? パネルの時間がちょっと足りなかったですね。

 

情報の透明性は信用の基盤: 政治は何をしているのか

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フクシマ原発事故以来、このカラムで情報開示と透明性の担保が、政府にしろ、企業にしろ、信用の基盤であること、今回のフクシマではこれは特に初期に致命的に欠けていたことを指摘してきました。

この信頼の失墜が、世界に明らかになっているのがグローバル時代の怖さです。「風評被害」もここに根っこがあるのです。

そして、その対策として「この一手」 (資料1) として、「独立」した、「国際メンバー」により、「委員会Commission/Task Force」の立ち上げの重要性を指摘してきました。

一部の国会議員中にもこのような動きを認識しておられる方々も多い、あるいは増えているようです。

この大事なときに、国内では「コップの中の嵐」の政争の様相となり、世界からは日本は本当にだめなのだね、という認識が広がっているでしょう。

IAEAの視察団の報告も出ましたが、透明性と発表の遅れが、致命的であることを指摘しています。当然ですね。

このような日本のあり方は問題があるとして、国際的な場では以前から認識されていたようですが、さすがに国内問題との認識をしていたようです。

しかし、今回のフクシマの対応と原因調査で、これらの件が指摘されていたこと、その対応が不十分であったことが、少しずつではありますが、知れてきました。

最近では、以下のようなコメントが出ています。関係者の間では知られていたことなのでしょう。

1.「元IAEA事務局次長のコメント」

2. 「天野事務局長の信用問題」

3.日本政府の弱点の指摘 などです。

信用回復の「一手」を始めないと、何をしても、落ちた信用の回復には時間がかかるものです。

 

ジュネーヴ、WEF本部で東大President Council -1

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6月のはじめは東大のPresident Council。今回はそのメンバーでもあるWorld Economic Forum(WEF、通称「ダボス会議」)を主催するKlaus Schwab教授の計らいでGenevaにあるWEFの本部(HQ)で開催されることになりました。毎年2回、一度は東大で、一度は海外で開催されます。去年はNew Yorkでの開催でした。

Paris経由でGenevaに到着すると寒い、雨まじり。一休みして, Genevaでも一等地Cologny にあるHQへ出かけると、湖のあちら側、国連などの背景にある遠くに見える山の上には新雪が降ったようでした。先週は30℃と、とても暑かったそうですが、残念でした。

WEF HQで働く、多くのなじみも方達ともお会いし、ご一緒にランチやagendaなどの相談ごとなど。実に多彩な、多国籍の若者が大勢で仕事をしています。日本からも数人が仕事をしています。ここで働く人たちは、日本人ばかりでなく、ほとんど皆さんが自分達のキャリアの一部として働いているわけですが、仕事を通して多くの「世界のリーダー」と仕事の上で連絡を取ったり、知己になったり、次第に人脈を広げていけることになります。

翌日は休日、ほとんど場所が閉まっているのですね。夕方からWEF HQでのレセプションは、東大の濱田総長やCouncilメンバーばかりでなく、現地で働く東大OB・OGの方々が集まり、にぎやかな会になりました。以前にもご紹介したRwandaでも教鞭をとった伊東くんから紹介してもらって交流が始まり、東京でもお会いしたDr Suwaくんにも会えました。彼は東大理学部、Duke大学でMaster、Princeton大学でPhD、その後3年ほどでしょうかRwandaで教鞭をとっていました。今はWorld Meteorological Organizationで仕事をしていますが、任期がおわったら、出来ればまた現場に戻りたいといっていました。早速、Dr Suwaを浜田総長にもご紹介。菅沼大使にもお会いしました。ここでは政府関係者が多いところですので、何人かの友人(といっても私よりはるかに若い人たちが多いですが、、)にも会うことが出来ました。

夜は、HotelでCouncil メンバーと会食。CERNで日本チームを引っ張る小林教授にもお会いできました。私は隣のBill EmmottさんともっぱらFukushimaのことなど。彼はThe Economist日本支局長、編集長などを勤め、日本のこともいくつも書いているので、ご存知と思います(amazonでサーチしてください)。最近はItalyについて書いているということです。

「3.11」後の日本、またジャーナリズムのあり方、科学者のあり方、企業、政治など話題は豊富な時間でした。皆さん、「3.11」からの日本への関心、懸念は高いですね。

Emmottさん、6月に東京へ来る予定と言っていました。

 

英国の主席科学顧問のGRIPSでの講演

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英国の科学顧問については、ここでも何回か書きました資料1)。英国政府に対して科学者の代表として政策の立案等についても大きな責任を持っているし、また科学者のコミュニテイーからもとても信頼される人たちです。

現在のこのポストはSir John Beddingtonさんが、3年前からと思いますが務めています。素晴らしい方です。彼の前任のSir David Kingと、その前のRobert May(その後President of the Royal Societyに、Lord May of Oxfordです)とは特に仲が良いというか、信頼する仲で気が合うのです。

この立場は英国政府の中でも信頼の高い地位資料1)ですし、それだけの方が就任されています。これが英国の健全な科学者社会と政策決定者、特に首相(その距離感は首相によって少しずつ違います、Tony Blairは特に熱心で毎週のように主席科学顧問と会っていたそうです、、これらの方をどう使うか、これもトップの見識なのですね結局は、、)の間に見て取れます。

Beddingtonさんの来日の機会に、GRIPSで講演会があり、池上彰さんの司会です。「3.11とフクシマ」のテーマが中心で、大勢の方が参加され、会場との質疑、twitterからの質問を受けたり、なかなか良い会でした。

私もBeddingtonさんのプレゼンの後、最初に質問させてもらいました。これらは、Youtube (part 1)、(part 2) で見ることができますし、またまとめたもの資料1)も読むことが出来ます。

彼のプレゼンは良かったですね、政治的なことには注意に気を使いながら発言していることも良くわかります。彼の立場について、どういう立ち位置で政府と関わっていくのか、などなどよく理解していただけると嬉しいです。日本であったらこのような立場の方がどんな発言、行動をするか想像してみるのも一興です。

私の質問はBeddingtonさんのプレゼン(これはぜひ聞いてくださいね、、)のすぐ後、司会の池上さんの質問に続いて出てきます。

フクシマは世界的な問題であり、ちょうどIAEAの査察の入っていることころであり、その結果の発表を待っているというタイミングでの講演会でした。

会場からもいい質問が出ていました。

 

「オープンエヂュケーション」の飯吉さんと石倉さんと

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いい天気に恵まれ、31日朝8時から衆議院会館の会議室で民主党、自民党の若手議員の集まりで、「3.11」後の日本の状況に対する「今やること、この一手」 (資料1)について話をしました。活発な議論がありましたが、菅総理の不信任案を出すとか、なんとなくざわざわしていました。

私もこの国のありようが心配でいろいろできるだけのことはしようと考えているところです。

10時から厚生労働省で私が主催している会議に出席、昼は私だけが遅れて石倉洋子さん(写真もここにあります)、飯吉透さん (資料1)と「オープンエヂュケーション」 、日本の教育、世界の教育の動向などについて、明るい日差しの中の快適な庭を前にして楽しい時間をすごしました。なにか新しい企画、動きを起こしたいものです。石倉さんも新しい慶応での仕事に意欲的に取り組んでいるようです。

その後は、私の関係しているある教育機関の理事会に出席、どこでも教育改革と既存勢力との間の関係は大変です。

夕方、いったん帰宅し、羽田へ向かい、夜半すぎ羽田を出発、パリへ向かいました。偶然ですが、ダボス会議の日本プログラム担当の土屋君と一緒になりました。行き先は2人ともGenevaにあるWorld Economic Forum の本部です。

忙しい一日でしたが、楽しいランチの時間もあって、気分よく、6月1日午前0時35分発パリ行き夜行便に乗って出発。