2050: The Odyssey Begins 他、インタビュー記事

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私のインタビュー記事が最近2つ英文で出ましたのでご紹介します。

1つは、2050: The Odyssey Begins (The Japan Journal January, 2008)というもので、日本の行くへと何をするかについて、私の考えが出ています。このブログをご覧の方たちにはいつも言っていることですが、実行が大事です。いろいろと国内にも問題があることは十分認識した上のことです。できない理由など聞きたくもありません。どのように実行するかが問題なのです。

もう1つは、Science and Development Networkに掲載されたものです。英文で発信することも大事です。できない理由を言う前に、“エリート”さん達、よろしく願いしますよ。

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最近の国際ジャーナルで日本特集

最近、英語の雑誌ですが、The Economist(December 1st)とNewsweek(International版)で、日本の特集が組まれました。

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写真1 The Economistの特集のカバー

The Economistでは、表紙に「A 14-pages special report on business in Japan」とあり、特集のはじめに「Going Hybrid」(写真1)とあります。5つの報告のタイトルは 1)Message in a bottle of sauce; 2)Still work to be done; 3)Not invented here; 4)No country if an island; and 5)JapAnglo-Saxon capitalism (スペルの間違いではありません!でも、これ本当?)となっています。

タイトルは魅力的ですが、この特集全体としては、予測されるところですが、日本の企業もいい方向に動いているが、動きが遅く、スピードが課題だという指摘です。各報告のタイトルのサブタイトルを見ると、内容を読まないでもそのメッセージが読み取れるのではないでしょうか(英語でごめんなさい、これは訳しても仕方ないので我慢してください)。

1)Message in a bottle of sauce; Japan’s corporate governance is changing, but it’s risky to rush things;
2)Still work to be done; Japan’s labour market is becoming more flexible, but also more unequal;
3)Not invented here; Entrepreneurs have had a hard time, but things are slowly improving;
4)No country is an island; Japan is reluctantly embracing globalization; and
5)JapAnglo-Saxon capitalism; Have Japan business practices changed enough?

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写真2 Newsweek、12月10日号の表紙

Newsweekの12月10日号(写真2)では、もっと直裁的です。表紙のキャプションは「How Japan Lost Its Groove; The Asian powerhouse struggles to explain its stumbles in hot technology」です。本文のタイトルは「Why Apple Isn’t Japanese」

私の友人の石倉洋子さんもインタビューを受けたようで、その分はOn-Line版に出ていますし、また石倉さんご自身のblogにも、ちょっと申し訳なさそうな感じに書かれていました。

世界は日本のビジネスのことを気にしているのです。どうなりたいのか、何をしたいのか、良くも悪くもね。

『医療白書 2007年度版』が出版されました。

「医療白書」は私が代表理事を務める日本医療政策機構が編集して、毎年出版している本です。

2007年度版では、医師不足、看護師不足といった加速する「医療崩壊」の問題から、医療財政と医療費(診療報酬改定)、がんと生活習慣病対策、動き出す地域医療など、日本の医療の“今”を読み解くテーマ・課題を検証しています。

国民は医療従事者や医療制度改革に対して何を求めているのか、医療従事者自身は医療に何を求めているのか、その問題解決の選択肢としては何があるのか??政権・与野党トップをはじめ、キーパーソン、有識者による提言、現場からの実践例を通して、皆さんが医療を自分自身の問題として真剣に考えるための材料となればと願っています。

 

『医療白書 2007年度版』
医療崩壊から、再生への“新しき潮流”-日本の医療を救う国民の選択

Iryohakusyo2007

 

編集:日本医療政策機構
発行:日本医療企画
体裁:B5判・並製、本文352ページ・2色刷
定価:4,800円(本体4,571円+税5%)
発売日:7月16日
ISBNコード:978-4-89041-769-8

 

【主な内容】
第1部 2006-07年度 日本の医療における問題点と新しき潮流〈5つの主張〉
第2部 医療政策に関する2007年世論調査
第3部 トップが語る、医療政策の課題
2007年度の最重要医療政策/主要政党 政策部会長・厚生労働部会長インタビュー
第4部 2007年度 日本の医療の「論点」
医療財政と医療費(診療報酬改定)/医療提供体制の整備
医療人材の確保・育成/がんと生活習慣病対策
第5部 動き出す地域医療
地域の時代と医療政策/ケーススタディ??地域医療の3タイプ
都道府県・医療指標別ランキング
第6部 〈資料〉日本の医療2007年の情報源
医療政策のための基礎データ/医療関連情報を知るための主な機関の連絡先
医療関連学会その他の日程/医療改革カレンダー2007-08年

 

「特集 日本社会のイノベーション 今、イノベーションがなぜ必要か?」

慶應義塾大学出版会が編集・制作されていて明治31年3月に創刊され、平成10年には創刊100年を迎えた「三田評論」で「特集 日本社会のイノベーション 今、イノベーションがなぜ必要か?」というテーマで、慶応大学経済学部/池尾教授が司会、トヨタ自動車/渡辺社長、内閣府社会経済総合研究所/黒田所長と対談を行いました。

「特集 日本社会のイノベーション 今、イノベーションがなぜ必要か?」(PDF)をダウンロード

住友化学/米倉社長とJeffrey Sachs教授との対談が掲載されました。

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3月に来日されたJeffrey Sachs教授と住友化学/米倉社長と行なった対談が、日経新聞(2007年4月20日朝刊)、THE NIKKEI WEEKLY(Vol 45, No.2, 287/May 28, 2007)16~17面に掲載されました。

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国際患者会シンポジウム「心疾患医療政策への患者参画」を開催いたします。

代表理事を務めるNPO日本医療政策機構と株式会社富士通総研の主催で、国際患者会シンポジウム「心疾患医療政策への患者参画」を4月22日(日)14時30分~ 国連大学にて開催いたします。

プログラム : http://www.healthpolicy-institute.org/ja/doc/eventDoc/200704symposiumProgram.pdf

お申し込みはこちら : http://www.healthpolicy-institute.org/ja/event/index.php?etm_id=2

または、日本医療政策機構事務局(担当:乗竹)まで
Tel: 03-5511-8521 Fax: 03-5511-8523

 

ザインエレクトロニクス株式会社 代表取締役社長 飯塚哲哉 氏のインタビュー記事を紹介します。

11月29日に東京ビッグサイトで開催された「全国知的・産業クラスターフォーラム」で特別講演をされた、ザインエレクトロニクス株式会社社長の飯塚哲哉さんのインタビュー記事です。

 飯塚哲哉さん(ザインエレクトロニクス株式会社)インタビュー

出典: 日本IBM株式会社 『無限大』誌 2006年冬 No.120

「大学病院革命」が出版されました。

この本は、わが国の医療制度の問題をなるべく多くの方に身近に感じていただけるように、皆さんの「どうして?なぜ?」という疑問からスタートして、日本とアメリカの医療を経験した上での両国の比較、そして私が考える問題解決方法までわかりやすく記載した書籍です。

皆さんもご存知のように、現在わが国の医療制度は多くの問題を抱えています。それは医療制度のみならず、この国全体に特有の、社会的背景に深く根ざした問題であり、医療制度はその一端に過ぎません。

今、これらの問題点をきちんと把握し、国民一人ひとりが問題意識を持って行動を起こしていくことこそ、将来、「良い医療、良い社会」を作る源となると思います。

今後より良い医療を受けるため、そして私たちの次の世代にそれらを残すために、今、何をすればよいのかを一緒に考えてみませんか。医療に対する問題点を「何も変わらない」と諦めてしまわずに、皆さん一人ひとりの問題として捉えていただくきっかけになればとてもうれしく思います。

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黒川 清 著
四六判 228ページ
定価: 1,365円 (税込み)
ISBN: 4-8222-4556-6
日経BP社
2007年1月29日発行

日本医事新報で「世界級キャリアのつくり方」が紹介されました。

石倉洋子さんと共著で、東洋経済新報社より出版された「世界級キャリアのつくり方:20代30代からの国際派プロフェッショナルのすすめ」が紹介されました。

 書評 「世界級キャリアのつくり方」

出典: 日本医事新報 No.4305 (2006年10月28日)