2冊の本

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世界が不安定な様相を示しています。

これは、世界の富の配分の大きな格差が広く見えるようになったこと。気候変動、不安定で先の見えない世界経済など、インターネットのつながりが急速に進む中で、多くの人たちが感じ始めている不安などがその背景にあります。

”Post- Truth”といった人為的な要素も見逃せません。

危機クライシスに対してどう対処したらよいだろう?誰しも知りたいところです。

危機に際しては、その対応こそが、企業にしても、どんな組織でもとても大事です。もし 危機に際して適切に反応できないと、企業などの組織のReputation riskであり、あなたのReputation、ひいてはあなた自身に対する危機なのです。

これについて考察した本が出てきました。国会事故調にも触れられているので、私にコメントの依頼がありました。

「Rethinking Reputation Risk: How to manage the risks that can ruin your business, your reputation and you」

裏表紙に何人かの著名な方々のコメントが紹介されています。私は四つほど提示したのですが、編集者が選んだのが以下のように書いてあります。編集のほうで手を入れてくれなかったようで、ちょっと残念でした。

“This thoroughly enjoyable book is a must-read for leaders of all organizations at all levels, right up to the board and its leadership.”

Dr Kiyoshi Kurokawa
Chairman of the National Diet of Japan’s Independent Investigation Commission

正月には、MITメディアラボの伊藤穣一氏の最近の著書「Whiplash: How to Survive our Faster Future」も送られてきました。

この数年、このテーマについては、ジョイからも聞いていて議論もしてきたところですが、いろいろ話題になっていますね。

世界はどんどん変わっていきます。