アムステルダムへ、認知症の会議

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天気に恵まれたゴールデンウィークが明けて早々、アムステルダムへ向かいました。

今年はオランダがEUの主催国で、これはオランダの認知症への取り組みを紹介しつつ、広く共有したいという趣旨です。私は、2013年の英国のG8サミットで発足した世界認知症委員会(World Dementia Council- WDC)のメンバ-としてお招きを受けて以来、この活動をしています。このブログでも何度か報告しているところです。

このWDCは、3ヵ月前のロンドンの会議で、英国政府から独立した、よりグローバルな新しい委員会として出発し、私もそのメンバ-として参加したのです。

この新しいWDCの委員長のYves Joanetteさん、副委員長のRaj Longさんたちとも3ヵ月ぶりにお会いし、英国保健省から出向している事務方の活動もあって移行もスムーズのようで、熱心にこの委員会を進めています。

英国では、認知症は世界の大きな問題の一つとして、これをG8サミットで取り上げ、新たに約100億円の予算を計上し、さらに関連団体などからも約100億円が集まっています。EUとの問題、国内政治問題等々抱えながら、その政治と統治、外交など、また大学、科学研究なども、その内蔵されたダイナミズムには、いつも感心させられます。

去年の6月に、ハーグで行われた会議に参加した時以来のオランダ訪問となります。その間にも、オランダの保健省ナンバー2のMartin van Rijnさんが来日された時も、東京のオランダ大使館で行われたセミナーにご一緒しました。

今回の会場はEU会館です。さすがにオランダですね。会場の設定も派手さはないですがプログラム自体はよく考えられていて、司会進行もそつなく進み、内容がとても充実していました。Martin van Rijnさんの講演に始まり、国会議員(Marijke Vosさん。写真の赤いワンピースの方です)の素敵な司会・進行でいくつかのパネルが進みました。なかなか勉強になる2日でした。

日本は5月の伊勢志摩G7サミットのホストですので、そこで認知症がどう取り扱われるのかよく聞かれましたが、どうでしょうか。関係者のいろいろな活動はありますが。

オランダはチューリップの花盛りです。会場のすぐそばにある、海洋国家であった伝統を象徴する海洋博物館を、しばし訪れました。一度は訪れる価値があるところです。

2日目の夕方は、蘭日貿易連盟の方たちが夕食に誘ってくださいました。この事務局長さん、そして参加したゲストの女医さんのそれぞれと、とんでもない昔の共通の友人、そして出会いがあったことがわかり、とても楽しいひと時を過ごしました。

2泊3日の滞在後、帰りのスキポール空港で、クジラと複数の人たちの感動的な写真が、何かのコンテストの一等賞ということで掲載されていたのでちょっと一枚、お見せします。

ここからオスロへと向かいました。