活気のあるORF2010

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去年も参加した慶応義塾湘南キャンパス(SFC)の「ORF2010」 が、今年も三田祭の期間中に六本木のアカデミーヒルズで22日、23日に開催されました。去年のORF2009にも参加しましたが、今年はさらに会場の熱気、多くの研究の成果の展示、実演など、実に活気があふれ、多くの学生の作品が展示されています。いろいろな試作品に触ったり、学生さんに説明を受けたりとても楽しい時間をすごしました。

SFCについてはこのタイミングで中西 茂さん著「異端の系譜」 (中公新書クラレ、756円)という本が出版され、大変な異才、起業家などが数多く出ていることに感銘しました。先生の学生につかう時間、学生同士が教えあう制度もすばらしいと思います。また、設立最初の学部長の加藤 寛先生資料1)が始めての卒業生を送る素晴らしい、愛情のこもった言葉「ミネルバの森からの旅立ち」など、本当に教育に打ちこむ教員の姿も、学生の活動も素晴らしいものがあります。

SFC設立の中心的役割を果たされた加藤 寛先生に、久しぶりにお会いできてとてもうれしかったです。

23日の最後のパネル「これからのKEIOを考えるー慶応義塾大学SFCのゆくえ」に北城恪太郎さん、藤原 洋さん、そして私3人で登壇、SFC第1期生で今はAbu Dhabiで仕事をしているYogo Mariaさんの司会で進みました。

実にいろいろな意見が出ましたが、皆さん、SFCが海外との学生や教員相互交流をもっともっと推進しなければならない、という結論になったと思います。私は、いつもながらの自分自身で「外を見る、知る、感じとる」の「休学のすすめ」です。

終わった後のレセプションでは多くの方に喜んでもらえたようでした。課題は一人ひとりの行動です。