タヒチ-3 (Captain Cook、Baunty号、Stevensonの灯台)

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20090324

写真1

Tahitiはゴーギャン(Paul Gauguin 1848-1903)がよく知られていますが、一方でCaptain Cook(1728-1779)も有名ですよね。

3度の大航海というCookの偉業は本当にすごいものです。彼は1769年にここTahitiに来ます。この時はRoyal Society王立協会の依頼で、“Transit of Venus across the Sun”(金星が太陽を横切る)の観察に来ているのです。

話はそれますが、映画などでおなじみかと思いますが、9年後の1788年に、Cookが上陸したこの場所に到着したのが戦艦Bounty号です。Bounty号上陸の記念碑(写真2)がここにあります。

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写真2: Bounty号の上陸の碑

Cookたちが上陸したこの場所には灯台があるのですが(写真3~5)、100年後の1867年(明治元年)に有名なStevenson社(創設者 Robert Stevenson 1772-1850)によって建てられています。

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写真3: 灯台全景

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写真4: 灯台の前で

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写真5: 灯台の入り口

この灯台でとても面白いものを見つけました。それがトップの写真1で、これは写真5の左側に見えるものを拡大したものです。この「明治維新にかかわる、歴史の偶然ものがたり」は次回にしたいと思います。

同じ頃、つまり明治初期に日本で建てられた主な灯台Richard Brantonという方の設計です。彼はRobert Stevensonの弟子にあたります。