「神の雫」 150年物のChateau Lafite、究極の贅沢

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150年前の日本は明治維新(1867年)直前の大変化の時でした。英仏との公式な国交が始まったのもそうですし、慶應義塾の創立も150年前でした。去年はいろいろと150年の記念行事が開催されました。

もう一つ、Darwinの「種の起源」の出版も150年前です。

その150年前にあたる、1858年のChateau Lafite を2本味わうというとてつもない経験をさせていただきました(当たり年なのですね、しかもRothschild男爵家の所有になる10年も前のものになるそうです。)。

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写真1~3: 1858年のChateau Lafite

ロンドンへ向かう前日、1月24日のことでした。集まったのは20数人ほど。誰が集まったのかは言わないことにしましょう。こんな経験は、招かれても、関係なくても、恨まれるかもしれませんから。Gibraltarで見つかったのを、どうにかして手に入れたとか。(ご参考までにアンティークワインを取り扱っている会社のサイトをご紹介します。)

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写真4~6: 慎重に、慎重に

日本ソムリエ協会長の小飼さん(写真8)もこんなワインは初めてでしょうけど、解説を聞きながら、2本を1時間ほどの間隔で。同じ2本でもけっこう味は違うのです。

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写真7~9

ほかのワインは以下のリスト(写真10)。料理は京野菜あしらいフランス料理。

Gemurztraminer Vendange tartives 1998, Louis sipp
Puligny-Montrachet 1er Cru Champ Canet 2006, J.M. Boillot
Pommard 1er Cru Grand Clos des Epenots 2005, Courcel
Chateau Mouton Rothschild 1996
Tokaji Aszu 5 Puttonyos 2002, Torley
Philipponnat Reserve Rosee N.V

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写真10

食後酒は、75年のChateau d’Yquemを。

いやいや、究極の贅沢を、ありがとうございました。

3週間ほど前とは思えないほど、はるか昔のこと、まだ夢のようです。