北京WHO、東京で宇沢先生と医療政策論議とblog

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10月24日、Abu DhabiからDubai空港を経由して北京へ到着。WHOのCommission会議に参加です。今年の会議は1月にGeneva、そして6月にVancouverで行なわれました。来年には最終報告を出すことになっているため、今が追い込みです。ここまでくるとCommissionersだけでのクローズドセッションが中心でした。

24日は厚生労働省に相応する衛生部の副大臣主催で夕食会がありました(写真1)。副大臣は外科医で肝臓移植などがご専門だそうです。いまでも時には病院で手術をされるとか。衛生部の大臣は、IAPなどでこの5年ほどお付き合いのある、旧友のChen Zhuさんですが、残念ながら今回は会えませんでした。

Beijin012 写真1 Yan Guo Commissioner、Marmot Commission議長、衛生部副部長、そして私

会議最終日の26日の夕方、北京空港は霧で多くの欠航が出ました。幸いなことに私の便は1時間遅れで出発し、成田へは夜の10時50分に到着。この時間だとバスも電車もタクシーもないのですね。いやはや、これで「経済大国」の首都の国際空港でしょうか?

翌27日は台風が近づく雨の土曜日。私の尊敬する宇沢弘文先生(このサイトで何度か紹介しているので、Searchしてください)の主催する、同志社大学の「生命医科学部」開設記念シンポジウムに出席しました。宇沢先生の熱い思いのこもったシンポジウム開催の趣旨説明(PDF) には、私の「大学病院革命」が紹介されていました。嬉しいやら、恥ずかしいやら。この本を来場者の皆さんに差し上げましたが、正解でした。

Uzawa013 写真2 いつもお元気な宇沢先生と。話が弾みました。

この後、あるblogでこのときの宇沢先生の話(今年8月にHelsinkiでの講演でもつかったイントロですが)を高く評価してくださっていました。嬉しいことです。お礼のコメントを差し上げました。