Jakarta、HLABの初日、夏休み、そして大栗さんの1週間

HLAB2015

8月11日(火)の朝、Jakartaへ向かいました。Harvard Kennedy School Ash Center1)主催のカンファレンスに参加です。

Center DirectorのAnthony Saichさん、またJay Rosengardさん、2日目にはキャノングローバル戦略研の栗原さんも参加して、アジア各国の健康政策の課題などを共有することでき、また新しい友人もできました。

わたしは、メンタルヘルス中心のパネルでしたがWorld Dementia Councilについても紹介しました。 参加のみなさんにとっても共通課題ですので、意見交換など、いろいろと役に立ちました。

レセプションディナーではBambang 財務大臣の講演がありました。わたしはSaichさんたちと主賓のテーブルで、Bambangさんをはじめ、多くのリーダーを育てたNasution教授のお隣でした。

3日後の14日(金)の朝には成田に帰国。自宅で一休みし、お昼には、今年で第5回目になるHLAB1)の開会式に参加。基調講演をさせてもらいました。

2011年の夏、東京で80人の高校生を対象に始まったHLABは、今年までに小布施、徳島、女川と広がり、今年は全部で240人の高校生の参加となりました。大学生は、海外からHarvard大学などの日本からの学生も含めて80人ほど、日本側も40人ほどのようです。今までに参加した高校生の約40%が海外の大学へ進学しているのですから、この9日間の体験はすごいインパクトだと思います。

これを始めた小林くん、彼を支える多くの大学生たち、みんな素敵な仲間たちです。皆さんのプレゼンなどを聞いていると、「初めて心から話すことができた」、「熱い思いがわいてきた初めての体験だった」などの言葉が出てきて、とても感動的です。

この講演の後、直ぐに新宿へ。蓼科での3日の休養(2日ゴルフ)となりました。わたしにとっての今年の夏休みはこれだけのようです。

17日(月)には、再び東京のHLABへ。今年の基調講演のお一人にお招きした、理論物理、素粒子論の世界のトップランナーの一人、CalTechのKavli Professor 大栗先生の講演に参加しました。何しろtwitter などでは、お互いに交流しているつもりですが、三年ぶりなのかなあ、お会いするのは、、。

このところ、大栗さんのいくつものが大評判ですし、blog、twitterの発信も素敵です。今回は、ご自分の今迄などを、日本語のスライドで、英語でしゃべるという‟離れわざ”。結構たくさん質問が出るので、たいへんなものでしたね。

わたしにとっても、とても刺激的で、しかもバランスのよい1週間でした。

医療政策機構をめぐるいろいろな活動

私の活動の一つに健康・医療政策をめぐるものがあります。

G7 World Dementia Councilもそうですが、ほかにも医療政策機構の活動、GHIT Fundの活動などがあります。

2月、3月にかけては、例年のことですが医療政策機構の「Health Summit」を開催、今年は医療政策をめぐる主要3テーマにしぼった企画にしました。このブログでもお分かりのように、パネルも豪華メンバーで、議論の質も高く、参加の皆さんにも高い評価をいただきました。

最近では、一年前からWashington DCへ移動した村上さんがCSISを拠点として活動していて、「3.11」以後のメンタルヘルスについての政策提言をまとめています。これは、私たちとCSISとの共同作業1)の着実な成果の一つともいえます。

この医療政策機構も私の活動拠点のひとつですが、皆さんの応援を感謝しています。

WHOでWDCとの会議

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3月15日(日)、羽田を出発。Helsinki経由で、夕方、Genevaに到着。3月16、17日のWHO本部でWorld Dementia Council(WDC)厚生大臣会合が開催されました。日本からは国会の規定で大臣は参加できず、原厚生労働審議官をヘッドとする、厚生労働省と長寿医療研究センター鳥羽総長たちが参加の中心です。

翌日からの会議は、天気に恵まれ、会議もかなりの盛り上がりを見せ、皆さんが問題の大きさと、何かしないと、という雰囲気にあふれた、2013年G8サミットの英国政府の本気度を示すような会議でした。WHOでは、特に途上国での対策等も議論のテーマになります。

ちょうどOECDから2つの報告書が続けて出たところでしたが、特に日本でのイベントの評判がよく、第1日目には、日本以外の参加者から「Japan, Japan」というプラスのコメントが多く出たのが印象的でした。

会場では WDCの活動をまとめた報告書も配布されました。

第1日目の夜は、英国大使館のレセプションがあり、Jeremy Hunt厚生大臣も参加。ちょっとごあいさつをしましたが、「日本のDementia Friendsは400万人いるんだよね」といわれたので、「いいえ、560万人程度、人口の約5%です」とお伝えしました。

翌日は、開会にあたってWHO Chan Director Generalのご挨拶があり、続いて、WDCを主宰する英国のHunt大臣が挨拶で「日本では5%の人たちがDementia Friendsとして…」と発言されていました。この日も、原 勝則 厚生労働審議官のプレゼンは当然としても、何回か「Japan, Japan」が出てくるので、日本から参加された皆さんで、こんな国際会議は珍しいね、などと話がでていました。

会議のあとは、Genevaの日本政府代表部を訪問。小田部大使嘉治大使を訪問。そこからまたWHOに戻って、ここ8年ほどAssistant Director Generalの重責を務めている中谷さんを訪問。活動の広さや、運営などの話を伺いました。彼とは厚生労働省でも長いお付き合いがあります。

夜は日本から参加された方たち10数人ほどでディナー。ここでは、みなさんの仕事とご苦労、そして今回の会議の感想などいろいろお話しできました。

翌日は午後のフライトでしたので、宗教革命での思想家であり、Protestantの活動を推進したJohn Kalvinが活動した、St Pierre Cathedralで時間を過ごしました。いろいろな歴史的資料や記述など、興味深くみることがきました。

最近、私の講演では「Incunabula」、Gutenbergによる聖書の印刷と、その後の宗教革命についてよくお話をするので、興味深く展示などを見てきました。

ロンドンからワシントン

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2月8日の日曜日、羽田からロンドンへ。Chatham Houseで「Ageing and Health」のOpening Plenary Panelに登壇です。

Heathrow Express、なかなか快適で、便利です。初めて乗りました。この日のロンドンは快晴の日曜日、宿泊のFlemont Mayfair Hotelのあたりは、Green Park、Hyde Parkなど緑も多く、大勢の人が出ています。ちょっと散歩の後、ホテルのロビーでほかの方たちと翌日の打ち合わせ。夜は友人と近くのYe Grapesへ。

翌朝は、英国の友人のオフィスで朝食。そこからChatham Houseへ向かい、会議の始まりを待ちました。会議はなかなか良かったです。私は言いたいことを言い、特に認知症対策の大事さを伝え、英国政府の「G8 Dementia Summit」とその進め方の“本気度”について、高い評価をしていることを伝えました。いろいろな方にお会いできたし、良い会議でした。昼食の合間にChatham House 前の公園の筋向いに、Dr. Cheethamさん(1)のアパートをちょっとの間ですが訪ねました。彼も米国から朝に帰ったばかり。夕方からRoyal Society関係の会議があるようです。夜はLe Boudin Blancへ、前日のYe Grapesのすぐ横です。

翌朝、Heathrow空港へ。Washington DCへ向かいます。午後3時過ぎに到着しましたが、次のアポはちょっと遅れたので電話でキャンセル。Bethesdaのホテルへ直行。

翌日は、World Dementia Council12)の第4回会議と、午前がNIHで11月に日本で開催されたLegacy Eventの米国版の会議の第2日。日本からは厚労省、長寿センターなどから数人が参加。日本の「新オレンジプラン」のプレゼンがありました。午後は、ホテルに戻ってWorld Dementia Councilの第4回会議と、となりの部屋ではその関係の会議です。長い時間でしたが、有意義な意見交換と、3月のGenevaでの会議への総括の議論が続きました。

夜は、厚労省、大使館の方たち若手とねぎらいのディナー。翌日は早々に空港へ、Chicagoから帰国の途につき、13日午後に成田空港着。

6日間のTokyo – London – DCと「高齢社会と認知症」漬けでした。

バンコクでグローバルヘルス会議

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1月28日からBangkokへ向かいました。1992年から始まったPrince Mahidol Awards1)(MedicineとPublic Health)に伴って開催される会議です。今年の受賞者の一人はコレステロールの特効薬スタチンを発見した遠藤 章さんです。遠藤さんは日本賞、Lasker賞も受賞されています。私は授賞式には参加できず、お祝いの機会を逃してしまいましたが、とてもうれしいです。

授賞式に続いて、「PMAC 2015」(Prince Mahidol Award Conference)が開催されるのですが、今年のテーマは「Global Health Post-2015, Accelerating Equity」で、1日目には、武見敬三議員がUniversal Health Coverageについて、とても内容のある、力強い講演をされました。

私は2日目、会議の最後のPlenary Panel 3;「Global Health Financing – What Lies Ahead?」に、世界銀行のTim Evans、VietnamのMai Oanh Global、UCSFのHealth Sciences senior fellowのDean Jamisonと参加、司会はRockefeller財団のAriel Pablos-Mendesです。

会議では皆さんのお話がODA、WHO、国連、世界銀行などになりがちだったので、私は「Global」といっているのに、議論の単位が「国家」「国際」なっていること、今は世界の大変化の移行期であること、また「イノベーション」と皆さん言うけど、その定義はなんなのか?と問いかけ、「日本の企業+Gates財団+日本政府」の共同出資によるGHIT Fundを紹介しました。結構、受けていました。

夜は、タイの腎臓学会のリーダーたちとの会食。その後、久しぶりにお会いした杉下先生林さん、JICA 関係の方たちと合流、さらにそのあとは会場になったCentara Grand Hotelの最上階にあるRed Skyで話がさらに弾みました。

Bangkokはこの20数年、国際腎臓学会、JICAなどで何回も来ていますが、変わったところ、変わらないところ、いろいろ。でも活気がありました。

ダボス会議、私のメッセージ

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例年のダボス会議がいよいよ明日から始まります。私は今年も参加しないのですが、Japan Timesで応援のメッセージPDF)を送りました。

その他の方の記事はこちら

今年もジャパンナイトは賑わうことでしょうが、明日にはどこで何が起こるかわからない、極めて脆弱な世界のありようが、大きなテーマになるでしょう。

お知らせ

10月27日、福島市で開催された第3回原子力災害対策関係国赤十字社会議の様子が、赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブに掲載されましたのでご紹介いたします。

私の基調講演の抄録(PDF)プレゼン資料(PDF)も公開されていますので、アクセスしてみてください。

 

第3回 原子力災害対策関係国赤十字会議 アーカイブ
http://ndrc.jrc.or.jp/3rgm/

基調講演ページ
http://ndrc.jrc.or.jp/special/3rgm-keynote/

認知症サミットの日本イベント Legacy Event Japan

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世界認知症委員会 World Dementia Council (WDC)1)が、昨年英国で開催されたG8 Summitで始まりました。これまでLondon、Paris、Londonと3回の委員会が開催され、Legacy Eventが6月にLondon、9月にOttawa、そして11月5~7日に日本で開催されました。

私もこの委員会の委員としていろいろな役割をしていますが、その一部は、開会式での挨拶をはじめ、いくつかのサイトや私のtwitterでも見ることができます。

1日目は、今までの英国政府の強力な決意と、さらにこの6ヵ月でLondon、Paris、Ottawaで5回の大きな会議とイベントがあったという経緯もあり、いくつもの活動の共有ができ、思った以上に盛り上がって嬉しいことでした。今回のホストの日本政府、厚生労働省の担当者も喜んでいました。

2日目には、塩崎大臣ばかりでなく、安倍総理も挨拶され、認知症については「省庁を超えた強いコミットメントを指示した」と言われていました。ついで、今回は欠席のWDCの特使EnvoyであるDennis Gillingsのビデオメッセージを私が紹介。英国首相の主任科学顧問で、旧知のMark Walport、WHO他の挨拶にはじまり、パネルが続きました。

この2日間の日本のイベントでは、関係者のプレゼンとパネルばかりでなく、認知症の方の参加もあり、参加各国の関係者の方々から大変高く評価されました。

3日目は東京、名古屋、京都での政府企画のイベントもありましたが、東京では私の主催するHGPIとOECDの、政府と独立した企業10社による街づくりやロボットの活用など、TEDスタイルのプレゼン企画も開催されました。これは大好評でした。

このような、多彩な関係者たちが、自発的に活動し参加することは、これからの時代、社会にとても大事な「社会的投資」として、これからはさらに重要な役割を担うでしょう。

英国政府はこの問題に強くコミットしており、英国大使館ではイベントと並行して、1日目に若者達による認知症ワークショップ、3日目には日英の製薬企業とベンチャーの「お見合い」を開催しました。私もこれらにもちょっと顔を出しました。

このような英国の政治の意志と、それを前進させる構想力と戦略立案、実行力には感心します。

9月、JFKへ2往復

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9月、10月とブログをあまり書けていません。大きなことがなかったわけではないのですが、国内外での講演、会議など、いろいろと時間を取られることが多くありました。

9月15日(月)にはJFKへ。Philadelphiaに向かい、到着早々にディナー。翌日の会議でパネルに参加。もう一泊して、早朝にJFKへ向かい、帰国の途に就きました。

この後の2日間は、東京でとても大事な会議が2、3あり、何とか無事に終えることができました。週末を自宅で過ごして、22日(月)には、またJFKに向かいました。

今度はNYC。国連の活動の一部で、STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)教育のセッション、そしてNY Academy of Sciencesでの会議に参加しました。これらは、去年はSan Franciscoで開催され、Malaysia首相の顧問団として参加しました。さすがに国連総会の最中ですから、ManhattanはSecurityも厳しく、なかなか大変です。

22日、NYCでの夜、私も仲良くさせていただいているSONY CSLが、初めての試みとして、今年の発表会をMoMAで開催。ちょうど私も時間が空いていたので、ディナーに参加しました。このような思い切ったジャンプは、参加の皆さんも緊張、練習も大変だったでしょう。素晴らしい試みです。

翌日23日の夜は、半ば恒例なのですが、ここで臨床研修をしている日本からのお医者さんたちとディナー1)。たまたま2週間の研修で来ていた2人の自治医科大学の医学生も参加。いつものことですが、良い時間を過ごせました。

New Yorkの秋はいいですね。

あっという間の7月

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7月になってコラムが出せていません。申し訳ありません。なんだかんだと忙しくしていました。

6月末から7月初めにかけて末吉竹二郎さんの「CSO塾」、石倉洋子さんの「Global Agenda Seminar」、国際基督教大学(ICU)の「Global Leadership Studies」など、週末も入れて4日間連続でセミナーでした。長いものは質疑を入れて3時間超。元気な人たちが多い会はいいものです。

虎ノ門ヒルズで行われた「MIT Media Lab @ Tokyo 2014」にもちょっと参加。そして、フランス大使公邸で行われた2014年度「L’Oreal‐UNESCO女性科学者 日本奨励賞」授賞式などなど、いろいろな行事がありました。

後半にはOECDの会議でパリへ。そして、4月に報告した、Londonで始まった「World Dementia Council」に参加です。半日ほど時間ができたので、Orlangerie美術館へ行ってきました。

いろいろと予測していないことが起こるので、夏休みも忙しくなっています。