「タテ社会」の見直しを

2月11日の毎日新聞「論点」に掲載されました。

 「タテ社会」の見直しを

ここのところ、ソウル大学のES細胞捏造事件をはじめとして、国内でも研究論文の不正疑惑が相次いでいます。日本学術会議では以前から研究者の行動規範を論じ、いくつかの提言を出していきました。

研究者の意図的な不正行為もあるでしょう。これは問題外です。しかし、そのような不正行為を一番わかっているのは内部の人です。若い人たちが教授に疑問を投げかけられますか?できないのであれば、なぜできないのでしょう?研究室や学内、また学会等は開かれた議論の「場」になっているでしょうか?そうでないのであれば、なぜでしょうか?

日本社会に特異的な問題がないか、これがまず一番の問題です。現在の日本の社会全体が抱えている問題も、そのような不正が行われる要因の1つになっているのではないでしょうか?企業でも役所でも、不正行為が明らかにされ、癒着などが後をたちません。なぜでしょうか?
皆さんもどこが問題なのか?なぜ問題なのかをしっかり考えてみてください。

読書漫遊「鎖国マインドを解き放て」

読書漫遊 「鎖国マインドを解き放て」

 「風の男 白洲次郎」 (青柳恵介著、新潮文庫)
 「白洲次郎 占領を背負った男」 (北康利著、講談社)
 「日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条」 (山本七平著、角川書店)
 「あの戦争は何だったのか」 (保坂正康著、新潮新書)
 「日本がアメリカを赦す日」 (岸田秀著、文春文庫)

出典: WEDGE (2006年3月号)

2006年3月

平成17年度 日本学術会議 地域振興・中部地区フォーラム
「大学の知的資源と地域イノベーション」
日程: 2006年3月3日(金)
会場: 金沢大学自然科学棟
演題: 「学術会議とは何か?」

公開シンポジウム 「新しい教養教育としての身体運動とその科学的基礎」
日程: 2006年3月5日(日)
会場: 東京大学駒場Iキャンパス 数理科学研究科大講義室
演題: 「からだとこころ~21世紀の視点としての身体」

平成17年度 日本学術会議東北地区会議 「公開学術講演会」
日程: 2006年3月7日(火)
会場: 秋田大学教育文化学部3号館145番講義室
演題: 「学術会議とは何か?」

第三回先端研フォーラム
「人間と社会に向かう先端科学技術オープンラボ」プロジェクトを振り返って

日程: 2006年3月9日(木)
会場: 東京大学駒場リサーチキャンパス
演題: 「日本の科学技術政策」

東京大学医療政策人材養成講座 医療提供者フォーラム
日程: 2006年3月11日(土)
会場: 東京大学医学部付属病院 入院棟A 15階大会議室
演題: 「社会に支持されるプロフェッショナル主導の医療改革」

第1回分子イメージング研究シンポジウム
日程: 2006年3月13日(月)
会場: 経団連会館・経団連ホール
演題: 「分子イメージングへの期待」

日本学術会議北海道地区会議
講演会 「学術研究と地域振興-新生日本学術会議の役割-」
日程: 2006年3月14日(火)
会場: 北海道大学学術交流会館 小講堂
演題: 「学術会議とは何か?」

知的財産教育国際シンポジウム in Tokyo
「明日を変える創造性教育 -出る杭を伸ばせ!-」

日程: 2006年3月28日(火)
会場: 東海大学付属高輪台高等学校 アリーナ
演題: 「国際人材育成の課題」

第5回 日本のヘルスケア改革 円卓会議
日程: 2006年3月29日(水)
会場: フォーシーズンズホテル 椿山荘
セッション: 「新たな改革大綱の概要:現状と将来へ向けた変化の展望」

Japan-UK Workshop 2006: SUSTAINABLE DEVELOPMENT AND ENGINEERING
日程: 2006年3月29日(水)
会場: 英国大使館 新館
演題: 「Science Council of Japan and International Activities in Sustainability」

医療経営人材育成シンポジウム
日程: 2006年3月31日(金)
会場: 日本学術会議
演題: 「人材育成と今後求められる医療経営のあり方について」

日本の決断-国民が真に求める医療政策とは

前にも紹介していますが、今、医療政策を考え提供するシンクタンク「日本医療政策機構」を設立し、活動しています。定期的に青山で朝食を囲みながら政策談議をしたり、「医療政策人材講座」というものを東京大学と始めて2年が経ちました。2月18日(土)には、国連大学で「日本の決断-国民が真に求める医療政策とは」というシンポジウムを開催しました。

安倍晋三官房長官もご挨拶に来て下さり、今このプロセスで重要な役割を担っているキーパーソンの参加を得て、有意義な盛会となりました。参加した皆さんも、どのように政策が作られ、選択され、導入されるべきなのか、理解を深められたのではないかと思います。こういったことがもっともっと広がることが、市民社会への第一歩なのです。

このブログの他にも、日本医療政策機構のサイトや、22日のブログでも紹介した言論NPOのサイトも時々尋ねてみて下さい。

 

日本人に特徴的行動

突然ですが、皆さんはグローバル時代の動向、行動原理はどこにあると思いますか?そして、日本人の行動原理はどこにあるのでしょう?

2月のはじめに行った言論NPOでの講演で、日本人に特徴的な、つまり、日本人以外にはほとんど理解できない「4つの常識」というものについてお話しました。皆さんも「なぜか?」をよく考えてみてください。

言論NPOは工藤泰志氏が主催している「シンクタンク」で、アジアとの連携等について重点的に活動をしています。支援している方も多くさんいらっしゃいますが、このよう活動をもっと広げていくために、まわりの知人にも紹介してください。