お知らせ

福島の原発事故から5年が過ぎました。

この機会に、国会の福島原発事故調の記録もあり、「規制の虜:グループシンクが日本を滅ぼす」という本を出しました。

その本について、河北新報『河北抄』(2016年3月23日夕刊1面)に早川論説委員が記事を書いてくださいましたので、紹介します。

http://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyou/20160323_01.html

3月11日、福島原発事故から5年、「規制の虜」を出版、そしてコーネル大学へ

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あの悲惨な東日本大震災と福島原発事故から5年の時が流れました。どの程度の復興が進んでいるのでしょうか?むずかしい問題ですね。

いくつかの原発が再稼働されていますが、すぐに事故とか、ちょっとしたことがいろいろ起こっているようです。

福島の原発事故も、この処理についてはこれから何十年もかかるでしょう。想像もできないような時間ですし、今でも、またその先にもいくつもの難問・難関があります。

この機会ですので、「憲政史上初めて」の国会による福島原発事故調査委員会の委員長を務めたものとして、「規制の虜:グループシンクが日本を滅ぼす」という著書を出版しました。書店でも、アマゾンでも購入できます。できるだけ多くの方に読んでいただけると幸甚です。日本の”将来”はいまのままでは厳しいと思います。

出版に先立って、日本記者クラブ外国人記者クラブで、記者会見を開催しました。これらはYouTubeでも見ることができます。

日本記者クラブでは、福島原発事故に関係した講演は今回で5回目なのですが、その都度のメッセージは、基本的に「変わる世界、変われるのか日本」でした。

その後すぐにIthaca(NY)にあるコーネル大学にいきました。ここのマリオ・アイナウディ国際関係研究センター(センタ―長は宮崎教授)による企画で、3月11日に合わせて、「原発事故から何を学んだのか」を議論しようという目的です。

議論の相手は、プリンストン大学のペロウ教授、ヴァージニア・ポリテクのシュミット教授1)です。こういう議論に参加するのは、いつも楽しいです。その後は、レセプション・ディナー。

翌日も日本からの学生、先生たちとの朝食。快晴の中、広いキャンパスを散歩し、夜は日本と中国からの二人のポスドクをディナーにお誘いして、いろいろと話を聞きました。

共通の話題は、日本からの学生も先生も、”数が少ない”ということでした。

世界は広いのです、若い人たち、もっともっとチャレンジしてください。世界のみんなが待っていますよ。

国会事故調の本「規制の虜:グループシンクが日本を滅ぼす」を上梓

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2011年3月11日の東日本大震災、そして歴史的に残る福島原発の大事故。あれからもう5年の月日がたとうとしています。

あの大震災と原発大事故の3ヵ月前には、今や世界を席巻している「アラブの春」が、チュニジアで始まったのです。

このアラブの春は、その後、北アフリカ、中東に広がり、今では、北アフリカやシリアから、欧州へ多数の難民が押し寄せるという、予想もしない状況となっています。

この5年の世界の大変化の中で、日本はどうなのでしょうか?

そんな思いもあって、「規制の虜:グループシンクが日本を滅ぼす」というタイトルで、福島原発事故から5年、私が委員長を務めた、”日本憲政史上初”の国会による、独立した「福島原発事故の調査委員会(通称「国会事故調」)」を通して、「あまりにも変わらない日本」について、この本を書き上げました。

3月10日に発売予定ですが、アマゾンから予約もできます

今日は日本記者クラブで、この本の紹介を兼ねて、記者会見をしました。

この本を、みなさんが手にしていただけると幸甚です。

医療政策サミット2016

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私の主宰する医療政策機構、英語ではHealth and Global Policy Institute(HGPI)恒例のサミットが、2月27日の昼から目黒の雅叙園で開催されました。会場は、この会合以外はほとんどが結婚式という、とても華やかで、しかも晴れやかな日和でした。

HGPIは、2015年度の世界シンクタンクランキングのグロ-バル・ヘルス部門で第6位 (p.92)、国内医療政策では第15位(p.90)と、独立系のとても小さな組織としては大いに健闘しています。スタッフみんなの頑張りのおかげです。

私は、前日、ロンドンから帰ったばかりでしたが、参加者の皆さんと、3つのパネルに登壇された方たち、そして素敵な司会による進行で、活気のあふれる午後のひと時となりました。

第1部は「医療の持続可能性」のテーマで、財務省主計官の宇波弘貴さん、厚生労働省政策統括官の武田俊彦さん、テレビでもおなじみのモルガン・スタンレーMUFGのロバート・フェルドマンさん、司会はHGPIの小山田万里子さんです。

厳しい財政、高齢社会に対して、日本の誇る公的医療制度は持続可能なのかについてのバトルでした。遠慮のない、オープンな議論が出来て、いい出だしです。

第2部は「グローバルヘルス、G7サミットとその後」がテーマ。東大の論客、国際派の渋谷健司さん、厚生労働省審議官、これも国際派の鈴木康裕さん、JICAの米山芳春さん、そして司会はHGPIのアン・スミスさん。

日本の今までのグロ-バル・ヘルスでの大きな貢献、今年5月に開催されるG7サミットのアジェンダ、これからのPPP(Public-Private-Partnership)では、例えばGHITファンドなど、日本を超えた連携の展開などの可能性と、広い分野での議論でした。

日本のG8、G7サミットでのグローバル・ヘルスに対する貢献は特に顕著であり、これをどう展開していくかが問われます。なにしろ、貧困と保健・疾病の問題は、今の不安的な世界の様相の底流に流れている大きな原因の一つですから。

第3部は「医療の未来」がテーマでした。最近、武田薬品に移った出雲正剛さん、PMDA安全管理官の俵木登美子さん、行動する武藤真祐さんという異色の組み合わせ。司会はHGPIの乗竹亮治くん。

出雲さんも、武藤さんも、日本の医師としてはかなり異色のキャリアですから、話もなかなか面白いし、グローバルな行動派ですので話も迫力があります。俵木さんは生え抜きの厚生労働省音キャリア技官で、はっきりしたメッセージです。

グローバルな活動の場から見えるコメントが多く、じわじわと「日本開国を」、といった大きな盛り上がりのような感じになりました。

応援していただいている多くの会員のメンバー、お客様などで、とても充実した時間を共有できたように感じられた一日でした。

いつもHGPIを支援してくださっているみなさんに心からの感謝です。

そしてHGPIのチームのみなさん、OB/OGの皆さん、インターン・学生さんたち、ご苦労様でした。

いずれ、HGPIのホームページにも、このサミットの報告が出ることでしょう。楽しみにしています。

ロンドン、WDCの新しい展開

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2013年、英国のG8サミットで始まったWorld Dementia Council(WDC)の活動については、ここでも何度か報告しました

2年が経過して、いつまでも英国政府だけの支援というわけにも行きませんが、とはいっても、これからの世界の大問題ということで、英国政府の強い支援はありますが、一応は独立した形に移行することになりました。

その会議がロンドンで開催され、私もその委員として参加することになり、アブダビからロンドンへ移動しました。何人かの新しい委員も加わり、共通の友人がいたりで、何となく嬉しくなります。

英国政府はEUに残るのか、離脱するのかの国民投票(Referendum)が6月に行われることになっています。キャメロン首相にとっても大事な時です。

一方、日本では5月にG7サミットがあり、日英の関係からも、認知症は大事なアジェンダの一つになるでしょう。

24日には、企業などが中心となってのCEOiという会合が行われました。多くの企業、財団なども集まり、充実した一日でした。特にBig Dataについては、いくつかの試みがあり、楽しみです。最近の日本でも、IBMの活動や、IBM Watosonとの提携の話題がニュースになったりで、活発な動きも感じられます。