ダボス会議、私のメッセージ

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例年のダボス会議がいよいよ明日から始まります。私は今年も参加しないのですが、Japan Timesで応援のメッセージPDF)を送りました。

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今年もジャパンナイトは賑わうことでしょうが、明日にはどこで何が起こるかわからない、極めて脆弱な世界のありようが、大きなテーマになるでしょう。

KPMGでの基調講演、茅野みつるさんと

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去年の11月27日の私のtwitterです。

「きょうの午前は、六本木ミッドタウンでKPMGのカンファ。第一日開幕は、まず私、続いて伊藤忠の茅野みつるさんの講演、そのあと二人で対談。とても楽しかったです。ところで、来ていただいた皆さんの感想はどうだったのでしょうね?ちょっと、気になります。教えてほしい。」

私の基調講演、続いて何年ものお友達の茅野みつるさんの講演、そのあと二人で対談。こんなすてきなプログラムで始まったKPGMの二日間のカンファレンス。

このような企画にお招きを受けてうれしかったです。まったく違った分野のお客さまたちですから。私は「急変する世界、日本の進路、あなたの選択」という題でお話をしました。

茅野さんの話、「自分の価値創造を考える」もとてもよかった。

これらを短くまとめた記録が、Webに出たのでご紹介します。
http://www.kpmg.com/jp/ja/knowledge/article/documents/near-future-japan-20150115.pdf

私も茅野さんも、家族と一緒に同じ時代にLos Angelesに住んでいた(もちろん茅野さんは小さかったですが)という共通点もあるし、ダボス会議でも何度かご一緒しました。

この二日間のKPMGカンファの内容はこちらで見ることができます。ちょっと長いですが。 http://www.kpmg.com/jp/ja/knowledge/article/kpmg-insight/documents/kpi_10.pdf

とても楽しめた講演会でした。KPMGと茅野さんありがとう。

お正月から出かける

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あけましておめでとうございます。

皆さんも、素敵なお正月をお迎えのことでしょう。
全国的には、かなり寒そうでしたが、東京あたりは快晴に恵まれたお正月でした。

このblogもすっかりご無沙汰していて申し訳ありません。まあいろいろあって、結構忙しくしております。

新春は、特に何かをしたわけでもないのですが、6日の午前は、去年にならってHarvard大学ビジネススクールの竹内弘高教授率いる40人ほどの大学院生に講演をしてきました。今年もなかなか楽しいセミナーになりました。

その後一度帰宅し、羽田からトロントへ向かいました。夕方、トロントに着いてディナー。外は寒い、風も結構ある。体感温度は-20°Cほどとか。

翌日は、朝からカナダの原子力規制関係者、電力会社関係者、また東大からMcMastser大学へ移ったShinya Nagasaki教授との面談。その後、この方たちを含めて20名ほどで12時からランチとRound Table Discussion。こういう形式は、なかなかよろしいです。

皆さんとてもフランクですし、議論を聞いていても、政産官の立場を超えて、みなさん真面目にエネルギー政策、原子力の役割とそのプロセス、国民の信頼と透明性の重要性、使用済み燃料処理等々を、オープンに議論されます。前向きに、しっかり考えている様子がわかります。カナダの原子力発電所は、TorontoのあるOntario州に集中しています。政治的にも州と国家との立場の違いなどもありますが、カナダの良い所を見たように感じました。

午後後半はTorontoの街中にある名門女子学校Havergal Collegeを訪問しました。120年前に、今でも先見性のある女子教育の高い目標を掲げたFrancis Ridley Havergalによって設立された学校です。

翌日はGairdner財団の委員会です。約6時間弱の委員会では、皆さんの発言はそれぞれけっこう意見が違い、またはっきりした物言いをする方も多いのですが、議論をしているうちになんとなく英知が生まれてくる。建設的なところがこのような会議の良いところです。意見、見解が違うところから、お互いに学ぶところが多くなることも 良い勉強になります。座長は大変ですが…。

夜は中山総領事の公邸でのディナーでした。ありがとうございました。

翌日は東京へ向かいました。多くの方たちにお会いでき、またお世話になりました。

なんだか、去年と似たような年初めとなりました。