ロンドンへ ‐2: Shakespeare’s Globe

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ロンドン3日目の5月1日、少々雨の降る、ちょっと寒い日となりました。

午前は、傘をさして、小雨のHyde Parkを20分ほど歩いて、Marble Arch近くへ。2年ぶりにSingapore勤務から帰国したばかりの英国人の友人のオフィスで1時間ほど面会。今年の初めに東京に支店を開設し、先日、東京の英国大使館でのレセプションでもお会いしたばかりですが、ちょっとゆっくり話をしようということになったのです。

昼に、Oxfordの大学院で政治学を学んでいる、国会事故調の英語版翻訳・編集チームに参加した二宮さんと落ち合いました。ちょうど修士論文を提出し、6月に最終試験ということです(この2年弱、このBlogの英訳は彼女の作品が多いです)。ここからChatham Houseに向かい、前任の駐日英国大使 David Warrenさんと1時間ほど、今年10月に東京で予定している会議の打ち合わせもしました。Warren大使は2週前にも東京に来られ、私のGRIPSを訪ねてくださったばかりですが…。その後、私も参加している「日本版NIH」会議の参与もしている水野さんが帰英したばかりということで、彼の所属するクラブでお茶。

夜はShakespeare’s GlobeEnglish)へ。

出し物は“Titus Andronicus”English)。Shakespeare作品の中でも最も残忍な復讐劇で、Warren大使も2日前にご覧になったとかで、しかも新聞によると観客の何人かが失神したそうだよ、と言われていました。

開演が午後7時30分、終わりが10時30分という3時間の長丁場。劇場は写真にもあるように、天井から雨が降り込む、窓も木の枠だけなので寒い。中央のステージの前の立見席(ここは6ポンドほど)の方たちはそれを承知で見ているという、いかにも英国らしいアレンジです。それにしても、皆さん、我慢強いですね。俳優さんたちもこのステージの前も使って舞台が進むので、それも楽しみなのでしょう。

二宮さんは帰りも遅くなりましたが、Oxfordへのバスは24時間運転されているそうで、これも学生さんたちのためもあるのでしょうね。

翌日はVirgin Atlanticで出発でしたが、空港での受付も、サービスも、ラウンジも、なかなか良かったです。