アフリカ支援の集まり、アニャンゴさん

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日本の企業、ゲイツ財団、そして日本政府が資金を出して、途上国の主要病気であるマラリア、結核、HIV/AIDS、さらにほかの主要な病気に貢献しようという企画が始まっています。Global Health Innovation Technology Fund1)です。私が代表理事をしています。

Malaria No More JapanHealth and Global Policy Institute、GHIT Fund の共催で、若い人たちを中心にキャンペーンイベントを開催しました。楽しく、しかもとても明るい雰囲気の集まりでした。

2年前、ナイロビでお会いした若いお医者さん、さらに杉下先生にもお会いしました。久しぶり、懐かしかったです。杉下先生は帰国されているのですが、ご家族はナイロビにいらっしゃるということです。

ニャティティというケニアの楽器は男性だけが演奏できるのだそうですが、その例外となったアニャンゴ(向山恵理子、ムコウヤマエリコ)さん(12)がこられて素敵な演奏と歌を聞かせてくれました。

日本の女性は強いですね。アフリカの音楽に魅せられて、一人でアフリカへ、そして世界へ。いろいろな苦労もあったでしょうが、女性で初めてこの楽器を演奏する許可を獲得したということです。

素敵な一晩でした。

アブダビへ、そしてカタール王妃の日本訪問

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4月20日にアブダビへ。Khalifa Universityの理事会、そして卒業式への参加です。今年の卒業生は350人です。この大学は理工系だけの大学ですが、多くの優秀な学生が集まり始めています。

卒業式はEmirates Palaceという豪華版です。学長のTod Laursenも着任して4年、初めて自分の入学時の卒業生を送る式でした。アブダビの皇太子殿下もご列席。自ら卒業証書を一人ひとりに手渡されます。それだけの思いがおありでしょう。

私は、その夜遅く、といっても翌日の早朝3時にドバイ発で関空へ。ちょうど日本訪問中のQatar国のMoza王妃をお迎えして、Qatar財団の御一行に合流しました。翌日は京都大学へ、山中伸弥さんのiPS研究センターへの王妃のご訪問に同行。さらに翌日は神戸の理研へのご訪問にも同行し、野依理事長をはじめ、お出迎えと調印式に参加しました。

アブダビもカタールも日本との関係は石油、ガスなどでしたが、この10年ほどは科学研究などを通じた人材の育成に力を入れています。今年の初めにはアブダビの大学の首脳と、日本のいくつかの大学との交流の機会が本郷の東大で開催されました。また、3月にはアブダビ皇太子も訪日。その際、東海大学の高輪キャンパスも訪問され、山下泰裕副学長と柔道の交流、またソーラーカーの共同開発も始めています。

この様な機会を通じて、中東の人材育成への機会が増えることは、アラブ首長国、カタールというと、ついついビジネスばかり考えがちな日本の政府や企業にとっても素晴らしいことです。

世界を広く感じ取れる人材の育成は、将来にとって、日本ばかりでなくどこの国でも、大きな中心的課題です。

日本の大学もそれぞれの特徴を生かして、多彩な交流を世界へ広げてほしいものです。

元気な若者たち

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先週は、異人・変人の集まるSONY CSL遠藤 謙くんが、為末 大さん、RDSの杉原さんの3人が訪れてくれました。彼がMIT時代から進めていた義足などの研究をさらに進めるために起業したことを伝えに来たのです。

彼はMITでPhDを取得、その時代からのお付き合いです。See-D1)などでも協力してきました。

地雷や交通事故などで義足を使っているインドなどの貧しい人たちの支援を進める一方で、パラリンピックの選手の支援など、人間の可能性をさらに高める試みを始めています。彼のMITの先生の一人が、ことしのTEDで驚異的な義足の機能を見せてくれているHugh Herrさんです。こんなことが可能になると、パラリンピックの選手のほうが五体満足のオリンピック選手を超える記録を出すことも可能になるでしょうね。最近話題のコンピューターとプロ棋士の将棋の試合のように。

そこへWHILLの杉江くんも、本拠地をシリコンバレーに移して以来ですが、遊びに来てくれました。これは日本を代表する4つの企業の若いエンジ二アたちが立ち上げたベンチャーです。そして彼から、特異な才能を秘めている、また普通の勉強になじまない子供たちの教育支援の活動をしているWINGLE1)の長谷川さんを紹介されました。

先日も紹介したばかりのTeach For Japanの松田くんも、朝日新聞Globeで紹介されていましたね。

いろいろなところに、行動する、素晴らしい人たちがいます。

ルワンダのジェノサイドから20年

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先日、Charles Murigande ルワンダ大使のお招きを受けて、大使館に伺ってきました。

満開の桜並木の世田谷深沢の大使館で1時間ほど、いろいろなお話を伺いました。

もっとも、私はルワンダにはまだ行ったことはありませんが、共通の話題12)もあります。

何度もお会いしているTWAS事務局長のRomain Murenziさんのことを持ち出すと、なんと、学校もとなりの席という長い間の友達ということでした。二人は、一緒に大臣を務め、また科学者でもあります。

20年前の4月、ルワンダの虐殺の悲劇が始まりました。悲しみを乗り越えて、すっかり様相を変えている新しいルワンダです。

いくつかの資料を持っていたのですが、去年9月、GRIPSの卒業式にもおられたそうで、私の祝辞にとても感動したと話してくれました。

いろいろなところで、お互いに共通の友人や物語があるのだなと感じた1時間でした。