世界との輪を広げる、活発な行動を、もっともっと

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東日本災害とその対応は日本の将来を決する大きな危機です。日本の持つ「強さ」と「弱さ」 がはっきりと、日本国内ばかりでなく、世界中に丸見えになっています。どの程度、日本の方達がそれらの「強さ」と「弱さ」のその理由や、背景を理解しているか別として、皆さん「何かおかしい」と感じているでしょう。フラット、情報の広がるグローバル世界にあって、「透明性」が信頼の元にあります。今回のタテ日本社会 (‘Japan Inc’) の対応は、1次情報、実際のデータをドンドンと出さないことにこそあるのです。だから、当事者達の対応が後手後手に回る、そのたびに信用がなくなっていく、国の信頼の低下という悪循環になっているのです。

民主制度が機能するには、広い範囲の国民に多様な情報が提供され、自分達の選択肢が与えられていることが必要なのです。

最近、ユニークな2つの機会に参加しました。

1つはWall Street Journal (WSJ) の編集長 Robert Thompson、東京支局長Jacob Schlesinger他のスタッフ、そして7人ほどの政産官学の「グローバル派の論客」をお招きした、という触れ込みでした。議論噴出、皆さん、グローバル時代に不適応症候群的とも思える日本のことを大変に懸念し、普段から行動している方たちです。会話は全部「off- the-record」ということでしたので、参加者の名前は出さないことにしましょう。

ところで、WSJ からは編集局長、日本支局長以外は数人のコアスタッフが参加ですが、皆さん女性ばかりでした。皆さん、素敵でした。やっぱり「これ」ですね。

もう1つ。日本で活躍している外国の方々が、「Giving Back to Japan」 と題して、日本にある各国の商工会議所(CCJ- Chamber of Commerce of Japan; 私は今年、米国商工会議所大使をしています、、)と、今回の災害で活躍しているいくつかのNGOが集まり、活動支援、ネットワークつくりの機会を作ってくれました。

私にもKeynoteのスピーチを、というありがたいことで、「Re-inventing Japan」というタイトルで、お話させてもらいました。この災害は「危機」であり、だからこそ、今まで言われていても出来なかった種々の「改革」ばかりでなく、この機会を捉えた、日本を大変革する「開国」する「機会」としなければ、お亡くなりになった方々に申しわけない、それには将来を担う若者への未来を作る機会を、「グローバル世界の市民Global citizen」(資料1,2)となることを基本にすべき、そして、そのような目的で設立した「Impact Japan」 を紹介しました。災害地の子供たちのためにいろいろ活動している方たち「KnK国境なき子どもたち」、「PA International」の方たちともお会いできました。

レセプションは大いに盛り上がりました。このような会合を、6ヵ月後に持つことになっています。

世界の皆さんと連携の輪をひろげよう、日本の将来を作る若者達のためにも。