「休学のすすめ」を実践する熱い学生たち

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今年の春から、あまりに内向きの日本の若者 (実はもっと上の世代が基本的に内向きなのですが、、、だから若者もそれを見ているのですが、、、) と、これからのグローバル世界の動きとあまりにもギャップのある日本社会の現実について繰り返し発信しているところです。これは私の友人の一人の石倉洋子さんも、彼女のBlogでしばしば発信しているテーマのひとつです。

今年になって、これからの学生さん、若者たちに「休学のすすめ」 (資料1)を話しています。

これに反応して行動する学生さんたちが出てきました。私の講演を聞いていたようですが、2人の学部4年生の学生さんからメールをもらいました。家族や先生、友人などからいろいろな反対や、自分の心の葛藤もあったけど、やはり1年休学して自分が考えていたことを今のうちに実行したい、というのです。

1人は女子学生で、中学生の頃家族で2年間住んだMoscowへ(ソ連邦終焉のすぐあとですね、大変なときです、、、) 1年戻って今のロシアの状況、人の変化、またロシア語も勉強したい、というものです。1人は男生徒でいろいろ考えて、ガーナに行って現地のNGOと仕事をしてみたいというのです。すっかり自分たちでアレンジしているのですね、しっかりしたものです。

そこで、急遽、この2人を文部科学省中川副大臣 (資料1) のところに紹介(Top写真)に行ってきました。履歴でわかるように、中川副大臣はなぜか大学はWashington DCのGeorgetown大学へ留学、そこで卒業という日本では異色の学歴ですから、直感的にこれらの若者の気持ちをご理解されるというのが私の期待です。文部科学省の多くの官僚達もこのような動きを歓迎していると感じます。

大臣とはいろいろ話が弾みましたが、2人の学生さんにとってはうれしい機会なったと思います。

女子学生は翌日Moscowへ出発というタイミング、男子学生は8月末に出発予定です。将来どんなキャリアを進み、活躍するでしょうか。少なくとも、世界から見る日本を感じ取る、グローバル時代にふさわしい感性、世界の人脈を持つ次世代の日本人の1人になることは確実です。楽しみです。