パリから-2

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L’Oreal賞の翌日は、朝からAmerican Hospital of Paris (AHP)へ。30余年、AHP理事を勤めているMadame Christiane Guerlainさん(有名な香水です)、いつもお会いしているやはり理事のJohn Crowfordさん、院長のDr BlochほかDrs Khayat, Bard, Matsushita, Mimuraなどと話を伺った後、主な施設を見せていただき、新しく設立された透析施設も訪問しました。去年秋からAHPに就任した三村先生Dr Mimuraの評判も上々で、皆さんも喜んでいるのがよくわかります。

午後は、Canadaほかの10人ほどでGlobal Healthについて2時間ほど電話会議、4時過ぎからSchlumberger社のParis 本社の技術担当の2人の役員(その1人、Ashok Belaniさんは最年少役員だとか、インドの方です)。知的で、興味ある話題に会話が弾み、日本とのグローバル課題への共同作業などの可能性など、いろいろ議論しました。30年ほど前からに日本に支社を設け、いろいろ活躍しています。

夜は、以前在日フランス大使館に勤務していたDrs Jean-Louis ArmandとYves Mieux、Dr三村さん夫妻たちと、最近人気の高いKGB 「Kitchen Galeise Bis」(資料1) (3、4週間前に予約がいっぱいになるとか)で食事。うわさにたがわない面白いメニュー、おいしい料理でした。そして、楽しい会話が弾みます。

翌日は日曜日。服部OECD大使公邸でお昼にお招きを受け、ゆったりとした時間をすごすことができました。服部大使とはVietnam大使在任中にハノイでアジア学術会議の際に大変お世話になりまし。今度も本当に久しぶりでしたが、ありがとうございます。

Musee Bourdelle資料1) で「Isadora Duncun」の展示をしていたので、時間をすごしました。小ぶりですが、きれいな美術館です。DuncanはSan Francisco生まれ、主としてヨーロッパ、ロシアで活躍、きわめてunconventional dancerです。さしあたり、今風でいえば「風変わり、スキャンダラスな女性」と言われているところでしょうか。彫刻家Rodinとその親友の画家Carrie (資料1)などとも親交があり、Isadoreを表したRodinの彫刻、CarrieやBourdelleのデッサンがいくつか展示されていました。RodinとCarrieはとても仲がよく、この2人については「Molecular Imaging」についての基調講演とその骨子をエッセイで紹介したことがあります。

翌日の昼にCharles de Gaulle CDG空港を出発、LondonのHeathrow経由でGhanaのAccraへ向かいます。

Parisはいつでも美しく、たくさんの見所があり、魅力的な都会です。

2週間を超えるAfricaの2つの国、Parisでの仕事もあり、Franceでは久しぶりに個人的な楽しみの時間もできた旅です。