アジアの医学生たちへ: 若者へのエールと3つのスピーチ

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AMSC(Asian Medical Students Conference)というアジアの医学生たちの集まりがあります。毎年、会議を開催し活動を展開していますが、私も過去3回ほどお招きを受け参加しました。毎回とても楽しいです。私はこういう若者主催の会が大好きです。みな将来を担う人材、人財ですから。今年は第29回で、東京で開催され、閉会式でお話をさせてもらいました。400人ほどの参加だったそうです。私の話の要旨は、この29年間に起こったものすごい変化とグローバル化時代について、そして「3つのスピーチ」の話をしました。

3つのスピーチの話とは、webでも観ることのできる3つの講演、Steve Jobsが2005年にStanford大学の卒業式で行ったスピーチ(この機会に集まった皆さんにとって、この会での1週間がキャリアの「dot」のひとつになるだろうことを楽しみにしていると伝えました。)、Bill Gatesが2007年にHarvard大学の卒業式で行ったスピーチ(世界の、そして社会の不平等“Inequity” への認識、意識について。)、そしてRandy PauschのCarnegie Mellon大学での「Last Lecture」(子供のときからの「夢」、多くの問題を抱えてもみんなが医師になることへの「夢」を持っていたことを忘れないようにということ。参考 1 , 2 )です。

皆さんもwebでこれらのスピーチに触れてみてください。それぞれがすばらしいスピーチです。Pausch教授の「Last Lecture」は本にもなり、つい数日前に日本語訳本も出たそうです。

この会を組織した学生の皆さん、ご苦労様でした。本当にすばらしい会議でしたね。