野口英世アフリカ賞

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28日、TICAD 4の1日目の夜、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、第1回 Hideyo Noguchi Africa Prize賞の授賞式が行われました。受賞されたGreenwood、 Were両博士とも実にすばらしく、しかも野口英世の精神をそのまま具現化するような方たちです。とても謙虚で、気さく。夫婦共に支えあい、助け合い、40年も前から30年以上にわたって、アフリカという地でここまでの仕事をされたことは本当に畏敬の念を禁じられません。私はこの選考委員長として、世界に誇れるすばらしい選考結果となったことを、心の底からうれしく思います。

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アフリカから40ヵ国を超える元首と政府の長が参加され、本当にお二人のお人柄を表すような清清しく、気持ちのいいレセプションでした。

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小泉元総理はこの賞の創設者としての挨拶をされ、「今日、ここの会場の皆さんの上に野口博士の魂が降りてきているようだ。」といわれましたが、後で聞いたところでは、原稿にもなかった即興だったのようです。うまい表現ですね。会場全体に、本当にそんな雰囲気がありました。

翌日の午前は青山の国連大学で、ご両人の講演会がありました。NHKの道傳さんの司会で、私とお二人のパネルもあって、これもよかったです。その後、皆さんで猪苗代の野口英世の生家訪問へと向かわれました。猪苗代での歓迎も盛り上がったようです。会津若松市長の菅家さんのブログ5月29日30日)にその辺のことが書かれています。野口英世の生い立ちなど現地で改めて知ったこともあったでしょう。受賞者やそのご家族の皆さんも喜ばれたようですね。

また、アフリカがちょっと近く感じられたひと時でした。

アフリカ週間:Jeffrey Sachs、Bono、Tony Blairとの一日

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私も手伝っている「Table For Two」の活動広報の集まりが、Jeffrey Sachsをお迎えして議員会館で開催されました

このような社会起業家の活動が日本発で世界に広がって、世界の一方で起こっている食糧不足と、他方で起こっている過食の問題に対する一つの運動になることはすばらしいことです。皆さんも参加しましょう。

午後は慶応大学へ。今年は150周年でいろいろな行事が開催されています。ロックバンドU2のBonoさんの法学博士号の授与式(写真1~3)、そして授与記念講演がありました。授賞式会場は福沢諭吉が推進した演説の講堂で、慶応でも由緒あるところです。今回、Bonoさんから招待を受けたのですが、彼とは今年のダボス会議で会って から、緒方貞子さんたちのお手伝いをとおして協力しているのです。

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写真1 法学博士授与式のBonoさんと安西慶応義塾長

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写真2 Bonoさんと

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写真3 Jeffrey Sachsも参加

この講演は慶応大学の渋沢栄一記念寄付講座の講演シリーズで、「Civil Society」の動きを推進するものです。

その後、先日ご報告した前英国首相Tony Blairのスタッフと会って打ち合わせ

全てが今週から横浜で始まるアフリカ開発会議(TICAD)と、7月の洞爺湖G8サミットに関するものです(参考)。日本に対する注目度、期待度は非常に高いのですがね。

教育でも独自の強みを生かす

わたしは成蹊学園に6年間在学し、中学高校を卒業しました。英国のPublic Schoolをモデルに100年前に作られた学校で、リベラルな、でも規律のある校風です。Public Schoolの雰囲気は、60年前に出版された、池田潔慶応大学教授の「自由と規律」 をお勧めします。もちろん日本での事情は大いに違いますが。

最近、母校へのメッセージを書きましたので、紹介します。

 成蹊学園広報 2008 Spring
 (成蹊学園広報のウェブサイト「SEIKEI WEB MAGAZINE」はこちら)

G8環境大臣会合で開会の基調講演

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5月24日に神戸で行われたG8環境大臣会合で開会の基調講演 を依頼されました。大変名誉なことです!しかしそのあと、頭の痛いことに日本語、英語、仏語、中国語、スペイン語の同時通訳が付くと言われてしまいました。そこで、英語で原稿を作り、英語で話すことに決めました。

同時通訳でスピーチを聞くといつも思うのですが、翻訳という作業の性格上、実際のスピーチよりもやや遅れがちだったり明らかにいくつかの言葉が省略されているために翻訳の精度に疑問を感じたりして、聞き取りにくくフラストレーションが溜まります。とはいっても、当然のことながら、数ヶ国語に精通でもしていない限りこのプロセスは国際会議では避けて通ることはできません。

そこで考えた末、スピーチの作成・校閲・読み直しを自分でしてから、原稿を通訳の方々に送る際に「私はこの原稿をそのまま読むので、あなた方はそれぞれの言語に翻訳して読んでください。勿論、パワーポイントは使用しません。」というメモをつけました。

写真 1 ・ 2  会場の雰囲気 Dsc_0247g8kobe05240801_2

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話し終えた後にUKのHilary Benn環境大臣が演台に近寄っていらして、私の講演が大変よく練られ、構築され、話されていて感心したとお褒め下さり、とても嬉しく思いました。イギリスの要職にある政治家であり正真正銘の英語のネイティブスピーカーからそのようなコメントを頂くとは!感激です。Benn大臣とはしばし演台で会話がはずみました。

このような光栄な場を与えてくださった鴨下環境大臣に感謝します。それにしても3日間という長い会期は参加者の方々にとって大変だったことでしょう。私は講演の後すぐに東京に戻りました。皆様も良くご存知のIPCC議長Dr. Pachauriにお会いするためです。私たちはこの2月にもNew Delhiでお会いしました。

「グリーンIT」講演からのメッセージ

ITも多くの電力を使います。サーバーであり、ルーターであり、端末です。また、発熱を冷やすのに使う電力も大変なものです。モーターも多くの電力を使うのです。こういったことについても色々と工夫や新しい技術開発などが行われています。

このような背景から、第4回の日経環境シンポジウム「経済と環境の共生を実現するグリーンIT投資」が開催され、基調講演をさせていただきました。その記事が3月26日の日経新聞朝刊(24面)に広告特集として掲載されました。基調講演の概要も掲載されましたのでご紹介します。

1時間の講演でしたが、大事な点は「2050年までに食料とエネルギーの輸出国になろう(この2つがいつも国家の存続と独立の基本であり、争いや戦争の原因になってきたのです)というぐらいの大きいな国家ビジョンを、政治のリーダーシップで打ち出し、国民と共有することだ」という点です。そこからの社会構造、政策を変え、グローバル世界の“日本”を打ち出していかないといけないということです。

今までの既得権のある人達やその業界自体がその既得権にしがみついて抵抗する、だから変われないのが今の日本です。グローバル世界は日本がどうなっても、どんどん変わっているのです。

 地球温暖化、環境技術、そして日本(PDF)
 出典 2008年3月26日(水)24面より ※広告特集に掲載されました