ダボスから、その3

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25日は朝早くからゲイツ財団のDr. Tachi Yamadaと2月に行う東京での会議の打ち合わせ、そしてこちら側の打ち合わせと忙しい午前でした。

午後はイノベーション関係のセッションと、プレナリーの「開発のドライバー」の最初の少しだけ出席。昨日紹介したMs. Nooyi(Pepsi社長)の司会で、Bill Gates、Gordon Brown英国首相、Zoellick世界銀行総裁、Treschow Uniliver会長、そしてTrevor Manuelで行われていました(写真1、2)。

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写真1 左からGates、Brown、Nooyi、Zoellick、ManuelとTreschowさん

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写真2 司会のNooyiさん。

最初のちょっとだけというのは、緒方貞子さんとBono(写真3)、それと日本の有力者で、Africa開発、TICAD、G8サミットと世界からの期待に対して、どのように日本の意識を国内外に示し、行動に移せるか、というテーマで応援団的なセッションがあったからです。トヨタの奥田元会長、塩崎恭久さん、川口順子さん、UNESCOの松浦事務局長、小宮山東大総長などが参加されていました。昨日もBonoのスタッフと会って話しましたし、これからもいろいろと協力し合うことになると思います。Bonoは緒方さんをとても尊敬していて、Africaにおける日本のODA活動は長い歴史があり、欧米のそれとは違って、とても上手くいっていることなど、よく知っています。今年は日本にとって大事な年で、そこに何ができるか、実に真剣に考えています。しかし、いろいろな活動があるものですね。教えられることも多いです。日本で行ったコンサートでは3日間で12万人が来てくれたとか(コンサートでもいろいろな工夫を仕掛けていたようですね、後で聞きました)、皆が何が出来るのか考え、とても情熱を感じるけど、でも政治のレベルでは内外に知られていないことなど、考えてくれていました。

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写真3 会議前のBonoと

また、BonoやGoreをサポートしているSun MicrosystemsのJohn Gageも参加していました。彼とはこの4年ほど、毎年ここダボスで会っています。

皆さんも考えてくださいね。一緒に広い世界へ思いを広げて活動しましょう。

去年の報告にも写真をつけて紹介したGoogle創始者のLarry Page(気候変動やglobal healthなどにもとても関心が高く、Google Foundationも立ち上げ活動しています)、そしてYouTubeのSteve Grove(写真4、5)ともばったり。

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写真4 Larry Page、Steve Groveと

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写真5 一ツ橋大学の竹内弘高さん、ダボス会議のWorld Economy Forum事務局の土屋君、Larry Page、Steve Groveと

(土屋君とSteve GroveはHarvard Kennedy Schoolで一緒だったそうです。だから面白いのです。個人力ですよ、グローバル時代の価値は。)

今夜、総理がZurichに到着されます。明朝、当地に入られ、Blair、Bono、Gates等と会談、そして演説。その後は財界の方たちと昼食と、スケジュールがみっちり詰まっているそうです。演説の原稿を総理自身が本当に気に入っているのか、個人的にはちょっと懸念はありますが、準備された皆さんご苦労様でした。結果は世界の評価です。さて、日本ではどう報道されるでしょうか?外では?表に出ない評価は?

夜は、ASEANのレセプションで沢山の人たちと会いましたが、結局いつものメンバー、Victor Chuさん(彼はどこに行っても顔が広い。仕事とはいえ海外は1年のうち250日以上のようです。すごいエネルギーですね。)とJohn Gageとで隣のホテルのバーへ。そこでHarvard Business SchoolのMichael Porterが合流して楽しい時間をすごしました。これがダボスの楽しさです。

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写真6 Chuさん、Gageさんと

夜11時から、インドが主催する“Bollywood Party”に来てくれと誘われていますが、さてと・・・。