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「イノベーション25」の中間報告を読まれた方も多いと思います。中心はなんといっても人作りです。グローバル時代に 「大学改革待ったなし」というメッセージは、当面の重要政策事項として定めてあります。「官邸―内閣府」とリンクしているイノベーション25のサイトにもありますが、財政諮問会議も同じ意見で「骨太政策」には「学部入り口の文系理系廃止」、「入学試験制度の見直し」等が書かれています。別にアメリカのことを言うわけではありませんが、英米や他の国ではどの程度、一斉の大学入学試験があるという認識なのでしょうね?また、大学教育の中心では「リベラルアーツ教育と専門教育」などが検討項目に入るでしょう。

偶然ですが、時を同じくして、おなじみ出口さんのDNDでは、原山さん橋本さん塩沢さんが「文系理系」という同じテーマで侃々諤々の様相を呈しています。お互いに触発されてですが、素晴らしいことです。大いに議論を盛り上げて欲しいものです。万機公論に決すべしです。経済界からも似た視点からの提言がされています。経済同友会の今年3月の政策提言を参考にしてください。

日本中がこのような方向に向いているのですが、当事者である大学は、どのような反応をするのでしょうか。今までの制度に慣れてしまっているし、自分達の利害を考えると、どうでしょうね。「そんなことはできない」と言ったり、リベラルアーツの定義などの各論に何年もかけてできない理由を考えるよりは、知恵を出して、できるところから思い切って前進することです。大学は教授のためにあるのではなくて、将来の人材のためにあるのですからね。ここが大学人の知恵の出しどころです。見識を問われるでしょうね。

3月3日のブログにも書いたように、世界トップの大学の思い切ったメッセージなどを見れば、日本の大学改革は待ったなしなのです。大学人たちが自分たちの思い切った決断で、改革を進めてほしいです。私立大学は言わずもがな、法人になった国立大学も自由度は高いのですから。

2月27日に行われた経済財政諮問会議の資料からもわかるように、教育改革会議でも大学改革への認識は同じ報告です。楽しみですが、たいした改革にならないのかな?と心配でもあります。文部科学省にも、大学に任せっぱなしではなく、しっかりと工夫して取り組んでもらいたいです。大学は本来、独立性が高いはずですし、そうあるべきですが、日本の歴史背景もあって大学が当局ばかりを向いてしまっている。致し方ないことですけどね。


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