Gateway to India

日本でもインドへの関心が高まってきているように感じませんか?

9月7日に、インドから3人のお客様を迎え、立命館大学アジア太平洋大学学長のCassim氏と相談して企画した、「Gateway to India」というシンポジウムを立命館大学の素晴らしい会場で開催し、大勢の方が来場されました。9月8日~9日に日本学術会議が開催した「Global Innovation Ecosystem」のサテライトとして企画したものです。

Cassim氏については何回か紹介しています。スリランカ出身で日本にはもう20年以上いらっしゃいます。立命館大学アジア太平洋大学は、日本で唯一の本格的で、しかも実際の内容も完全国際化している唯一の大学と言えます。

この「Gateway to India」では基調講演に日系3世の米国人「はね(羽根)」氏をお呼びしました。私の友人でもあるHaneさんは、Clinton政権時、ホワイトハウス科学技術政策の国際戦略担当のトップであり、また国家安全保障委員会の科学技術担当責任者も歴任された素晴らしい方です。政権交代以後は、ベンチャー投資の目的などで時々来日されています。

インドからは、政治学者Chellaney氏(昨年、アジアの安定をテーマにした学術会議開催の国際会議にも招聘しています)、歴史学者で芸術家Jafa氏、教育学等のGupta氏(今年4月のNew Delhiでのアジア学術会議でもお会いしました)をお招きしました。日本側の参加者も、立命館大学政策科学部教授の佐和隆光氏、法政大学経済学部長・教授の絵所秀紀氏、元インド公使で日本学術会議事務局長の西ヶ廣渉氏と、論客ばかりでしたので、議論も活発で大変よかったです。

ちょうど東海道新幹線社内誌『Wedge』の「読書漫遊」に、私がインドに関する3冊の本を紹介した「インドの深みを知り 日本を見つめ直す」が掲載されています。こちらも是非読んでみてください。

WEDGE_「インドの深みを知り 日本を見つめ直す」.pdfをダウンロード