先週の20日と今週の23日の2度にわたり、日本学術会議改革法案についての衆議院文教科学委員会が開催され、私も「参考人」として呼ばれました。

与党、野党委員ともに学術会議の改革には理解を示していました。学術会議のこの5年の国際的活動や、先日2月5日の国連で私たちの報告書が、Kofi Annan事務局長の招待で発表されたことなどを引き合いに出しながら、これからの科学者コミュニティーと21世紀の世界的課題等について答弁しました。結局(珍しい事だそうですが)、全員一致で承認という事になり、23日午後の衆議院本会議で満場一致で承認されました。来週にも参議院での審議になるでしょう。よい経験をしました。

ところで、日本学術会議は何を、という質問はよくありますが、このサイトを見てくださる方たちは「学術の動向」などの誌面からも少しずつご理解していただけていると思います。これからの国際的課題について等、科学者たちの社会的責任が問われているのです。このような活動の一例が、私のコメントも含めて「Science」(3月12日号)にも報告されています。また、20日の衆議院の委員会には「Nature」のDavid Cyranoskiさんも傍聴に来てくれました。近く記事が出るのでは、と期待しています。「Nature」では「日本の科学特集」を企画していて、こちらも近く出版されることと思います。

今日は東海大学医学部の卒業式。夜は謝恩会があリました。このクラスの学士入学の人たちとは「医学生のお勉強」を作った私の仲間であり、なんとしても出席しなくてはと思っていたのですが、昼間は内閣府の会議、夜は年度末ということで小泉首相と総合科学技術会議議員(私もそうなのですが)と総理官邸で夕食という事になり、この大事なお別れに出席できませんでした。メッセージは代読してもらいましたが、出席できずとても残念でした。

今年医学部を卒業される皆さん、研修先も決まり、国家試験も終わり、しばし来た道を振り返りつつ、これからの研修と医師としての生活への期待(と少しの不安)にゆっくりと思いをはせてください。そして、しばし、桜と春を楽しんでください。

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