日本医師会の選挙について

以前から書いていますが、今のそしてこれからの日本の医療制度はかなり危機的状況だと思います。

研修制度の必須化の影響で、(今までみんな知っていたけど誰も何もしなかった)医局による医師の出向人事や地方の医師不足問題、それに対する医局への金銭のやり取りなどが毎日のように新聞をにぎわせています。これらは、研修制度の必修化という制度変更の下で、全てが表にでるようになったということです。

これは大変なチャンスなのです。もっとしっかりとした将来への医療制度を提言、構築し、毎年、何のために、そしてどんな政策を導入するのか、国民的議論にするべき時なのです。その場、その場の手当てでは決して解決に結びつかないのです。今が国民のより広い理解と支援を得るよい機会です。

ところが、この大事なときにその中心的な役割を果たすべき日本医師会は4月1日に会長選挙が行なわれます。4人の候補者が立候補し、誰がなってもそれぞれ立派な方たちですが、長期的な政策の立案と普及させる戦略等を考えられるしっかりとしたリーダーが出てこないと医療は後退してしまいます。医師免許の更新、勤務医が参加しやすい会費とプログラム、活動、医師の質向上への社会に理解される広報戦略等々です。もし日本の医療が後退してしまうと、回復するには10~20年かかるかもしれません。

医師会も「全国区」という考えで全員が一致団結するべきです。執行部も「全国区」にしなければ、益々弱体化し、日本の医療はかなり荒廃すると思います。

せっかくのチャンスだというのに、こんな事ではかなり心配です。


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